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飯田りえ

運動も勉強も得意な子に! 子どもの運脳神経アップのためのオンラインドリル講座を体験【ハピプラ アカデミア】

  • 飯田りえ

2023.02.18

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スポーツもできて勉強もできる…そんな子どもに育ってほしいというのは、親の勝手なエゴかもしれませんが、できることなら「文武両道」叶えたいですよね。

しかし、実際に子育てをしている中で、スポーツと勉強ってどうしても切り離して考えてしまいがち。週7バスケやサッカーなスポーツキッズもいる一方で、運動そっちのけで毎日塾通いな子も…。両立することで相乗効果があるとは思うのですが、どこかのタイミングで極端な選択になってしまい、なんだかモヤモヤ。

そんな中、学術的な理論に基づいた上で、家で楽しみながら体も脳も一緒に育てるオンラインドリルがあると聞いて、早速体験してみました。

「文武両道」のための理論と実践がセットになったオンライン講座

ハピプラ アカデミア(HAPPY PLUS ACADEMIA)とは、雑誌や書籍で活躍する講師陣から、動画で楽しく学ぶことができる「大人の学び場」です。

日々の悩みの解決に役立つ豆知識から、ビジネスのためのスキルアップやファッション・ビューティ関連の専門知識まで、幅広いジャンルをオンデマンドで受講することができます。

今回は「運動も勉強も得意な子に!子供の運動神経アップドリル講座」の中の「理論編(無料)」2本と「実践編(有料)」2本がセットになった全4回の講座を体験しました。

運動神経は遺伝しないって本当?!


まず理論編では、東大名誉教授であり、日本女子体育大学学長・深代千之教授の「運動能力をあげるために大切なのは筋肉ではなく“脳”である」という理論をわかりやすく解説しています。少しご紹介すると…

運動神経は遺伝しない(「運動神経がない」は俗語)
・運動も勉強も一度記憶されたら一生できるようになる(例:九九や自転車の運転など)
記憶されるまでの回数は個人差があるので、本人ができるまでやる

・筋肉や骨に作用する「トレーニング」で、脳神経に作用するのが「練習」
脳に覚え込ませる「練習」を通じて、小脳に格納されると一生忘れない

「運動が苦手」=「脳にその運動をするための情報がないだけ」なので、その情報が入ればできるようになる
・座って勉強だけをやり続けるよりも、運動をはさんだ方が血流がよくなり、脳が活性化されるので記憶力も上がる
・知的欲求と運動欲求は人間が元々持っているものだから、文武両道はやり方によって可能なのでやってほしい

「運動神経」は生まれ持った遺伝的な要素が強いのだと思っていましたが、その運動に対する「情報のある・なし」の違いだけなのですね。まさに目から鱗なお話でした。

こちらの理論編は単体でも無料受講できますので、試しに理論編を見てから実践編にトライするのもおすすめです。

ゲーム感覚で子どもと一緒に楽しめる!実践編のドリルを体験

実践編では深代教授の理論に基づいた子どもの運脳神経を伸ばすためのドリルを、理学療法士・パーソナルトレーナーであるリオトレのリョウ&アキラが紹介します。

ドリルは2種類あり、バランス感覚と体幹にフォーカスした動き8種類を実践する「バラカンドリル」と、ジャンプ&スピードに注目した5種類の動きを紹介する「ジャンスピドリル」。

ドリルや体幹トレーニングと聞くと、子どもたちが飽きそうな地道なつらいトレーニングをイメージしますが、こちらのドリルは体操のおにいさん的なリョウ&アキラがテンポよく進めてくれるので、兄弟や小さいお子さんと親子で楽しみながらトレーニングできます。

特別な道具は一切使わず、家庭にあるタオルやなわとび、トランプなどでできる手軽さもいいですね。



どうして体幹を鍛えると運動神経が良くなるの?

体幹トレーニングの有効な理由としては、手や足を動かす前に「予測的に体幹筋が働く」というメカニズムがあるそう。体幹筋の活動が大きければ大きいほど、手足の操作が使いやすくなり、スポーツに対する動きもが向上するのですね。

また、理論編のお話にもありましたが、何度も繰り返し練習して動きのパターンを脳に覚えさせることがとにかく重要。「運動が苦手」と言うのは「(脳に)その運動をするための情報がない」だけなので、その運動の情報を記憶させることで自然と動けるようになるのだそう。

脳と体の両方が活性化できる、楽しい仕かけがいっぱい

子どもたちに好評だったのが、言葉やリズムに対して瞬時に反応する「ももくりゲーム」と「ナンバータッチ」。動きを変換する能力を養い俊敏性を鍛えることができるので、体と脳の両方の活性が期待できるそうです。

親のサポートの方法も教えてくれるので、子どもの年齢やスキルに合わせて合わせてアレンジできるのもいいですね。わが家の男子たちは活発なので難なくこなしていきますが、私の方がモタモタ…(苦笑)。子どもたちと一緒に楽しみながら運動不足解消できました。

「ゴールデンエイジと呼ばれる8歳までにさまざまな体験させておいた方がいい」とは聞きますが、やみくもにいろいろなスポーツを体験させればいいのではないのが、今回の理論編と実践編を通じてよく理解できました。

まずは基盤となる体幹やバランス、ジャンプ力やスピードなどの動きを脳に定着させて、「文武両道」の第一歩として取り組んでみてはいかがでしょうか。
運動も勉強も得意な子に! 子供の運脳神経アップドリル講座

飯田りえ Rie Iida

ライター

1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。

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