FOOD

いいこといっぱい! 「グルメなサブスク」

本誌特集「グルメなサブスク」のサービスをお試し!”おいしい”以上の喜びをレポ

  • 佐々木はる菜

2020.09.24

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9月7日発売『LEE』10月号の特集、いいこといっぱい!「グルメなサブスク」(P228~229)。

人気を集めている食のサブスクサービスを実際に10個以上取材し、おすすめポイントをご紹介。さらに、よく耳にするようになったものの「そもそもサブスクってなんだっけ…?」というギモンに改めてお答えしたり、最近「食のサブスク」が注目を集めている理由をインタビューしてきたりと、「グルメなサブスク」の魅力がギュギュっとまとまった特集になっているかと思います!

こちらの記事では、LEE本誌掲載サービスの中から実際にお試しする機会をいただいた3つサブスクについて、我が家で楽しんだ様子をレポートします。特集内容の一部はLEEwebでも読むことができるので、本誌やweb記事とも併せ、グルメなサブスクの楽しさを感じていただけたら嬉しいです。

「snaq.me(スナックミー)」 体に◎で可愛く楽しい、おやつの定期便

最初にご紹介するのは、今回本誌で食のサブスクの魅力についてインタビューもさせていただいた、「スナックミー」
2~3分程度で答えられる「おやつ診断」をもとに、自分だけのためにセレクトされた食べきりサイズの可愛いおやつが毎回8個1980円(税込)で届きます。

おいしくて「ギルトフリー」なおやつ

全てのおやつは人口添加物、白砂糖、ショートニング不使用!
毎月変わる100種類以上のおやつは、ユーザーの方々からの声などをもとに自社のパティシエさんと共に開発する他、様々な地域のマルシェや「道の駅」などを実際に回って探した各地のこだわりある生産者の皆さんと共に試行錯誤を繰り返しながら、大切に創り出しています。

例えば、「これまで苦手だったけれど、スナックミーのものを食べたらイメージが変わった!」という声も多い人気商品のドライフルーツ。通常は砂糖を使用していることが多く口に入れた瞬間が一番甘さを感じるそうですが、スナックミーでは砂糖を使っていないため、食べているうちに果物本来の甘味と酸味がじわっと拡がっていきます。

一緒に取材に伺った、ドライフルーツ苦手派の編集部ぷーすけも「果物そのものの味がしっかり活きていておいしい」と太鼓判!こだわりや試行錯誤が書かれたリーフレットも同封されており、オススメの食べ方などを読むのも楽しい。

また期間限定のおやつなどもあり、最近では希少なわらび粉から作る「ホンモノのわらび餅手作りキット」が人気を集めたそう。

所要時間は約20分で賞味期限は2時間!こちらは会員以外でも購入可能だったため、まずは限定商品から試してみるのもアリかも?

フィードバックなど、スナックミーとのやりとりも楽しい!

おやつを味わうことはもちろんですが、毎回楽しいのがお菓子が届いたあとに行うフィードバックです。自分のマイページからワンクリックで手軽にでき、届いたお菓子に対する評価をもとに次回以降のお菓子が選ばれます。つまり、使えば使うほど自分好みのお菓子が届くようになるということ。

基本的には、届くまでどんなおやつが送られてくるかわからず毎月新たな出会いを楽しめることがサブスクならではの醍醐味ですが、気に入ったおやつはまた頼むこともできます。
マイページの他にLINEを使って気軽に相談や希望を伝えることもでき、中には「あまりに好きなので、在庫があればこの商品を毎回入れてほしい」というメッセージを送ってくる方もいるのだとか!



開ける瞬間から始まる、新しい「おやつ体験」

「新しいおやつ体験を創造し、おやつの時間の価値を高める」というミッションを掲げているスナックミー。
「今日帰ったらポストに届いているはず!」と楽しみにしている時間、ポストを開けた瞬間、そして箱を開けた瞬間のワクワク…。単純に「おいしいものを食べる喜び」だけでなく、そういった全てを楽しんで欲しいと考えているそうです。

お客様の「箱を開ける瞬間が一番ワクワクする!」という声をもとに、お菓子が入っている箱も月替わり!

