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古川晶子

「ゼロハンガーチャレンジ」で簡単に途上国へ寄付できる! 食品ロス&飢餓について考えよう

  • 古川晶子

2020.09.20

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忙しい人でもコロナ禍でもできる社会貢献

©WFP/Ratanak Leng

食品ロス削減にまつわる写真を撮影し、指定のハッシュタグをつけて、SNSに投稿!

この驚くほど簡単なアクションで、途上国の子どもたち約4人分(120円)の給食を届けられるキャンペーン「ゼロハンガーチャレンジ」が、はじまっています。

今回は、忙しいLEE世代でも簡単に参加できる「ゼロハンガーチャレンジ」の取り組みや参加方法について詳しくご紹介!

また、「ゼロハンガーチャレンジ」アンバサダーでもあり、100人隊の初代メンバーとして10年間活動されていたYOKOさんこと末森陽子さんに、日頃から実践している食品ロスの削減についてお話を聞きました。

ゼロハンガーチャレンジとは?

©Mayumi Rui

「ゼロハンガーチャレンジ」は、国連WFP協会が主催する“食品ロス×飢餓ゼロ”を目的とした取り組み。10月16日の世界の飢餓や食料問題について考える日「世界食料デー」に合わせて、実施されています。

わたしたちの食品ロス削減のアクション(SNSへの投稿)に対して、寄付協力企業より寄付が行われ、途上国の給食支援に役立てられる仕組みに。すべての人が食べられる世界=ゼロハンガーを目指しています。

公式サイトでは、お笑い芸人「3時のヒロイン」による動画解説も掲載中

 

そもそも、日本は食品ロス大国のひとつ。

国連WFPが1年間で約420万トンの食品を支援している一方で、日本では1年間で約612万トンの食品が廃棄されているのだとか。なんともショッキングな事実です……。

確かに、「レストランでついつい注文しすぎて残してしまった」「買った食材を使わずに腐らせてしまった」そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。私もふりかえってみると、反省すべき点が多いと痛感しました。

「ゼロハンガーチャレンジ」をきっかけに、自身の食品ロスを見直し、そして世界の飢餓ゼロに向けてアクションを起こしてみましょう!

「スーパーでは賞味期限が近いものを買うように」

末森陽子さん/フードコーディネーター・フードアナリスト。LEE100人隊初代メンバーとして10年間人気を集める。2008年より自宅にて食と花を愉しむ「おもてなし会」を開催。現在は、さまざまな企業やメーカーのアンバサダーとしての活動やセミナー、レシピ開発、コラム執筆などで活躍中。

 

フードコーディネーター兼フードアナリストの末森さんは、昔から“食品を無駄にしない”ことをポリシーに料理を楽しんできたそう。

「食品を買うときは、できるだけ見切り品を購入しています。とくに果物は熟している方がおいしいですしね。また、陳列棚に並んでいる商品も手前の方、賞味期限が近いものをあえて買うようにしています。とくに教えたわけではないですが、昔から私の行動を見ていた19歳の娘もこの買い方が当たり前になっています」

今日使う食品なのに少しでも賞味期限の長い方を買おうと、ついつい陳列棚の後ろに手をのばしてしまいがち……。でも、少し考えて踏みとどまることで、食品ロス削減の一歩に繋がるといえそう!



「食材をまるごと使うことでごみの削減にもなる」

末森さんが作るとうもろこしの炊き込みご飯は、芯も一緒に炊いてうま味たっぷりに!

 

さらに、調理する際にもひと工夫が。
「野菜はできるだけ皮ごと使うようにしています。魚の場合は身と皮はそのまま食べて、あらは出汁として使い、まるごと活用。食材をあますことなく使い切ることで、食品ロスの削減と同時にごみの削減にも繋がるので、工夫しながら料理を楽しんでいます」

ゼロハンガーチャレンジの参加方法

末森さんがハッシュタグをつけてInstagramに投稿した写真(@yoko_suemori)。賞味期限が近い卵を使ったなめらかプリン。

 

末森さんは「ゼロハンガーチャレンジ」について、「自分ひとりの寄付で終わらずに取り組みを拡散できること、輪がどんどん広がっていくことが魅力的」と話します。

そんな参加方法は下記のとおり!

1.  食品ロス削減の取り組みを写真や動画で撮影する
2. ハッシュタグ「#食品ロスゼロアクション」「#ゼロハンガー2020」「#国連WFP」をつけて、Instagram, Facebook, Twitter, YouTubeのいずれかに投稿

この2STEPで、寄付協力企業より、1投稿につき、学校給食4日分に相当する120円の寄付が行われ、国連WFPの学校給食支援にあてられます。

投稿は何度でもOK! 寄付協力企業からの協賛金の上限に達するまで、その都度120円寄付されます。

食品ロス削減の取り組みの写真や動画は、賞味期限間近の食材を使った料理写真や、レストランで完食したお皿を撮影した写真など、難しく考えずに自分が食品ロス削減に繋がったと感じた写真であれば大丈夫。

末森さんがハッシュタグをつけて投稿した写真をリポストするだけでも寄付になる!

 

さらに魅力的なのが、自身の投稿写真だけでなく、末森さんをはじめとしたアンバサダーの投稿をリポスト・リツイート・シェアのいずれかをするだけでも、120円が寄付されること! すでに末森さんの投稿も多くの方がリポストしているそうですよ。

とにかく寄付への手間が少なくハードルが低いため、「寄付をしたいけれど忙しくてなかなか難しい……」「自分の口座から振り込むのに少し抵抗がある」といった人にとってもおすすめ!

一人ひとりの小さな行動が食品ロスの削減に

「普段、食品に対してちょっともったいないなと感じていることを、少しずつ改善するだけで食品ロスへの意識もどんどん変わってくるはず」と末森さん。

「ゼロハンガーチャレンジ」の公式サイトでも、食品ロス削減の行動として、<食べられる分だけ注文する><残り物を活用したレシピで料理を作る>など、いますぐに実践できそうな例があげられています。ぜひそちらもチェックして、「ゼロハンガーチャレンジ」に参加してみましょう!


<ゼロハンガーチャレンジ>

実施期間:2020年9月1日(火)~10月31日(土)
投稿方法など、詳しくは公式サイトをご確認ください。

古川晶子 Shoko Furukawa

ライター

1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。

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