LIFE

疲れやすいあなたはもしかして「繊細さん」?

HSPカウンセラーに聞く!「繊細さん」がラクになるための6つのヒント

  • LEE編集部

2021.01.13

この記事をクリップする

人一倍敏感な神経の持ち主、「繊細さん」(HSP)。

LEE読者から多く寄せられた「繊細さんあるある」に対しての考え方や具体的な対処法を、大勢の繊細さんの相談に乗ってきた、HSPカウンセラーのみさきさんが指南!

自分らしく、ラクに生きるために、「これならできそう」と思うことから取り入れてみて。

この記事は2021年1月7日発売LEE2月号の再掲載です。


困りごと別対処法く
「繊細さん」がラクになるヒント集

教えてくれたのは… HSPカウンセラー みさきじゅりさん

みさきじゅりさん

HSP専門のカウンセラー&キャリアコンサルタント。自身もHSPであり相談者の気持ちを言葉にして寄り添うことをモットーに活動。国内外から相談者がカウンセリングに訪れる。

「繊細さん」の悩み_1
大人数で集まると、みんなが楽しめているか気を回しすぎて疲れてしまう

「繊細さん」がラクになるヒント集01

みさきじゅりさん
気を配るポイントを絞ることで疲れやストレスが少なくて済む!

「いろいろ気がついてしまう繊細さんですが、自分がホスト側の場合はあえて気を回すポイントを1 つに絞ります。
例えば室温調整に絞れば『今日は途中で換気もできたし寒くもなさそうだった』と気配りした成果が見えやすく、後でひとり反省会に陥ってしまうことが減りますよ」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)

「繊細さん」の悩み_2
買い物や旅行など人が多い場所に行くと、疲れすぎて帰宅後は寝込むほど

みさきじゅりさん
楽しみたいという気持ちは表明しつつ可能な範囲を具体的に提示しよう

「自分ひとりなら調整しやすいですが、自分以外の家族が非HSPだと、つらさをわかってもらうのは難しいですよね。
その場合はまず『楽しみたい気持ちはある』と伝えつつ『月に●回まで』『時々休憩を入れたい』などの希望を伝え、お互いの落としどころを一緒に探りましょう」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)



「繊細さん」の悩み_3
職場でほかの人が叱責を受けていると、気分が悪くなったり緊張してしまう

みさきじゅりさん
物理的な距離をとるか難しければ自分を癒す時間をつくって

「他人が怒られていても自分のことのように感じてしまうのが繊細さんの特徴。可能であればその場からすぐ立ち去りましょう。
それが難しい場合は、川原や公園などでしばらくぼーっとする時間を持ち、傷ついた心を癒して。『近くに人がいない場所』であることがポイントです」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)

「繊細さん」の悩み_4
大きな事故や事件、虐待の報道などを見ると、気持ちがひどく落ち込む

「繊細さん」がラクになるヒント集02

みさきじゅりさん
テレビなどの映像は極力避けてラジオや新聞から情報を得て

「繊細さんは知識欲が旺盛な人が多く、情報を取りに行っちゃうんですね。
ですが災害のニュースなどを映像で見ると、インパクトが強すぎてダメージも大。できれば映像は避けて自分を守って。
ラジオなどの音声にするか、一番衝撃が少ない新聞などの文字にしましょう」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)

「繊細さん」の悩み_5
行動の予定を細かく立てずにいられない。そして予定が狂うと激しく自己嫌悪

みさきじゅりさん
自己嫌悪に陥る自分を受け入れつつ感情を数値化するトレーニングを

「繊細さんの計画性は素晴らしい反面、ひとつでも歯車が狂うと後が全部狂い、自己嫌悪が止まらない場合も。
感情の振れ幅を『なんとかしよう』とせず、そのまま受け入れることがポイント。自己嫌悪の感情を10段階で数値化し、感情の大きさを明確にする方法がおすすめです」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)

「繊細さん」の悩み_6
後になってから自分の発言が相手を傷つけたかもしれないと、引きずりがち

みさきじゅりさん
相手の考えや受け取り方まではコントロールできないと割り切ろう

「実際に相手がどう思うかなんてわからないし、コントロールできないもの。実は『自分がどう見られているかが気になっているだけ』なんですね。
そのうえで、自分自身に言い聞かせる意味合いも込めて発言の前に『これは私の考えなんだけど』と前置きをすると、気持ちがラクに」(HSPカウンセラー みさきじゅりさん)


イラストレーション/meppelstatt 取材・原文/遊佐信子
この記事は2021年1月7日発売LEE2月号『疲れやすいあなたはもしかして「繊細さん」?』の再掲載です。

おしゃれも暮らしも自分らしく!

LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる