LIFE

初めての「雪育」

【第5回】乳幼児連れ専用ルームも。親子スキーを安心して楽しめるホテル

  • 相馬由子

2017.02.20

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これまで4回に渡って連載してきた「初めての雪育」。最終回は、今回宿泊した「星野リゾート トマム」のホテル内の施設をご紹介します。靴を脱いでくつろげる赤ちゃん連れ専用の客室から、ファミリーラウンジ、レストランまで、ファミリーに嬉しいサービスや施設が揃い、安心して過ごすことができますよ。

低床ベッドで添い寝も安心の「ままらくだルーム」

乳幼児連れ、特にオムツがまだ外れていない時期は、旅行に行くにしても何かと気を使うし、心配事も多いもの。私も2~3年前くらいまでは、旅行に行くのが面倒で、あまり出かけない時期もありました。星野リゾート トマム内の2つのホテルでは、そんなファミリーが安心して過ごせるような工夫がホテル内のあちこちに!

画像提供:星野リゾート トマム

まず1つは客室。赤ちゃん連れファミリー専用の「ままらくだルーム」は、靴を脱いでお部屋で過ごせるようになっているので、ハイハイ期の赤ちゃんがいても安心。

さらに、ザ・タワーの「ままらくだルーム」は、添い寝しやすいように移動できる低いベッドなので、2つのベッドをくっつけて、真ん中に子どもを寝かせることも。ホテルだと、靴を脱いで上がれる部屋は少ないですし、ベッドも家庭で使うものより高さのあるものが多いので、これは嬉しいですね。

ちなみにリゾナーレトマムは全室広さ100平米のスイートで、展望ジェットバス付きの贅沢さ

乳幼児連れファミリー専用のアメニティも充実

ままらくだルームには、専用のアメニティも充実しています。例えば、踏み台や補助便座、オムツ用ゴミ箱、ベビーチェア、哺乳瓶消毒ケース、温度調節付きポット、おもちゃなどなど。旅先にまで持っていけないけど、あったら嬉しいものばかりですね。

予約の際、ままらくだルームが空いていなくても、一部のアメニティを別の部屋に用意してもらうことは可能だそうです(数に限りがあります)

さらにホテル内にはおむつステーションが設置されており、そこからおむつを自由に使うことができるのです。おむつはスーツケースの中でかなりのスペースを占めますので、これは嬉しい! おしりふきや、ベビー用シャンプー、ソープなども借りることができます。

雪遊びに飽きたら、絵本を読みながらゆっくり過ごせる

各ホテルの1Fにある「ファミリーラウンジ」もぜひ使いたい施設の1つです。子どもと一緒に靴を脱いであがり、遊んだり本を読んだりできます。優しい色使いのインテリアもかわいい空間です。ハイハイベビーも、広々としたラウンジで存分にハイハイできますよ。

私たちも雪遊びに疲れたので、ここでひと休み。絵本も置いてあるので、お気に入りをみつけて読んでいました。

リゾナーレトマムのファミリーラウンジ。大きな窓から外の雪景色を楽しむことができます

そして、ファミリーラウンジの向かいにあるのが「Books&Café」。ここには様々な本が揃えられていて、ソファに座って、置いてある本を自由に読むことができます。座り心地のいいソファとコーヒー(無料)のサービスで、至福のくつろぎタイム! ザ・タワーにも、コーヒーと本を楽しめる「Café Launge yukkuyukku」もあります(コーヒーは有料です)。

リゾナーレトマム1FのBooks&Café。外の光が差し込む気持ちいい空間です



ファミリーに人気の森のレストラン「ニニヌプリ」

20ものレストランがある星野リゾート トマムの中でも、ファミリーに人気のビュッフェレストランが「森のレストラン ニニヌプリ」です。レストランに入ると客席の周りはすべてガラス張りになっていて、そこから見えるのはエゾ松の森。まるで森の中で食事をしているような気分!

広い店内は客席の間も広いため、子連れで歩いても安心

北海道になじみの深いポーク料理を中心に、季節の食材をふんだんに使った料理をいただくことができます

人気の豚丼は、その場でシェフが焼いてくれます

また、こちらのレストランでは「ままらくだビュッフェカート」なる便利なアイテムがあります。小さい子連れでビュッフェって、なかなか大変ですよね。そんな子連れファミリーにとって、このカートは画期的なアイテムなんです!

4歳の娘も乗りたがりましたが重量オーバーでNG! 使えるのは、だいたい2歳くらいまでのお子さんです

レストランの子ども用チェアに、車輪をつけて動かせるようになっており、さらに背面にはトレーを乗せる台まで付いています。そのため、ここにトレーとお皿を乗せて、子どもを前に座らせて、ゆっくり食べたいものを選んで運ぶことができるという優れもの!

お料理も取りに行きたいし、子どもも見てなきゃいけないし、という難題を解決してくれるのがこのカートです。

真冬でもプールで遊べる! 常夏の「ミナミナビーチ」

星野リゾート トマムには、なんと冬でも入れる屋内プールまでありました! 「ミナミナビーチ」には、日本最大級の広さを誇る波の出るプールと子ども用のプールがあり、宿泊者は無料で利用できます。

波のプールは30メートル×80メートルの大きさ。昼間の時間帯はスキーをしている人が多いのかと思いきや、プールも賑わっていました

ガラス張りの明るい館内は常に気温30度前後。外は極寒なのに、一歩館内に入れば南国に来たよう! 水着はもちろん、浮き輪などの遊び道具のレンタルもあるので、気軽に遊べます。

プール大好きな娘も大喜び!

また、森に囲まれた露天風呂「木林の湯」も併設されていて、目の前に広がる大自然を眺めながら入浴できるのです。

画像提供:星野リゾート トマム

このように、乳幼児連れファミリーの心配事がほとんど解決されている、至れり尽くせりの星野リゾート トマム。子連れでも細かいことを心配せずに、心からくつろいで過ごすことができるホテルでした。

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星野リゾート トマム

北海道勇払郡占冠村中トマム

スキー場営業期間:20161126日(土)~201742日(日)

降雪状況や気象条件により変更の可能性あり。

相馬由子 Yuko Soma

ライター

1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。

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