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【ハワイ渡航歴150回超のエディターが現地レポ】親子旅にピッタリの観光スポット&レストラン

  • LEE編集部

2022.10.29

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ワイキキビーチ

アラモアナ方面を望むワイキキビーチ。アラワイ・ヨットハーバーも見えます。

様々な規制も少しずつ解除され、海外旅行も現実的になってきました。親子で行きたい海外No.1の地、ハワイは今どうなっているのでしょう。取材やバケーションなどで渡航歴150回を越えるエディター阿部有希が、素敵に生まれ変わったハワイ・オアフ島を巡ってきました!

コロナ禍でハワイも諸外国と同様、厳格なロックダウンを強いられた時期がありました。入国はもちろん、アメリカ本土や他島からも入島をコントロールされ、観光客で溢れていたワイキキビーチもカラカウア通りからも人々が消えました。ローカル(地元の人々)も集うことが禁止され厳しい日々が続きましたが(ひとりでならサーフィンや海水浴をしてもいいよ、というハワイらしいルールもあったそう)、その副産物とも言える出来事も。それはハワイが美しい自然を取り戻したこと。海は透明度が増し今まで見ることのなかった珍しいお魚が泳いでいたり、ハワイアンモンクシール(あざらし)がビーチでお昼寝していたり。

そんな美しい自然を長く守っていこうという意識が高まり「Malama(マラマ)=思いやりの心」がローカルのキーワードに。ハワイの自然や文化に思いやりを持って接する人々が増え、以前よりも素敵に魅力的な島へ変貌していました。

美しい自然を取り戻した海でビーチ遊びやシュノーケリングを楽しもう

ハナウマ湾自然保護区

湾になっているので波も穏やかで、小さな子供と遊ぶのにぴったり。シュノーケルも出来ます。

気軽に行けるワイキキビーチやアラモアナビーチはもちろんオススメですが、子どもと是非訪れて欲しいのが『Hanauma bay Nature Preserve(ハナウマ湾自然保護区)』。この場所はハワイ出身のオバマ元大統領が幼少期に遊んだことでも知られています。色とりどりの可愛いお魚が浅瀬にも泳いでいるので、泳げない子供でも遊べるのが魅力。シュノーケリングに初挑戦するのもオススメです。透明度が抜群に高いので見た事のない海の動物にも出会えるかもしれません。

より自然を大切にしようという意識が州レベルでも高まっている例として、こちらの『ハナウマ湾自然保護区』は2021年7月1日より入場料が12ドルから25ドルに引き上げられ、その金額はビーチ保護の為に使われています。また1日に入場できる人数を1400人(10分毎に40人まで)と上限が定められました。入場時の混雑を避けるためにオンライン予約システムを導入。以前と同様に入場前に『ハナウマ湾自然保護区』への理解を深める9分間のオリエンテーションビデオの視聴が義務付けられています。

私は今回、小学生以来(30数年ぶり!)の再訪でした。両親と弟と真っ黒になるまで日焼けして遊んだことを思い出し懐かしかったです。

自然を大切にすることを学びながら海で遊べる。最高のビーチだと思います。

Hanauma bay Nature Preserve(ハナウマ湾自然保護区)

100 Hanauma Bay Rd, Honolulu HI
6:45〜16:00(最終入園14:00) 無休
予約:https://pros8.hnl.info/hanauma-bay

大自然を満喫!乗馬体験やロケ地巡りを

クアロア・ランチ

はじめての乗馬体験だと最初は緊張するかもしれませんが、すぐに慣れるはず。

クアロア・ランチ

『クアロア・ランチ』内ではたくさんのハワイ固有の植物をはじめ、野菜やフルーツなども栽培しています。『クアロア・ランチ』産のカキや牛肉も美味しいと評判で人気レストランのシェフが買い付けにくるほど。

クアロア・ランチ

映画ロケ地ツアーは子供から大人まで楽しめる大人気のツアーです。

クアロア・ランチ

専用のバスに乗って、映画のロケ地ツアーに出発! ベストポットでストップして写真タイムもあり。

『ジュラシックワールド』や『ゴジラ』など、子どもも大好きなハリウッド映画が実はハワイで撮影されていた事をご存知ですか?

ワイキキから車で1時間ほど、オアフ島の北東に位置する『Kualoa Ranch(クアロア・ランチ)』は、壮大な山並みや大草原、プライベートビーチなどを含む4000エーカー(東京ドーム約450個分)もの広大な敷地を有します。古代には王族しか入ることが許されなかった神聖な場所で、様々なアクティビティーを体験できるスポットです。

オススメは乗馬体験と映画のロケ地巡り!

