FOOD

池田清子

高たんぱくでサステナブルで美味!黄えんどう豆100%の麺「ZENB NOODLE」が登場 【ニューノーマル時代の主食/前編】

2020.11.05 更新日:2023.10.29

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開発期間3年!あのミツカンから、次世代ヌードルが登場?!

LEEwebプロデューサーのHT子さんから「今度、ミツカンさんが黄えんどう豆100%の麺を発売するらしいですよ」という情報をいただいたときは「お酢を製造している、あのミツカンさんが!?」と、正直驚きました。これはただならぬ麺に違いない。俄然興味が湧いてきました。

2020年9月30日に発売となった、黄えんどう豆100%「ZENB NOODLE」

その真相を確かめるべく、メディア向け試食会へ参加してきました。結果、予想をはるかに超える麺の美味しさ、製品への想いに感激し、一気にファンになってしまいました。

今回は黄えんどう豆100%(塩も繋ぎもナシ)で造られた、新しい時代を切り拓くヌードル=ニューノーマル時代の主食を、そしてそもそもなぜミツカンさんがこのような取り組みをされているのか、レポートしたいと思います!

ZENB NOODLEを使ったアレンジメニューの開発に携われた、人気料理研究家の植松良枝さん(向かって左)にもお会いできて、テンション上がりました。

コンセプトは、「食べる」のぜんぶ、をあたらしく。

ブランド名は「ZENB」。そう、日本語の“全部(ぜんぶ)”から由来されています。そのワケは、可能な限り原料の「ぜんぶ」を使っていること。

私も日々、健康的な体造りを担う食事として、プラントベースを実践していますが、さらに「ホールフード(丸ごと)」も意識しています。まさに、捨ててしまいがちなところに、栄養って詰まっているんですよね!

でも家庭では、なかなか植物を「まるごと食べる」って難しい。それを可能にしているのが、ミツカンさんの高い技術のなせる技。枝豆のさや、コーンの芯、ビーツの皮、パプリカの種やヘタなども無駄にせず、可能な限り食材の「ぜんぶ」を使った商品もすでに発売しています。

こちらが「ZENB NOODLE」の原料となっている、黄えんどう豆。えんどう豆は低脂質・高タンパク質の食材の一つとしてアスリート界でも注目の食材ですが、黄えんどう豆は試食会で初めて実際に見ることができました。麺になった時の食感や味は一体どんなものなのか、期待に胸が膨らみます。

「ZENB」は昨年3月、ミツカングループのグループ会社ZENB JAPANから発売されたブランドで、すでにペーストやスティック、一口サイズのベジバイツなどがラインナップされています。どれも植物の味を活かすために、添加物に頼らず、動物性食材も不使用。見た目にも、植物の色が生かされています

「サステナブルな食糧生産に貢献し、おいしさと健康を両立させることで、未来への新しい食生活を提案する」

「ZENB」は、植物の栄養をたくさんいただけるだけではありませんでした。どうしてこのブランドを立ち上げたのかというお話にまた感動しました。食を取り巻く環境が抱える【3つの課題】に取り組んでいるのです。

  • 無駄を減らすということで自然環境の負荷を減らし、サステナブルな食糧生産を叶える、あたらしい「サステナビリティ」
  • 素材そのものの美味しさを引き出す、あたらしい「おいしさ」
  • 体に負荷をかけない食生活への、あたらしい「健康」

この3つを同時に叶えていこう、という理念から商品が生まれているのです。これらが叶ったら、みんなにとって嬉しいですよね。おいしさと健康の両立、ひいては地球の健康も、どれも大事ですよね。いくら良いことと分かっていても、美味しくないと続かないのが人間です。

今回発売となった、黄えんどう豆麺「ZENB NOODLE」は、それを実現していました

株式会社Mizkan Holdings 執行役員、株式会社ZENB JAPAN 取締役副社長・石垣浩司氏がお話しされた、事業への取り組み・コンセプト・これからの未来に向かって大切にしたいこと。消費者としての目線からも、とても共感しました。



料理家、植松良枝さんによるレシピで、和・洋・中・エスニックなんにでも合うことを実感!

