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池田清子

大人気「黒豆フムスのおかずパフェ仕立て」レシピ【うち飲みにも、おやつにも】

  • 池田清子

2022.03.06

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プラントベースで野菜たっぷりごはんとおやつ

前菜としてもオススメ!おかずパフェスタイルで楽しむ、黒豆とセロリの和風フムス

フムスは、豆をベースとしたペースト。中近東や地中海料理から広がり今や世界中で愛されるメニューのひとつ。我が家はホームパーティーの前菜としても欠かせません。今回は、パフェスタイルに盛り付け。

今回は、フムスのレシピです。

フムス(ハムスと呼ばれることも)とは、豆・パクチー・タヒニ(練りごま)・レモンやライムなどの柑橘果汁・にんにく・塩・スパイスを合わせたペースト。

中近東や地中海の伝統的な家庭料理ですが、現在は世界中で親しまれています。

通常は野菜やチップスを付けて食べますが、刻んだ野菜や砕いたチップスを層に重ねておかずパフェ風に仕上げてみました。

使用される豆は、ひよこ豆が王道ですが、今回はポリフェノールが豊富な黒豆を使いました。

また、レモンやライムの代わりに、香り高い我らが日本の食材、柚子を合わせてみました。柚子皮も入れることで、少しビターでより一層爽やかな香りが食欲をそそります。

そして、パクチーの代わりに今回はセロリを使用。こちらも「食べるアロマ」と言われるほど豊かな香りですが、不思議とゆずとの相性もバッチリです。

白味噌を隠し味に、和風の味付けにアレンジしています。

ベーシックなのはひよこ豆を使うことですが、アレンジは自由。今回は、ポリフェノールが豊富な黒豆をチョイス。

材料 作りやすい分量

<黒豆とセロリのフムス>

  • 黒豆(今回は無塩の水煮缶を使用)……固形量240g
  • セロリ……1本分/約100g(茎と葉、全て使用)
  • にんにく……小さめ一欠片
  • 柚子果汁……大さじ1
  • 柚皮……1cm角を2〜4枚程度(お好みで)
  • 練りごま……大さじ1
  • オリーブオイル……大さじ1
  • 白味噌……小さじ1
  • 塩……ふたつまみ位からお好みで微調整
  • クミンシードまたはクミンシードパウダー……少々
  • 黒こしょう……少々
  • 水……50cc

<パフェ用具材&トッピング> お好み量

  • 具材:トルティーヤチップス(粗く砕いたもの)・ミニトマト(刻んでおく)・ブロッコリースプラウト 等
  • トッピング:黒豆・セロリの葉・擦り下ろした柚子の皮・トルティーヤチップス・ミニトマト・ブロッコリースプラウト・カイエンペッパー(少し辛味を足したい時)、パプリカパウダー 等

作り方

  1. フムスの材料を全てミキサーに入れ、撹拌する。※黒豆とセロリの葉は、トッピング用に少し残しておく
  2. パフェ用具材を1.と層になるように重ねて、トッピングをのせて完成。

もちろん、ディップしても美味しい。チップスの塩気の有無などにも合わせ、フムスの塩味を調整してください。



column

フムスは豆のペースト、ということで豆に含まれるタンパク質や食物繊維、代謝をサポートするビタミンB群など幅広い栄養素が豊富です。

多めに作って冷凍保存をしておき、冷蔵庫で自然解凍してもOK。

フムスと最初に出会ったのはアメリカですが、ヘルシー思考の高まりもあってか現地の売り場は年々充実度が増してるように感じます。とあるスーパーマーケットでは、様々な種類のフムスが隣のチーズ売り場の面積を凌ぐほどに埋め尽くされていました。

以来、私も手作りに挑戦。豆の種類を変えたりビーツを加えたりと、レシピは無限大に広がります。

実際、疲労回復に必要な糖質・タンパク質・クエン酸(柑橘類の果汁)が入っているので、トレーニングから帰ってきた時の「取り敢えず食」として、そのままもしくは人参やきゅうりをディップして食べることも。

成長期または運動しているお子さんのおやつとして、ダイエット時の捕食としても(先に食べれば、お腹も満たされ甘いものの誘惑に負けない!)、あると便利な一品です。

皆さんもぜひ色々な具材を入れて、アレンジを楽しんでいただければと思います!

2014年、アメリカで行われたマウンテンバイクレースのアフターパーティーで、私の手作りビーツフムスを前菜に採用していただきました。お腹を空かせた選手たちは、あっという間に完食!嬉しい思い出です。

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池田清子 Sayako IKEDA

アスリートフード研究家

ビオトープ株式会社代表。夫は7年連続日本代表マウンテンバイクプロライダー、池田祐樹。菜食・プラントベースを主とした「細胞から健康的に強く美しくなる」食事の研究と発信を行う。2014年より自身もサイクリング・ランニング・筋トレを中心とした運動をスタートし、国内外での大会出場経験も多数。著書に『EAT GOOD for LIFE』至上最高の私をつくる「食」×「ながらトレーニング」』『野菜のおいしい食べ方』https://biotope-inc.co.jp https://biotope-inc.co.jp

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