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福島綾香

小学生向け「歯とお口の健康教室」で学んだホームケアで、子どもを虫歯から守ろう!【歯と口の健康週間】

  • 福島綾香

2021.06.03

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はじめまして。ライターの福島綾香と申します。
現在LEEwebでは、主に連載コラム内の「今すぐ知りたい!お役立ちまとめ」を担当しています。
プライベートでは2歳の息子を持つ母で、育児に奮闘する毎日です。
皆さまの日常の中で“ちょっとしたヒント”になるような、気付きや情報を発信していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

6月4〜10日は「歯と口の健康週間」

昨年から続くステイホーム生活。間食の増加や歯科通院の自粛により、虫歯リスクが高まっているのだとか…。学校でも歯科検診が延期・簡略化されるなどして、子どもたちの歯への影響も懸念されています。

そんな中、菓子メーカーのモンデリーズ・ジャパン株式会社が、小学生の子どもたちを対象としたオンラインセミナー「歯とお口の健康教室」を開催。今回はその様子をレポートします。

昔から虫歯になりやすい体質の私。自分の歯を念入りに磨くのはもちろん、子どもの仕上げ磨きにも苦心する日々です…。セミナーに参加し、改めて歯のケアを見直すきっかけになったので、内容を共有させていただきます!

小学生約150名と一緒に、歯の健康について学ぼう

参加した小学生たちの様子
今回のセミナーは、学童保育機能を備えた「東急キッズベースキャンプ」の子どもたち約 150 名と、講師を務める宮崎真至先生とをオンラインでつなぎ、 歯の大切さやホームケアについて、クイズや質問コーナーを通して楽しく学ぶというもの。

宮崎先生

日本大学 歯学部保存学教室修復学講座の宮崎 真至(みやざき まさし)教授

まずは宮崎先生がスライドを使って、虫歯ができる仕組みや、予防の方法について分かりやすくレクチャー。

「虫歯菌はみんなが眠っている間も、24時間活動しているから、寝る前に歯を磨こうね」「おやつは食べてもOK。ただし時間をちゃんと決めて。ゲームやテレビに集中しながらのダラダラ食べはNG!」など、小学生に響く内容ながら、大人もギクっとするポイントも…。

むし歯にならないために

特に「正しい歯磨きの仕方」については、改めて見直したいポイントがたくさんありました。

●汚れているところを、力を入れすぎずに磨くことが大事
毛先を歯の面に当てて、軽い力で、1〜2本ずつ磨く。背の低い歯や、歯ぐきの近くはななめ磨き。虫歯になりやすいのは、溝・側面・歯の間。

●小学生の磨き残しポイント
「歯と歯の間」「奥歯の噛み合わせ」「歯と歯ぐきの境目」「抜けた歯のまわり」「(噛み合わせの関係で)歯と歯が重なったところ」。大人も気をつけたいところです。

●歯ブラシ交換は1ヶ月に1回が目安
1ヶ月も経たないで毛先が開いてしまうのは、力の入れすぎだそう。心当たりがあるかも…。

●小学校高学年ごろからはフロスも活用しよう
低学年のうちは、まだ割と歯間が空いているので大丈夫とのことですが、高学年になったら習慣づけていきたいもの。無論、大人は必須ですね!

●磨く時間の目安は3分間
全ての歯を順番に磨くと3分はかかるとのお話でしたが、私は10分くらい平気で磨いています…。量より質だよな、と気付かされました。

クイズ形式で、歯のホームケアを楽しくおさらい

後半はクイズコーナー。こんな問題が出題されていましたよ。

【問題】虫歯は歯のどんなところにできるでしょう?
①歯と歯のあいだ ②歯の根元 ③つめ物と歯のすき間 ④つめ物の下

クイズの答え1
つめ物の周辺にもできると思うと、治療済みの歯もリスクが高いですよね。改めて“予防”の大切さを実感しました。

【問題】歯ブラシや歯間ブラシのほかにも、歯にいいものな〜んだ?
①ガム ②チョコレート ③ドーナツ ④ジュース

クイズの答え2
歯を丈夫にする成分の効果のほか、ガムが歯に擦れて汚れを取る役割、唾液がたくさん出て口内の汚れを洗い流す&酸を薄める役割もあるそう。さらには噛むことで脳も活性化!口寂しくなった時の相棒はなるべくガムにしよう、と心に誓いました…。



最後は質問コーナー!

子どもたちから質問コーナー
質問コーナーでは、子どもたちから先生への質問が続々と。中でも「なるほど」と思ったQ&Aを紹介します。

Q.歯磨き粉は必ず使わないとダメ?
A.歯の汚れを取る効率が上がるので、ぜひ使って!

歯磨き粉に含まれる成分の効果(汚れを浮かせて取る、歯を丈夫にする、口臭を抑えるなど)があるうえ、爽やかさも得られるので、使うのがおすすめ。付けるのは1cm程度でOK。さまざまな成分の歯磨き粉があるので、ラベルをよく見て大人と一緒に選びましょう、とのことでした。

Q.動物も虫歯になるの?
A.歯槽膿漏になる危険はあり!

動物は口内にいる菌が人間と違うため、虫歯にはほぼならないけれど、ペットに人間の食べ物を与えてしまうと歯槽膿漏になる可能性が。歯をキレイにするペットフードを与える、専門の店で歯のクリーニングをするなどして、ペットのお口の健康も気遣いたいですね。

ほかにも「夜中も開いている歯医者さんはある?」「親知らずだけ大人になってから生えるのはなぜ?」など、さまざまな質問が投げかけられていました。

お口の健康が、全身の健康に繋がる

感想を話す子どもたち

オンラインセミナーは1時間ほどで終了。
子どもたちからは「歯と口のことがよく分かりました!」「今まで歯磨きのやり方を知らなかったから、何も考えず適当にやっていたけど、これからは気をつけてやってみたいと思います」などしっかりとした感想が。

先生からも「歯と口の健康週間をきっかけに、この期間だけでなく、継続してお口の健康を守っていきましょう。自分だけではなかなか完璧には磨けないから、おうちの人にチェックしてもらったり、たまには歯医者へ行ったりしてね。食べるのは口からだから、お口の健康が全身の健康に繋がるんですよ」とのメッセージ。

最後の「食べるのは口からだから、お口の健康が全身の健康に繋がる」という言葉にグッときました…。本当にその通りですよね。

感染症を気にする日々は続きますが、歯の健康にも目を向けて、家族みんなで元気に過ごしていきたいなと実感。

よろしければ皆さまも、これを機に歯のケアを見直してみてもらえたらうれしく思います。

福島綾香 Ayaka Fukushima

ライター

宮城県仙台市出身。夫、息子(2018年9月生まれ)と3人暮らし。これまでフリーペーパー、旅行情報誌などの編集を経験。趣味は食べること、旅行、読書、Jリーグ観戦。

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