津島千佳

出産を振り返る。生死をかけているのに、その時夫は……

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最近、私のまわりは出産ラッシュ。「これまでの人生で一番痛かった」、「無痛だったから全然痛くなかった」など、産んだ友人の話を聞くにつれ、自分も産んでたかが1年半くらいなのに、子供の成長が早くて自分の出産を忘れそう……。なんてことはありません。

むしろ2人目を考えるなら、出産する前に夫婦でしっかり話し合っておかないといけないくらい夫の強烈なエピソードがあったので、ちょっと振り返らせてください。

プロフィールにも書いていますが、我が家は夫婦揃って同じ誕生日で8月1日。予定日が7月29日だったので「8月1日生まれになったら家族一緒の誕生日で珍しくない?」なんて軽く期待していました。

8月1日の明け方、破水っぽい感じがし、夫と産院に行くと「今日は生まれせんね」の回答。あとから考えると、これで彼のテンションが下がったのでしょう。

8月2日、午前3時頃に目が覚めると、間もなくバチンと水風船が弾けるような感覚があり、明らかに前日とは違う水の量。でも前日のフライングもあり、眠っている夫に「病院に行くから」と、一人でタクシーに乗って産院に向かいました。

15分後、産院につくなり、急に痛みだすお腹。LDRに案内されて、内診を受けるものの、助産師さんは「まだ生まれませんね」と、余裕で部屋から出ていきます。初産は平均14時間かかるというし、これが始まりだ、と思う一方、お腹痛い。痛みにはわりと強い方だと思うのに、痛い。

陣痛が45時間も続いて死にそうだったと言っていた友人の話を思い出し、「この痛みが2日もかかったら、本当に死ぬかもしれない……」と、急激に不安に襲われました。痛みを散らそうと、フリースタイル分娩だったので、室内をうろうろしたり、棚に体を預けたりしましたが、やっぱり痛い。

再び助産師さんが内診すると、急に慌ただしくよそに連絡を取り始めます。

「ご主人を呼んでください」

最初の内診から1時間も経っていないくらい4時半頃でしたが、急激に子宮口が開いて、助産師さんも焦ったよう。その雰囲気に押されて夫に電話。

「もう、生まれそうなんだけど」

と伝えると

「(むにゃむにゃ)わかった、行く」

との返事。「寝とんかい!」とは思いましたが、まだ余裕があったので流せました。

そこから急激に進むお産。6時頃、助産師さんが言いました。

「そういえば、ご主人まだですか?」

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Writer Profile

津島千佳

ライター

Tica Tsushima

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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