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高見澤恵美

ママの“スニーカー=面倒”を解消するアイデア3選

  • 高見澤恵美

2017.02.15

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スニーカーはママたちの足元の「ザ・定番」……にあらず!?

妊娠前、「妊娠、出産すると、足元はスニーカーが楽ちんなんだろうなぁ」などと思っていた自分。
しかし2年前に妊娠、出産して分かったのは、「スニーカー(紐タイプ)は、ちょい気合いが入った日に履くハードル高めのもの」であり、
「もっとも気軽に履けるのはスリッポンタイプである」という事実。意外でした。

妊娠でお腹が大きくなってくると、しゃがんで紐をどうこうするのがだんだんと困難に。
スニーカー(紐タイプ)を履いて産院に行こうもんなら、スリッパに履き替える際にモタモタして、しんどさMAX……。
下を見ないでも履けることが絶対条件となり、選択肢に残ったのは、スリッポンやローファー、バレエシューズの3点。
中でも底が滑らないスリッポンが最強でした。

産後、この履き物事情はどうなるのだろう、と思っていたところ、
「子供を抱っこ紐などで抱っこする」、「慣れないベビーカーを組み立てる」などのミッションを抱えた新米ママにとって、
紐付きスニーカーはさらにハードルの高い存在に……。

紐をしばり直さずに、常に結んだ状態で無理矢理足を押し込めるという方法もあるにはありますが、
スニーカーのつま先部分をトントンと地面に打ち付けるなど無理なことをして履いたり、
急いでいる時はかかとをつぶしてとりあえず外出、なんてことも。間違いなく靴をいためるため、大人として罪悪感が……。

また、手先が不器用なせいでしょうか、スニーカーによっては外出先で紐がほどけてしまうことも多々……。
子供を抱えての外出時、両手にスーパーの買い物袋を持っているような状況でほどけてしまうと……かなりつらい状況に。

さらに! 靴紐話からは離れますが、子供と公園に行くようになってから、
知らぬ間にスニーカーの中まで砂やら土が入り込むようで、内側がどんどん薄汚れてくるように。

以上のことから、今すぐ捨てても惜しくないような古びたスリッポンを毎日履く母親となってしまったのです(私の場合)。

おしゃれは足元からだと言いますが、“捨ててもいい”三軍靴ばかり履いてる自分って一体……。

そんなモヤモヤを抱えながら暮らしていたある日、近所のディスカウントショップで便利そうなアイテムを見つけて購入。
試行錯誤を経て、躊躇なく紐つきスニーカーを履けるように変わったので、そのアイデアをご紹介します。

スニーカーをお迎えしたら私が必ず買う3アイテムがこちら。

↑「レースアンカー」(左上)、「伸び~る靴ひも」(120cm)(左下)、「抗菌防臭インソール」(右)。
「レースアンカー」は近所のディスカウントストアで見つけて以来リピ買い中、「伸び~る靴ひも」と「抗菌防臭インソール」は100円ショップの「セリア」にて購入。

紐を通す前のスニーカー。ママにはハードルが高いハイカットです。

履く際にモタモタする率が高いハイカットのスニーカーを買ったので、3種の神器を使って、いざ!

(1)靴ひもをゴムタイプにチェンジ

まずは、スニーカーの紐をわざわざ解かずに脱いだり履いたりできるようにするのに重宝するゴム製の靴ひもをセットします。
最初はネットで1セット千円ほどのものをわざわざ買っていましたが、100円ショップの「セリア」で発見し、まとめ買い(複数買いしておけば、泥汚れがついた! なんて時に交換可能。いさぎよく替えられるのも100均アイテムのよさ!)。
「セリア」には約90cmと約120cmの2サイズがあるのですが、
ハイカットに使用する場合や、次の工程(2)もトライしてみよう、という方には120cmがおすすめです。

左はコンバースの紐、右はゴム紐。太さはさほど変わらず。

このゴム紐をセットすることで、もとからゴム紐が採用されている子供用スニーカーのように、脱いだり履いたりが楽チンになります。

ゴム紐に付け替え完了!

これで子供を抱っこしている日も、玄関で紐付きスニーカーを回避しないですむようになります。

(2)ゴム紐を固定し、ほどけないようにする

次に、(1)で通したゴム紐に写真の「レースアンカー」を装着。すると、ゴム紐が靴の内側に固定され、紐を結ばなくても履けるスニーカーに大変身します!

3ステップで装着完了。ややこしそうに見えますが……不器用な私でも簡単にできました!

ほどける心配が一切なくなるため、歩行中の「ぎゃ! ほどけた! 子を抱っこしているからしゃがめない……(泣)。転ばないように注意せねば……!」といった困ったシーンに遭遇しなくなり、快適!

ゴム紐と組み合わせることで、スリッポンを履くときとほぼ変わらない手間で履けるようになり、玄関での躊躇がほぼなくなります。

(※私はたまたま近所のお店でこちらのアイテムを見つけて購入しましたが、アスリートなどが靴紐がほどけないように行う「イアンノット」という結び方もあるそうなので、わざわざ買うのは面倒……という場合はそちらを試してもよいかもしれません)



(3)中敷きをセットする


ラストは、特に子供が1歳以降になってから役立つアイテムを。
新たにスニーカーをお迎えした場合や、街歩きではなく、公園に行く際にスニーカーを履くという場合にぜひ試していただきたいアイデアです。

子供と一緒に公園に行くようになると、靴の中のほうまで砂などが入り込んできて、中敷きが黒ずんでくるケースが多々あります。

(私だけか? と思っていましたが、ママさん同士の集まりで「あるある!」を共有できたこのプチ悩み。脱いだ靴の中が薄汚れていると、児童館やママ友宅でも靴を脱ぎにくくなってしまいませんか?汗)

靴の中が汚れは意外としぶとく、洗ってもとれにくい場合も多いので、新しい状態or公園を行く前に中敷きを敷いてしまいます。

写真は100円ショップの「セリア」で購入した中敷きですが、どこのものでも構いません。

自分のサイズにカット。ガタガタですが……敷いてしまえば案外気にならないものです。

中にセット。※ここまで撮って気づきましたが、この工程、(1)、(2)より先に行ったほうがよいかもしれません。紐をつける前のほうが確実に……入れやすいはず。

ジャストサイズのスニーカーにはごく薄めのパンプス用、ゆるめのスニーカーにはクッション性ある厚めの中敷きがおすすめです。

これを入れておくだけで、子供とのハードな外遊びの後も、中敷きをチェンジするだけで中敷き部分はスッキリするのでお手入れの手間がだいぶ省けます。

 

(1)~(3)の工程により、小さな子供がいる母であっても躊躇せずに紐付きスニーカーを履けるように。
産後、スリッポン以外はすべて断捨離した私でさえ、心置きなくスニーカーを増やせるように変わりました。
同じ理由で紐付きスニーカーから離れている方、寝かせているスニーカーがたくさんある方、よろしければお試しください。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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