奥深い「塩」の選び方

使いこなせば料理が変わる!?/ ソルトソムリエに聞く『塩の話』 第1回

世界中から塩、約360種類が集るお店

 

身近な調味料『塩』。

毎食、どこかで使われていると言っても過言ではありません。昔から世界のいたるところで作られている塩は、欠かせないものですよね。でも、塩の種類や味の違い、食材や調理法によってどの塩を使うのがベストなのかなど…意外と知らないことが多いと思いませんか?上手に使いこなして、料理の腕を上げたい!

そこで今回は、沖縄発の塩専門店『塩屋(まーすやー)』麻布十番店のソルトソムリエ片野晃さんに、塩についてのあれこれを教わってきました。まず第1回めは塩についての基礎知識を学んでみましょう。

 

『塩屋』で取り扱っている塩は、なんと約360種類!このお店を運営してるのは、宮古島の〝雪塩〟のメーカーです。「塩についての正しい情報を発信して、塩を使い分けると料理はもっとおいしくなるということを知ってもらう場所を作りたい」という思いでお店をオープン。

 

他メーカーの塩もたくさん販売していて、中には親子で生産している小さな製塩所のものも。分け隔てなく、世界中の様々な塩を扱って、〝世界の塩が集まる店舗〟を目指しているのだとか。

 

 

ソルトソムリエの片野晃さん。塩への探求心はソルトソムリエの中でもピカイチで、有休を取って気になる製塩所を回るほど、塩が大好きだとか。百貨店などから講座の依頼も度々あるそうで、塩の素晴らしさを多くの人に伝えています。

 

 

上紙「片野さん、ここにはテイスティングコーナーがあるんですね。これだけあるとテンション上がります!」

 

片野「はい!気になるもの、どんどんお試しください。いつもはどんな風に塩を選びますか?」

 

上紙「う~ん…友人が使ってたからとか、パッケージがおしゃれとか…。本当は味で選びたいと思うのですが、味の違いがどんなものなのかわかっていないんです(笑)」

 

片野「そうですよね、なかなか味を比べて購入する機会が少ないですよね。結構個性があるものなんですよ」

 

上紙「よく見ると色や粒の形、大きさもいろいろありますね。(いくつか試食して)わ!全然違いますね。しょっぱ味がまろやかに感じたり、苦味が心地よかったり…。こんなにも違うとは!」

 

片野「産地や製法の違いで、見た目も味も違ってくるんです。同じ製塩所でも作る時期によって微妙に味が違ってくることもあるんですよ」

 

塩の原料は大きく分けて3つ

 

片野「塩は原料の違いで、大きく3つに分けれらます。〝海水塩〟〝岩塩〟〝湖塩〟です。3つのうち、どれがいちばん多いと思いますか?」

 

上紙「海水塩でしょうか?普段よく見かけるのは海水塩が多い気がします」

 

片野「なかなかするどいけれど、残念!実は岩塩がいちばん多くて全体量の6割を占めます。日本には岩塩層がないので、国内で流通しているのは全て外国産なんですよ。だから上紙さんの言う通り、スーパーなどでは国産の海水塩の取り扱いが多いんでしょうね」

 

上紙「なるほど」

 

片野「海水塩は3割で、残りの1割が湖塩」

 

上紙「湖塩って聞きなれないのですが…」

 

片野「簡単に言うと海水塩と岩塩の中間なんです。産地としては南米ボリビアにあるウユニ塩湖が有名で、氷河から溶け出した水が土地の塩分を溶かしながら低地に溜まって湖ができたと言われています」

 

塩の分類がわかったところで、味について学びましょう!

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Writer Profile

上紙夏花

ライター

Natsuka Uegami

1977年大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子6歳&1歳。

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