この月は、箱にすごろくが描かれており子ども達大喜び!こういった工作キット的なものの他、ポストカードやコースターなどがついていた時もあったといいます。

私はスナックミーのサービスを通じて、子どもの頃にワクワクしながらおやつの時間を待っていた気持ちを思い出させてもらいました。

「今月はこんなおやつが入ってる!先月気に入ったこれもある!どれから食べようかな…」

実際におやつを味わう時間は勿論、到着からフィードバックまで全てが楽しい体験重視のサブスクで、ただおいしくて体に良いものが食べられるというだけでなく、おやつの時間そのものをより楽しくしてくれるところが魅力だと感じます。

SNSへの投稿もたくさん上がっているので、同じ月に他の愛用者の方のもとにどんおやつが届いているかチェックしたり、コメントなどで交流したりするのも楽しいですよ!

「パンスク」 おうちにいながら全国各地のパン屋さんめぐり!

全国から選りすぐったパン屋さんから、月3990円(税込)で毎回異なるお店の自慢の詰め合わせが届くパンのサブスク「パンスク」。家にいながら各地のおいしいお店の味に出会えること、そしてそれを味わうことがそのパン屋さんを応援することに繋がる点も魅力です。

毎回、新たな出会いがある!

特殊技術で冷凍された状態で自宅へ。我が家に届いたのは、石川県金沢市にある「NOTOHIBAKARA BAKERY(ノトヒバカラベーカリー)」のパン。

箱を開けるとまず出てくるのが、一緒についてくる「パン屋さん紹介カード」。お店の雰囲気や商品の特長に加え、それぞれのオーナーさんのパンづくりに対する想いなどを知ることができます。

ノトヒバカラベーカリーが大切にされているのは『おいしくて体にやさしいパン』を販売すること。自家製酵母を使い、じっくりゆっくり発酵させたパン種にその時々の旬の素材を合わせ1つ1つお店で大切に焼き上げている…など子ども達と一緒に楽しく読ませていただきました。

今回送られてきたのは、ライ麦酵母と栗とクルミのカンパーニュ、蜂蜜豆乳クランベリー、黒七味と岩塩のフォカッチャなどなどバラエティ豊かで子どもから大人まで満足できる内容でした。

近所のパン屋さん、話題のお店やお取り寄せ…自分で選んだものを味わうことももちろん楽しいのですが、自分だけでは知ることのできなかった、地方のこだわりあるお店のオススメがランダムに送られて来るという形には、これまで味わったことのないワクワクがありました。
それは旅先で偶然素敵なお店に出会ったときのような気持ちで、まるで家にいながら本当にパン屋さん巡りをしているみたいでした。

おいしさへのこだわりは、特殊冷凍技術

そして実際に家でパンを焼いてみてまず驚いたのが、キッチン中に漂うパン屋さんの店先にいるような香ばしい匂い。そして、商品によってモチモチしていたりサクッとしていたりと口当たりも異なり、クランベリーやクルミなど素材の味わいもしっかり。本当に焼き立てのような美味しさに驚きました。

パンスクを運営するのは、これまでオフィス向けに焼きたてパンを届けるサービスを展開してきた株式会社パンフォーユー。独自に開発した「パンを入れる袋」と「冷凍するタイミング」により、焼き立てのおいしさをそのまま1ヶ月以上保つことができるそう!

また全ての商品は社員の方が試食し選ぶことに加え、各お店と相談の上で冷凍後もおいしく食べられるものだけを選定しているといいます。

様々な種類が合った中でも印象的だったのが「あさにこ食パン」。和食にも合う健康に良いパンとのことで味わい深く、シンプルだからこそわかる冷凍技術の高さに家族みんなで感動!

