FOOD

津島千佳

シェフの味を自宅で【出張シェフサービス「シェアダイン」のテイクアウト】

  • 津島千佳

2020.08.23

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ウィズコロナで、外食もままならない時代。自分の作った料理ばかりだと飽きがくるので、ちょくちょくテイクアウトを利用しています。子連れNGなレストランもテイクアウトを始めて自宅で堪能できるようになったことに味をしめ、様々な持ち帰り情報を調べています。

そんな中で見つけたのが、出張シェフサービス「シェアダイン」が始めた作り置きテイクアウトサービス。早速注文してきたので、その模様をリポートします。

いきなり自宅キッチンにシェフを呼ぶのはハードルが高い人にも

「シェアダイン」は約800名いる登録シェフ(2020年8月現在)から、マッチングしたシェフに自宅で作り置きをしてもらうサービス。離乳食やダイエットメニューなど、自分の希望に合ったシェフを選べるのがポイントです。
でもいきなり自宅キッチンで調理してもらうのは、心理的ハードルが高い……。そんな人にも注目してほしいのが、今回開始した作り置きテイクアウトサービスなのです。
オーダーは簡単。サイトで受取店舗と日時、主菜と副菜を3点ずつ選ぶだけ。

それぞれ4点用意されている主菜と副菜は、すべて栄養管理士が監修。料理ごとに「美容・生活習慣病予防」「妊活・筋トレ」など、LEE世代のニーズにも合う栄養素を持つ食材で調理しているので目的に合わせてチョイスできるところも◎。
さらに完全予約制のため、余分な食材を使うことなくフードロス削減にもなります。
私は東京・勝どきにあるお店でピックアップ。

2020年8月現在、「シェアダイン」テイクアウトサービスを行っているのは勝どきの「SHARES」のみ。順次展開店舗を拡大予定しているそう。

受け取り時間より早めに到着すると、シェフが調理中。

こんな大きな肉塊、私では扱いきれないので、プロは違うな、と当たり前のことながら妙に感心しました。
完成した料理はこちら。

手前より「ゴールドラッシュの冷製スープ、SHARESで人気のポップコーンを添えて」「アンガス牛のロースト、じゃが芋とアスパラのグランメール風、バルサミコソース」「アーリーレッドと紫キャベツのアグロドルチェ、ビーツとミントのペースト、クリームチーズとドライフルーツ、ピスタチオ」

写真のほかに主菜2品、副菜1品がセットになり、計6品を持ち帰ります。その量、4人家族の夕食2回分に相当する総重量約5kg!

今回の料理はマキシム・ド・パリや北島亭などフレンチの名店で修行したシェフの手によるもので、付け合わせに至るまで奥行きのある味わいのものばかり。日々の料理だと彩りまで考えて調理することもできないので、ビーツの色鮮やかさが食欲をそそります。お肉大好きな息子は「アンガス牛のロースト」を夢中で食べていました。最後には、またお肉が食べたい!とにっこり。

「シェアダイン」の特長である料理のレシピも同時にいただけるサービスは、テイクアウトでも同様。気に入ったメニューは自分で再現できます。さらに料理とペアリングするのにおすすめのドリンクの情報もいただけます。

シェフ自らお客さんに料理をお渡し。

個人的に素晴らしいと思ったのは、作り置きサービスを提供する側のシステム。コロナの影響で休業や短縮営業をせざるを得ないレストランも少なくなく、その店で働くシェフも以前のように勤務できない状況にあります。このテイクアウトサービスなら休業中のレストランで「シェアダイン」登録シェフが調理するため、レストランには場所代が発生し、シェフには収入となります。しかも名店での勤務経験のある登録シェフもいますから、利用者にとっても嬉しい限り。

私のように自分の手料理に飽きた人はもちろん、自宅でレストランクオリティの料理を食べたい人、外食産業を応援したい人にもぴったりのサービス。ぜひチェックしてみてください。

シェアダイン 作り置きサービス¥9,800(税込)、事前モバイル決済、先着20セット

「シェアダイン」公式サイトはこちら

津島千佳 Tica Tsushima

ライター

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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