LIFE

産前・産後の暮らしの些細な変化

“子供が一番可愛い時期”とは?上位3つの説を発表!

  • 高見澤恵美

2017.03.29

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イラストレーション/烏山ミライ

LEE世代のママより、「11か月の娘を連れて街を歩いていると、年配の方から『今が一番可愛い時期ね。もうちょっとすると憎たらしくなるから、今のうちよ~』などとよく声をかけられます。
わが子は産まれてから今まで、ずっと可愛さピークに思えるのですが、ふと、一般的には子供が一番可愛い時期っていつなんだろうと……と気になり始めました」という声が寄せられました。

同様に、「新生児期の息子。先輩ママに『まだ“寝んね”で大変な時期だよね。これから声を出して笑ったりするようになると、可愛くなって育児が楽しくなるよ~』と助言されました。
息子は既に可愛くて、これ以上可愛くなるなんて想像できないくらいなんですが、子供っていつ頃が一番かわいいものでしょうか?」という質問も。

個人の感じ方や、子供の個性などにより回答に差が出てくるものでしょうが、疑問に答えるべく、世のママたちを調査してみました。

「1歳半~3歳」説

特に赤ちゃん~小学校入学前の子を持つ世代からもっとも回答が集中したのは、スラスラと話し始める前(1歳半~3歳)の時期。可愛さのポイントは「たどたどしい言葉遣い」でした。

1歳半~2歳

「1歳半~2歳が一番可愛い時期だったかな。とてとて歩く感じとか、しゃべり始めのかたことの感じが愛らしかった。2歳に入るとイヤイヤ期突入で、親側に精神的な余裕がなくなった気も」(娘3歳の母)

1歳半~2歳

「言葉が早かった娘。3歳で親の言い間違いなどを鋭く指摘するように(笑)。1歳半~2歳のたどたどしい言葉づかいの頃がなつかしい……。
服のサイズも80~90で、シルエット的になんだか可愛かった! ロンパースとか、もう着せられないのか~と思うとちょっと寂しい」(娘4歳の母)

2歳~3歳直前

「2歳~3歳直前の今、すごく可愛いと思う。いろんなことを自分の力でやろうとするんだけど、でもまだできなくて、という感じがすごくいじらしい!
上の娘も同じくらいが可愛かったかな。4歳になると、さらにできることも増えてちょっとクールにもなり、頼もしい印象。『可愛い!』っていうのとは、ちょっと違う感じです。
母に『子どもは3歳までに一生分の親孝行をしているんだよ』と言われたのも、納得でした」(息子2歳の母)

1歳半~3歳

「1歳半~3歳はピュア! アミューズメントパークに連れていっても感激して叫びっぱなし。
4歳になったら、ポップコーンを食べながらパレードを眺めていた……。大人のような余裕を感じましたね」(息子4歳の母)

「4~6歳」説

続いて目立ったのが、「4~6歳」のゾーン。赤ちゃんの雰囲気を残しつつも、しっかりしてくる時期。

4~5歳

「3歳までは密室育児で私自身が孤独を感じていて、仕事の復帰も重なり、子供の可愛さを感じる余裕がありませんでした。
でも息子が4~5歳になると、可愛さのビッグウェーブが! たどたどしい話し方なんだけど、ママ大好きな様子がとにかく愛らしくて!服やらおもちゃやらを買いまくって貢ぐ“チビ彼氏”状態でした(笑)。
下の子が産まれた今は、再びそんな余裕もなくなりましたが……」(息子6歳の母)

4~6歳

「ずっと可愛い息子ですが、4~6歳の頃は鉄道や恐竜の知識がものすごく、一気に頼もしい存在に。
その一方でママにベッタリ期でもあり、会話するのも楽しいし、ベタベタするのも楽しいしで、可愛かった~。
小学生になって野球チームに入ると、ママ離れが加速……。男の子は抱っこできる時期が短いんだなぁと学びました」(息子9歳の母)

5歳

「この春に年長に上がる5歳の次女。女の子は成長が早いのか、大人のような会話もするのですが、まだ指を吸ったりと赤ちゃんの可愛さが残っているところがなんだか愛おしい。
小学3年生の長女はもうそういう可愛い時期は過ぎてしまって、ちょっとさびしい。
やっぱり小学校入学前が『とにかく可愛い!』と言える時期かなぁって思いますね」(娘5歳の母)

「いくつになっても“今”が最強」説

最後にもっとも多かった意見を。子供の年齢に関係なく、もっとも多かった回答は、「その時々可愛いので、決められない」「今が一番!」といった声。

「1歳半~3歳」説、「4~6歳」説は、小学生までの子供を持つ親から多く寄せられましたが、中学生以上になると、「今が一番」という声が大多数でした。

15歳

「娘は産まれた瞬間から中3になるまで、ず~っと反抗期(笑)。赤ちゃんの頃からありえないレベルでカンが強くて、24時間、私が抱っこしていないと大号泣。余裕を持って育児できるはずの二人目だったのに、“地獄”でしたね~。
そんな娘だけれども、私にとってはとにかく最高に可愛い存在。特に寝顔がヤバくて、スヤスヤ寝ている顔(しかもいまだにおっぱいを吸う口の動きをする!)をみると疲れが吹っ飛ぶし、今でもついスマホで隠し撮りしてしまうほど(笑)。世話の焼ける子ほど可愛いというのは本当でしたね」(娘15歳の母)

30代

「赤ちゃんは存在自体が可愛いのは当たり前。生物的な可愛さ。昔は、赤ちゃん時代が可愛さピークだろうと思っていましたが、子供が成長するにつれ、考えがだんだん変わっていきました。
今、子供たちは30代ですが、やっぱり今が一番可愛い。愛情は日に日に増すものですよ」(息子33歳、娘30歳の母)

30代

「多少無理をしてでも孫の面倒をみたいと思うのは、可愛い娘の力になりたいと思うから。
赤ちゃんの頃は赤ちゃんのよさがあったが、大人になった娘にはもっと深い愛情を抱いていると感じる今日この頃です」(娘33歳の母)

40代

「幼い孫たちはそりゃあ可愛いけれど、孫よりもかわいいのは子供。世界中の誰よりも大切な存在は?と問われたら、即答できる。わが子はいくつになっても可愛いです」(息子43歳の母)

なんだか目頭が熱くなるコメントが続々……。「赤ちゃん時代が一番!」と思っていた人にも、子供の成長に伴い、些細ながらも喜ばしい心境の変化が訪れることもあるようですね。

子供が最高に可愛い時期は、一生続く、かも。そう思うと、子育てが俄然楽しく思えてきそうです。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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