今回の発表会ではZENB NOODLEの試食もありまして、レシピ開発&作ってくださったのはなんと、人気料理家の植松良枝さん。

レシピの特徴やコツをお話されながらも、あっという間に完成させてしまう、料理研究家の植松良枝さん。シンプルで見た目にも美味しいレシピの数々に、脱帽です!

3品いただきましたが、どれも違った味わいがあり、とてもおいしかったです。麺にも味わいがあるので、素材の味が活きるようなレシピを心がけたそうです。1つの麺で和洋エスニックと、様々なアレンジが効くことを教えていただきました。

左から、【ブロッコリーソースのパスタ】【簡単!豆苗としらすの香ばしまぜそば】【ゆで汁も使って!梅干しととろろ昆布そば】。シンプルな味付けで、麺と野菜の旨味が活かされていました。アレンジレシピは公式サイトにも多数掲載されています!

主食を、食べよう。
ホールフードで、食べよう。

そして、麺を造ったこと自体にも大切な理由が。

「我々はパスタを作りたかったわけではないんです」という石垣氏の言葉が印象的でした。

人間にとって必要な、主食をきちんと・美味しく・怖がらずに食べてほしい。そして和・洋・中・エスニック……様々なメニューにアレンジが可能なことも、開発には大事なことでした。

麺の太さも絶妙でした。茹でた後、そのまま食べればパスタ。水でさっと洗うとツルツルの喉越しに。一年を通じて、様々なレシピにアレンジすることができます。

近年、主食(ご飯やパン、麺類などの炭水化物)を食べないといういわゆる「糖質制限」が減量目的や健康目的でもてはやされています。しかしながら、アスリートフードの面から申し上げましても、主食は人間の活動や体を造る上で欠かせません。ただ、主食は精製されていないホールフード(玄米・全粒粉・十割蕎麦)がおすすめです。その重要性は以前もお伝えしましたが、様々な栄養素が一緒に摂取できることや、食物繊維が豊富なので、精製された穀物に比べて、血糖値の上昇が緩やかになるからです。このヌードルも、黄えんどう豆100%でできているホールフード(塩もつなぎも入っていません)。カロリーは抑え目で、食物繊維や植物性タンパク質は豊富。主食は、ホールフードで食べたい我が家にとってもありがたい存在になりそうです。

1食で、カロリー262kcal(302)食物繊維11.8g(4.3)・タンパク質15.8g(10.3)・糖質40.2g(54.2)と、嬉しいことづくめです。※カッコ内は一般的なパスタの含有量

200年以上前から実践してきた、サステナブルな製品造り。美味しいこと、環境にも自分の体にも優しいこと。

元々、ミツカンさんは1804年の創業時から「本来捨てる部分も上手に活用する」という精神があり、酢は“酒造りで残った酒粕を有効活用してできたもの”だそうです。まさに、無駄なく「ぜんぶ」活用するということは200年以上前から実践されていたのですね。

『人生は選択の連続』と言いますが、特に食事は1日3回、365日選択に迫らせています。いえ「選択することが出来る」と言った方が正しいでしょうか。個々の価値観に基づいて、人は知っているもの・出会っているものの中から、選択をします。その選択肢の中に、私はZENB NOODLEが加わりました

「これからも、自分の目で見て&心で感じたことにまっすぐに、選択していこう。きっとその選択に、未来の自分は感謝するから」と改めて感じさせてもらった1日でもありました。

『人生』という大きなスパンの中で、今日の1食を選んでみよう。

 

次回は、私自身が自宅でZENB NOODLEを使った、プラントベース・アレンジレシピをご紹介します。
プロアスリートである夫の反応はいかに!? 後編も、お楽しみに!

 

See ya all!

家庭で出来る小さなサステイナブルの取り組みとして、我が家では繰り返し使えるエコラップ(Earth Wrap)を愛用。使いかけのキャベツと大根も、お洒落な柄でおめかししています。

 

※「ZENB」ブランドの商品は、インターネットで購入することができます。
詳しくは公式サイト(https://zenb.jp)をご参照ください。

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