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藤原千秋

【いい睡眠だけがあなたを救う】どう過ごそう 2020年、withコロナの夏

  • 藤原千秋

2020.07.05

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宙ぶらりんなwithコロナの夏

ふと気づけば夏至も過ぎ、2020年も半分終わってしまいました。

通常営業なのか、そうでないのか、どこかぼんやり宙ぶらりんなwithコロナ社会の空気感のなか。わが家の子どもたちはこの7月いっぱいを学校に通って過ごすようです。

その後の夏休みは、8月1日からお盆明けまでの半月。期間は例年の半分以下。

なので夏の作品応募系の課題も少なくなるか、なくなるだろうと、保護者会でも説明がありました。2学期以降の年間行事もほとんど中止、一部翌年含めての延期になるのだそうです。

そうして訪れる、今年の夏。夏休み。

きっといつもの夏だったなら、プール通いや、家族で旅行に行くこともあったり、田舎への帰省、部活や合宿やキャンプ、特講、その他いろんな予定やイベントで文字通り目白押しだったはずです。

でもおそらく今から見た「来月」のうちに、そんな予定を立てるのは、このひとつですら簡単ではないでしょう。未曾有の「がらん」とした半月になるのは目に見えて明らかです。

子どもたちの、気持ちは持つかな

さらにステイホームだった春先よりも過酷な真夏の気候下。猛暑を避けてエアコンのなかで過ごすことになるにしても、その暑さおさまらないうちに、再び始まる学校生活に備えておかなければなりません。

生活リズム、健康、学力……。

大丈夫かな。子どもたちの、気持ちは持つかな。

大丈夫かな。大人である親たちの仕事はどうなる、休める? 子どものサポートはできそう? のりしろ、ありそう? 元気、残ってそう?

「……」。



睡眠だけ

残念ながら私にもばりばりの良き案はありません。

どうすれば「うまくいく」「しのげる」のか、ぜんぜん分かりません。

ただこの夏がんばろうと思うのは、みんなの(自分も含めた)睡眠環境だけ。

なんとかととのえよう。

寝ないと暑さにも、感染症にも、良くなさそう。 精神にも響きそう。

 

だから今日から、できることを、少しずつ。

●隙あらば、シーツをどんどん洗って。冷んやりするパッドに差し替えていきましょう。

●枕カバーも洗って、日に当てて、ジェルまくらを冷やして、寝苦しい夜にはすみやかに使えるように。

●薄い掛け布団と毛布、家族順繰りに洗って、乾かしましょう。

●洗えなくても、朝起きたら、布団乾燥機で布団に涼風を送り、寝汗を乾かす。これも家族全員分、順番に。

●敷布団にサーキュレーターの風を当てて、掃除機で埃も吸うように。

●朝の乾燥した冷たい風で、家中換気しながら、暑い日にはエアコンをかけつづけるように。つねに部屋の湿度は55%をめざすように。

●それから市場に戻ってきた消毒用エタノールで、畳を全部拭き上げる(わが家の寝室は和室)のを早めにやります。それから窓と網戸も拭く。

ここに、

●押し入れ全部の虫干しができたら理想的。

 

やりきったら、思い切り良く、きっと、深く眠れるに違いありませんが、このうちのひとつでも。気持ちいいはず。ぐっすり、眠れるはず…。

 

***

誰よりも忙しく、誰よりも積極的に。あまたの予定やイベントごとを、モリモリこなしていくタイプの「充実」ばかりが夏の全てではないことを知る。

そのことこそが、「今」の、意味なのかもしれない。そんなふうに、思うのです。

藤原千秋 Chiaki Fujiwara

住宅アドバイザー・コラムニスト

掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

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