スーザン史子

話題の「自動運転」、実際どこまで進んでいるの?

メルセデスベンツEクラス 完全自動運転に近づく、革新的な安全運転支援システム「ドライブパイロット」が搭載されています。
メルセデスベンツEクラス
完全自動運転に近づく、革新的な安全運転支援システム「ドライブパイロット」が搭載されています。

 

「自動運転」という言葉、最近、よく耳にするようになりましたよね。多くの人が、ドライバーは手放しで何もする必要がない、完全自動運転を思い浮かべるんじゃないでしょうか? 実際、友人からも、「自動運転のできる小型車が欲しいんだけど、どれがいいの?」と聞かれたことがあります。でも、現状では、市販車でそのような域に達しているものってないんですよね。

日本を含め、世界の主な自動車メーカーでは、2020年をめどに完全自動運転を実現することを目標に掲げています。どのメーカーも、とても慎重な姿勢をとりながら、着実に技術開発を進めています。でも、そんななか、今年5月に、テスラモーターズの「モデルS」というクルマに乗っていたドライバーが、自動運転中にトラックとの衝突事故に遭い、亡くなるという痛ましい出来事が起こりました。この事故は各自動車メーカーの開発に水を差す、衝撃的なものだったんです。「自動運転」といっても、まだまだ確実に安全であるとは保証できない状況なんですね。

現在の自動運転はいったいどのような段階なの?

NHTSA(米道路交通安全局)や内閣府の基準によれば、自動運転には、レベル1からレベル4までの4段階に分けることができます。

レベル1は、基本は人間が運転しますが、システムが一部操作するという運転支援段階。レベル2は、限られた状況で自動走行ができる部分運転段階。レベル3は、自動走行するしますが、緊急時にはドライバーが操作するという半自動運転段階。レベル4はドライバーが何もしなくても走行できる完全自動運転段階です。

現在、メルセデス・ベンツやアウディ、ホンダやスバル、日産といったメーカーが自動運転支援システムの新技術を市販車に搭載しています。現段階では、各社レベル2の域であるといっていいでしょう。

たとえば、先日発表されたばかりのメルセデスベンツEクラスには、完全自動運転に近づく革新的なシステムとして、「ドライブパイロット」が搭載されています。新たな技術として、ウィンカー操作のみで車線変更を自動で行う機能も搭載されていますが、あくまでも主体はドライバーで、いまだ運転支援システムの域を超えていません。

「自動運転」という言葉の持つ自由なイメージのみが先行しがちですが、現在は、完全自動運転を目標に、各社それぞれが手探りをしながらしのぎを削っている、そんな段階なんですね。あくまでも運転支援技術である、ということを頭にいれたうえで、クルマ選びをしてみてください!

 

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Writer Profile

スーザン史子

カージャーナリスト

Fumiko Susan

1974年、神奈川県生まれ。夫・息子6歳。車に関する情報のほか、興味のある社会貢献活動のレポート等もお届けします。趣味は山登り、読書。

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