乗馬体験は10歳以上になるのですが、インストラクターが丁寧に教えてくれるので初心者でも問題なし。季節によっては馬に乗りながらホエールウォッチングが出来ることも。ハワイで乗馬なんて、きっと最高の想い出に!

映画のロケ地巡りは『ジュラシックワールド』や『ゴジラ』など人気のハリウッド映画が実際にロケをした場所をバスで巡ります。途中バスから降りるシャッターチャンスも。帰国してから映画をみて「あの場所だ!」と確認するのも楽しいですよね。

他にもジップラインやシークレットビーチへのアクセスなど、子どもと一緒に一日中遊べるスポット。何度訪れても、大人でも楽しめる場所です。是非次のハワイ旅で出掛けてみて欲しいです。

『Kualoa Ranch(クアロア・ランチ)』

49-560 Kamehameha Hwy, Kaneohe HI
tel:808-237-7321
7:30〜18:00 クリスマス・元旦休
www.kualoa.jp/
乗馬ツアー(2時間):大人$144.95、子供(10〜12歳)$89.95
映画ロケ地ツアー(1.5時間):大人$51.95、子供$36.95

ハワイの歴史を学ぶ!イオラニ宮殿の新ツアー

イオラニ宮殿

ワイキキからは車で20分ほど。ダウンタウンに位置します。

イオラニ宮殿

可愛い花柄の絨毯が敷かれたコアウッドの階段も歴史を感じられます。貴重な建物を良い状態で保存するため、見学者は靴にカバーをつけて館内を回ります。

イオラニ宮殿

舞踏会やカラカウア王への公式な謁見などが行われた「王座の間」。椅子の横に置かれている羽根飾りがついたスティックは王族の象徴とされる「カヒリ」。ハワイアンキルトのデザインにも使われるモチーフです。

イオラニ宮殿

左の壷が明治政府から贈呈されたもので天皇家の菊の御紋が入っています。エントランスホールに現在も大切に飾られています。

ハワイには、アメリカで唯一現存する宮殿があります。ハワイ王国(1795〜1893年)7代目カラカウア王の命で1882年に建設されました。当時はイギリスのバッキンガム宮殿にさえなかった電気設備を備え、装飾品も贅を尽くしていて、訪れるだけで別世界を体験できます。

ハワイ王国と日本の皇室の関係に焦点を当てた新しいツアーは、日本とハワイの絆を感じられる興味深い内容。ハワイ王国7代目君主カラカウア王は、明るく社交的な人柄から「メリーモナーク(陽気な王様)」というニックネームで呼ばれていたそう。フラダンスを習っている方なら「メリーモナーク」という有名な大会をご存知ですよね。カラカウア王は1881年に蒸気船で世界周遊の旅へ出かけ、最初の訪問国が日本だったんです。横浜港に降り立ったカラカウア王の耳に聞こえてきたのは彼が作詞をしたハワイ王国の国家『ハワイポノイ』ったそう。日本からの素敵なおもてなしに、瞬時に日本が大好きになったと言われています。明治天皇に謁見し、その際、日本からハワイへの移民の受け入れを申し出た事から、移民政策が始まりました。他にもカラカウア王の姪と皇室男性との縁談を持ちかけたというエピソードもあるそうです(実現はしなかったそう)。豪華なダイニングや王や王妃の寝室を巡りながらのガイドさんの説明は子供にも分かりやすく、気づけば歴史の世界へトリップしていました。

女の子ならプリンセス、男の子なら王様気分を味わえる希少な場所。例えば夏休みの自由研究の題材にもなりそうですよね。

Iolani Palace(イオラニ宮殿)

364 S. King St, Honolulu HI
ツアー&チケット問い合わせ(英語)tel:808-522-0832
オンライン予約:https://fareharbor.com/iolanipalace
Hawaii’s Royal Connection To Japan Tour 大人$69.95、子ども(5〜12歳)$44.95 水曜13:00〜約45分間



美味しいは最高の想い出!親子で楽しめるハワイごはん

親子のハワイ旅は食事が最重要課題ですよね。今までプライベートでも取材でも多くのレストランやお店を訪れた中で、子どももたくさん食べて親も満足できる場所を厳選してみました。

ワイキキ・スターライト・ルアウ フラダンス

生演奏に合わせて踊るフラガール&ボーイたち。思わず一緒にダンスをはじめるゲストも多数。

ワイキキ・スターライト・ルアウ フラダンス

ゴージャスなコスチュームも必見です。ココナッツのブラが可愛い!

ワイキキ・スターライト・ルアウ レイ

チェックイン時にレイを首に掛けてくれます。ちなみに今回のツアーメンバーでブームだったのがこの写真。ハワイではレイをいただく機会が多いのですが、レイをかけてもらう瞬間のショットが可愛くて映えます!