そのお店や土地に想いを馳せ、応援に繋がる

毎月全国のどこかのパン屋さんから商品が届くということは、毎月そのどこかのお店を応援できるということでもあります。

近年、高級食パンブームと騒がれたり、各地でパンフェスティバルが開かれたりと、パンの人気は高まる一方だと感じていました。でも実はその陰で、人口減少などに苦しむ地域に根ざしたパン屋さんの数は減ってきているという現状があるそうです。
そんな中で「おいしいパンを作る全国のお店を応援したい」という想いが、パンスクを始めた大きなきっかけというお話も印象的でした。

新たなおいしさとの出会いを楽しむことで全国のお店と繋がり、その応援ができる。
サブスクという仕組みは、これまでにない価値を提供できるのだなと実感したサービスでもありました。

「PostCoffee」 私のためにセレクトされた、こだわりのコーヒーがポストへ

日本ではまだ手に入れづらいスペシャルティコーヒーの中から、AI診断で自分向けに厳選された3種類が毎月1480円で届く、コーヒーのサブスク「PostCoffee」
コーヒーの知識や専用の道具がなくても、誰でも手軽にこだわりのコーヒーがある生活を始めることができます。

約15万通りから、自分に最適なコーヒーをAIが厳選

まずはサイトの「コーヒー診断」で10個ほどの質問に答えると、15万通りの組み合わせの中からAIが自分の好みにあったものをカスタマイズしてくれます。好みの味がはっきりしている方であれば欲しい豆のリクエストもできるので、毎回自分が好きなものとAIのオススメを組み合わせるなど様々な楽しみ方ができそうだとも感じました。

中には全くコーヒーに関係ない質問も!楽しみながらすぐに答えることができました。

またPostCoffeeから送られてくるのは全て「スペシャルティコーヒー」で、常時30種類以上ラインナップ。日本の一般的なお店では並んでいることの少ない希少なコーヒーを楽しむことができるという点も特長です。

「スペシャルティコーヒーとは、完璧なトレーサビリティの確保や品質管理が徹底などの厳しい規定を通過した上で、有資格者による厳正なカッピング点数が80点以上のコーヒーのこと。 普通のコーヒーとの大きな違いは生豆のグレードで、一般的に流通しているコーヒーはコモディティコーヒーやコマーシャルコーヒーとよばれるグレードのものがほとんどです」(PostCoffee)

「私って本当はこんな味が好きだったんだ!」という発見

コーヒーは好きで毎日必ず飲んでいますが、こだわりがあるかと聞かれるとよくわからないというのが正直なところ…。酸味が少ない方が好きだという自覚があったので、これまではお店などでパッケージを見たり、たまにコーヒー店で相談したりしつつ、なんとなく深煎りのものばかり買っているという状況でした。

しかし、今回の診断結果は「浅煎り好き」。自分でも意外な結果に期待と不安が入り混じりながら到着を待ちましたが、届いたコーヒーは好みにとても合っていてびっくり!

自分だけでは絶対に探すことのできなかったコーヒーとの出会い。
予想と違う診断結果だったからこそ、なおさら印象に残る出来事でした。

箱を開ける前から漂うコーヒーの良い香り。スタイリッシュなパッケージにもテンションが高まりました。

さらに、届いたコーヒーについてマイページ上でフィードバックすることで、次に届く豆がより自分好みのものに最適化されていきます。

豆の産地や種類など奥が深い世界だからこそ、AIやサブスクという形を活用することで高い品質のコーヒーの中から自分にぴったりのものをセレクトしてもらえる仕組みはとても面白いなど感じました。プロのアドバイスを気軽に受けながら好みの味を探していけるような感覚で、家にいながら「コーヒージャーニー」を楽しむことができます。

また、付属でついてくる組み立て式のドリッパーも便利!3つのパーツを組み合わせるだけで簡単に作る事ができるので、キャンプなどアウトドアにも活用できそうです。

ペーパーフィルターもついてくるので、家に何も器具がなくても大丈夫なところも嬉しいポイントでは。

毎日飲むコーヒーが上質になったことで日常がちょっと豊かになったような感覚が。在宅ワークが多く煮詰まりがちな時も、良いリフレッシュに!


自分だけでは出会えないおいしいものが、定期的におうちにやってくる「グルメなサブスク」。まだ新しい分野だからこそ種類も中身も多様で、これからどんなサービスが人気を集めて行くか楽しみでもあります。

本誌では他にも、スムージーやカレー、お肉や畑直送の果物などバラエティ豊かなサービスをご紹介しています。おうちで過ごす時間が多い今だからこそ是非、今回の特集を参考に気になったものを試してみていただけたら嬉しいです!

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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