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古川晶子

沖縄在住でも泊まりたい! 「ホテル アンテルーム 那覇」でアートも食事も堪能!【リモートワークプランも】

  • 古川晶子

2020.09.23

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リモートワークにも活用したいホテル、 「アンテルーム 那覇」

在宅ワークがメインの私ですが、ずっと家に閉じこもっているとストレスが溜まり仕事が行き詰まってくることも……。

そんななか、以前から気になっていた「ホテル アンテルーム 那覇」より、“リモートワークプラン”なるものが登場。「どんなホテルか知れる良い機会かも」と思い、プライベートで利用したところ、あまりに快適で感動! 夫にもおすすめしたところ、ちょうど翌週にリモート会議が控えていたため、即予約。

夫婦ともに、素晴らしい時間を過ごすことができました。

画像提供:ホテル アンテルーム 那覇

本来は、沖縄に来る友人の宿泊先として予約するつもりが延期になってしまったため、行き場を失った“おすすめしたい”という感情を、この場で綴りたいと思います!

今回、改めて1泊2日で取材させていただきましたが、ランチも絶品だったので、沖縄在住の人もぜひチェックしてみてくださいね。

アート&カルチャーをコンセプトに今年開業

那覇市・泊港エリアにある「ホテル アンテルーム 那覇」は、今年2月に開業したばかりのホテル。那覇空港から車で約15分、国際通りからは車で約6分とアクセスがよく、さらに那覇市内のホテルとしては珍しい全室オーシャンビュー!

スタッフの清水さん

 

そして最大の特徴は、アート&カルチャーをコンセプトにしていること。

館内にはギャラリーが併設されていたり、部屋そのものにアートが施されていたりと、数多くのアーティストの作品が展示されています。今回、ご自身も2年前に沖縄に移住してきたというスタッフの清水さんに案内していただきました。

迫力のあるドローイングがお出迎え

Title「RED DOT(BIO)」作:大和美緒さん

まず入口を抜けて圧倒されるのが、高さ約6mのエントランスホールの壁全体に、絵具で描かれたドローイング。この時点で、ホテルというよりも美術館に来たような気持ちに。



自分のペースで眺められるギャラリー

GALLERY 9.5 NAHA

2階にあがると、アーティストやクリエイターの発表の場でもあるギャラリー「GALLERY 9.5 NAHA」が広がります。目に触れてもらう機会を増やすインキュベーションの場でもありたいという思いから、若手アーティストの作品を積極的に展示しているそう。

光が入る開放的な空間のなかで観るアートは、昼と夜でまた違った雰囲気が楽しめます。

美術館ではなくホテルということあり、アートにまったく詳しくない私でも、自分のペースでゆっくりと「作者はどうしてこの色を使ったんだろう」「あ、この曲線が素敵!」など、ゆっくりと自由な見方で楽しむことができる空間構成。

実際にその場にいた子どもも「これお花に見えるねー!」など、とても気軽にアートに触れていたのが印象的でした。


ちなみに、展示されているアート作品は実際に購入できるものも。ギャラリーは定期的に入れ替わる予定とのことで、何度きても新しいアーティストとの出会いが楽しめそう!

また、この空間を利用したイベントやワークショップなども定期的に開催されており、先日はLEE誌面でもおなじみのアパレルブランド「ヌキテパ」のポップアップストアが出店されるなど、ホテルとは思えないその自由度の高さも魅力的。

イベントは宿泊者でなくてももちろん利用可能なので、地元客が多いのもホテル アンテルーム 那覇の特徴です。

室内一面がアートの世界!

204:黒坂佑さん(面積24.80m²/定員3名)大人2名1室¥15000〜

 

今回私が宿泊したのは、部屋全体にアートが施された「コンセプトルーム」のひとつ、黒坂佑さんのお部屋。壁からカーテンに至るまで一面がアートに! 沖縄という土地に見られる街路樹や屏など、特徴的なパーツを表現しているのだとか。

一面アートに囲まれた部屋に泊まるなんて経験がなかったので、「リラックスできないのでは……」とも思っていたのですが、ダイナミックでありながら、どこか温かみのある作風に安心感を覚え、まるで自分の部屋のように安らぐことができました。

静かな海を眺める贅沢なひととき


そして、カーテンをあければ見事なオーシャンビュー! イスとテーブルがあるので、アメニティとして用意されていたハーブティーを飲みながら、ただただぼーっとする、なんとも贅沢な時間が過ごせます。

ルーフトップテラスからの景色。目の前には泊大橋が。

 

いわゆる、沖縄と聞いてイメージする“THEリゾート”なオーシャンビューとは異なり、目の前に港をのぞめるハーバービューは、離島を結ぶフェリーが頻繁に出航していたり、飛行機が飛び立ったりと、なんとも言えない趣があり、ちょっぴり大人なホテルステイを楽しむことができます。

着心地のよい室内着でぐっすり快眠

インテリアは「丸」を基調にしており、鏡やラグなどの家具が丸みを帯びたデザインに

 

部屋には、洗面台やバストイレがあり、歯ブラシやカミソリなど一般的なアメニティも備えられています。また、個人的に高ポイントだったのが室内着!