ワイキキ・スターライト・ルアウ ビュッフェ

ビュッフェラインにはハワイの名物料理がずらり。カルアポークやロミサーモンなど必食です。

まずは、有名なホテルで開催されるディナーショー。『Hilton Hawaiian Village(ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ)』の『Waikiki Starlight Luau(ワイキキ・スターライト・ルアウ)』は、ハワイアンミュージックの生演奏に合わせて迫力満点のフラやファイヤーダンスを観ながら美味しいハワイ料理のビュッフェをいただけます。チェックイン時には可憐で良い香りのレイを掛けてくれて幸せな気分に。ミートボールやスパゲティなど子どもが好きなメニューが満載のキッズ専用ビュッフェラインは、台の高さも低くなっていて子どもの手が届きやすいのもポイント。大人ビュッフェはロミサーモンやカルアポークなど伝統的なハワイ料理が並びます。

オススメはジェットラグも残る到着日。17:00スタートなので早めのディナーに最適。ショーが始まれば楽しくて眠気も吹っ飛びますよ。すっかりハワイモードにスイッチできて、翌日からさらにハワイが楽しめるはず。

『Waikiki Starlight Luau(ワイキキ・スターライト・ルアウ)』

2005 Kalia Rd, Honolulu HI
tel:808-941-5828
17:00〜 毎週、月・火・木・金・日曜開催(雨天中止)
プレミアム席:大人(12歳以上)$210.00、子供(4〜11歳)$150.00、
ゴールデンサークル席:大人(12歳以上)$170.00、子供(4〜11歳)$110.00
https://fareharbor.com/embeds/book/waikiki-starlight-luau/

人気カフェと同じメニューが座って食べられる穴場的スポット

アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー テイター・トッツ サンドイッチ グアバジュース 

右はハッシュドポテトのコロンとしたバージョン、テイター・トッツ(Tater Tots$6.95)。とろ〜りチーズがとろけるアツアツのサンドイッチとほんのり甘いトマトスープはセット(Grilled Cheese And Tomato Soup$20.95)。コールドプレスのグアバジュース(Cold Pressed Guava Juice$6.50)は胃腸を整える効果も期待できるそう。

アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー ハンバーガー

日本から輸入された和牛から生まれたアメリカ産のワギュウビーフを使用したハンバーガー(Wagyu Burger with French Fries$21.95)。粗挽きの肉がジューシーで肉汁したたるハンバーガーです。

アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー アサイボウル

大人気のオリジナルアサイボウル(Original Asai Bowl$12.95)。オーガニックの豆乳でアサイをブレンドしているので優しい味が特長です。サクサクのグラノーラとフレッシュなフルーツ、ハワイ産のはちみつもたっぷり。お腹いっぱいになるメニューです。

ハワイの名物料理を美味しくいただけるのが『Island Vintage Wine Bar(アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー)』。

カフェもとにかく人気で毎日いつ行っても長蛇の列ですが、お隣の『Island Vintage Wine Bar(アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー)』は比較的空いていて同じメニューが座って食べられる穴場的スポットです。

ハワイへ行ったら絶対食べたいモノがみなさんいくつかありますよね。いくつものレストランを食べ歩きましたが、私的にはこの店のアサイボウルとポケボウル、そしてハンバーガーが絶品です。キッズ専用メニューはないのですが、子どもが大好きなポテトフライ、グリルドチーズサンドはキッズに大人気だそう。朝昼晩と色々なメニューをいただけるので、便利で美味しいお店としてチェックしてくださいね。

最近はシェイブアイスの系列店もできてワイキキの名物行列となっているのでそちらも必見。

アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー

『Island Vintage Wine Bar(アイランド・ヴィンテージ・ワイン・バー)』

Royal Hawaiian Center, Building C, Level 2
2301 Kalakaua Ave, Honolulu HI
tel:808-799-9463
7:00〜22:00 無休
https://www.islandvintagewinebar.com/

パンデミックを乗り越えより魅力的になったハワイ。引き続きレポート後編でも最新情報をお届けします!

阿部有希 Yuki Abe
エディター・ライター。1975年、東京都生まれ。ファッション&トラベルを中心に執筆。取材やバケーションで年の1/3は海外で過ごす。ハワイへの渡航歴は幼い頃から含め150回以上。入国に制限がかかりそうになり、今年ついにVISA取得。

ハワイ州観光局公式サイト

撮影/内田恒、熊谷晃 コーディネーター/工藤まや 取材・文・構成/阿部有希 協力/ハワイ州観光局

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