私は宿泊する際、ホテル特有のワンピースやガウンなどの室内着の、はだけやすい着心地がどうも苦手で、旅行時はどんなに荷物が多くともパジャマを持参するのですが、こちらは肌触りのよい綿素材のトップスとパンツで、快適そのもの! おかげさまで、いつも以上にぐっすり眠ることができました。

事前に予約できる朝食をテラスで!

3種のメニューから選べる。写真はデビルサンドBOX(ミニサラダ・スープ・スムージー付)¥1000

 

朝食は、新型コロナウイルス感染症の予防のため、前日に予約しておけば、翌朝フロントで料理を受け取り、部屋で食べることができます。お気に入りのテラスで、海を眺めながらボリューム満点のデビルサンドを頬張りました。

レストラン「ANTEROOM MEALS」もオーシャンビュー

作:品川美香

さて、続いてはとっても楽しみにしていたレストラン「ANTEROOM MEALS」でランチ!こちらも見事なオーシャンビュー。

画像提供:ホテル アンテルーム 那覇

実は、リモートワークプランを利用したあとに、夫と「今度はレストランに行こう」と話しており、そんなことを清水さんにお伝えしたところ良かったらご主人もどうぞ〜! といううれしいお言葉に甘え、大食漢の夫も参戦。

前菜+パスタ&リゾットお替り自由の絶品ランチ

ランチ(11:30〜L.O15:00)¥1680

こちらがランチメニュー。前菜+パスタやリゾットがお替り自由となっています。パスタやリゾットの種類は約1ヶ月に1度変わるため、このレストランだけを利用するリピーターも多いそう!

まずは前菜が到着。鶏肉のテリーヌやマグロと豆のトマト煮など、肉・海鮮・野菜がバランスよくきれいに盛り付けられています。ひと口食べるたびに「んー!」とうなってしまうほどのおいしさでした。

アヒルと鶏のラグー カサレッチェ

 

次に、好きなパスタやリゾットを注文していきます。ビュッフェとは異なり、一皿ずつ盛り付けられて運ばれてくるのがうれしいですね。また、一皿が少量なので、直前に朝食を食べた私でも一通り完食することができました。

沖縄県産エンサイのジェノベーゼ スパゲッティ

アンテルーム ラザーニャ

 

どれも上品な味付けで1番を決めるのが難しいのですが、私は「沖縄県産エンサイのジェノベーゼ スパゲッティ」が、夫は「アンテルーム ラザーニャ」が、特にお気に入り!

+¥300でデザート1品をつけることも可能(写真は2品)

 

夫には「一応、取材中だからね……!」と釘を刺しましたが、「いや、おいしすぎるでしょう」と、ラザーニャを三度もお替り。あぁ恥ずかしいと言いながら、ちゃっかり私もパスタをお替り(笑)。この景色も含めて、1680円はめちゃくちゃ安いと感じました。我が家はリピート確定です!

体も心もリラックスできる、日常の延長線上にあるホテル

ギャラリーの横には、テーブル席も備えたバーも。奥が先ほどのレストラン

 

プライベートと取材、2度利用させていただいて感じたのは、本当の意味でリラックスできるホテルだということ。

たまに奮発して高級旅館やおしゃれなホテルに泊まることもありますが、館内の雰囲気に飲まれているのか、気づかないうちに緊張して体に力が入っていることもしばしば……。リラックスしに行ったつもりが、家に帰った瞬間「ほっとする〜」と、どっと疲れがでてしまう、なんてことも。

神谷徹さんによるコンセプト・スイート(画像提供:ホテル アンテルーム 那覇)

 

「ホテル アンテルーム 那覇」では、おしゃれでありながらそういった疲れが全くなく、「またすぐに行きたい!」と感じるほど。日常の延長線上にある、“ちょうどよい非日常感”を味わうことができました。

清水さんも「バケーションから仕事まで、その人自身にあった使い方や楽しみ方ができるホテルだと感じています」とお話しされていましたが、まさにその通り。

次の沖縄観光の宿泊先候補として、また沖縄在住の方もランチやイベントなど、気軽にぜひ訪れてみてはいかがでしょう。


<ホテル アンテルーム 那覇>

住所:沖縄県那覇市前島3-27-11
客室数:126室(10タイプ)
駐車場 :有

ホテル アンテルーム 那覇 公式ウェブサイト

 

古川晶子 Shoko Furukawa

ライター

1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。

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