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田辺幸恵

【NYで子育て】外出できない時に助かる「簡単おうち工作」で新型コロナ対策

  • 田辺幸恵

2020.02.29

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お家で楽しく過ごすために

今年のニューヨークは暖冬ですが、例年は雪などの悪天候で学校が急に休みになることもしばしば。外に出られない状況の時に、子どもとずーっと家にいるとどうしても煮詰まってきますよね・・・。思うように家事が進まずイライラしたり、家で遊ぶおもちゃも限られ飽きてくるとテレビに頼ったり。

そんな時、娘も楽しく取り組めた「簡単おうち工作」をご紹介します。

 

①アワアワペインティング

用意するもの:シェービングクリーム(髭剃り用シェービングフォームなどもオッケー)、フードカラー、スポイト、割り箸、白の画用紙、空になった牛乳パック

大きめのタッパーか桶にシェービングクリームをモコっと出します。そこへ、好きな色のフードカラーをスポイトで垂らします。

99セントストアで買った桶を使用。小さな子供には、このスポイトのプシュっがなかなかのチャレンジだったりします。

 

今度は割り箸でまぜまぜ。

「色が変わった?どんな風に?」「手触りはどう?どんな感じ?」

色が泡と混ざって濃くなるのか、薄くなるのか。色の変化はどうか。いろんな声がけをしながら、色が混ざりあった模様が出てくる様子を楽しみます。

混ざったら、上から白い紙を載せて泡をまんべんなくつけて剥がします。

白い紙に色付きの泡がのった状態で、あらかじめ切っておいた牛乳パックで泡を取るようにこすると・・・。

 

モザイクのような絵が出て来ます!

このままでもよし、形に切り取って別の紙に貼ってもよし。私はいい匂いのシェービングクリームを使ったのでいい香りにも癒されました。

(敏感肌のお子さんは肌に合うものを選んでください)

 

②何が凍るかを実験

ニューヨークの冬は夜中も日中もマイナスの気温になる時も。とびっきり冷えそうな夜の前に、凍らせてみたいものを外に出しておきます。

用意するもの:透明のプラスチックカップ、凍らせたいもの

私と娘は水のほか、水にフードカラーを垂らしたもの、油なども入れて一晩外においてみました。すると、フードカラーは中で結晶のように固まり、油は固まりませんでした。

前日に外に出しておいた水や油たち。

「これキレイだねー」

緑のフードカラーを垂らしたら、フードカラーが真ん中に固まり、マリモのように凍りました。

「水は凍るのに、なんで油は凍らないんだろうね?」

など子供から興味が湧いてきます。

凍ったものは部屋に入れて、お絵描きしたり、凍ったものの写真を撮ってプリントアウトし、気づいたことを書き込んだり、色々発展させることができます。

携帯でとった写真をプリントアウトし、娘が切り取り「こおりしんぶん」を作成。

この時、バナナも外に出しておいたら一晩でカッチカッチに!凍ったバナナで釘を打てました!

当時4歳でまだ文章が書けなかった娘は、喋りながら記号のようなものを書いていました。

その言葉を私がメモ書きに書き取り、四角の中に書きました。

今読み返してみると

「色とりどりでした。緑でした。(凍ったバナナを置いてみたら)可愛い顔になりました。チクチク入ったのが見えたよ。さあ、遊びに聞いてみよう!」とちょっと意味不明ですが(笑)子供らしい感性ってこの時だけなので書いておいてよかったなと思います。

 



③セロファンの色眼鏡

用意するもの:いらなくなった厚紙やダンボール、カラーセロファン、棒や割り箸

厚紙を適当な大きさの額縁のように切り、中にカラーセロファンを貼ります。そこにぼ棒をつけるだけで色眼鏡に。昼間なら、窓から差し込む日差しを色眼鏡でカラフルにチェンジ。床に色々な色が映るのは大人でもワクワクします。

いらなくなった厚紙を切り、セロファンを貼るだけの色眼鏡(写真は全て2015年撮影)

夜は、フラッシュライトやサイドテーブルの電気などを通すとよりはっきりと色が見えます。

ただ、娘の場合は、夜にこのセロファン眼鏡を出すと楽しすぎて興奮してしまい、なかなか寝付けないこともありました。

どうしても家にいないといけない時も、なるべく喧嘩せず仲良く親子で楽しみたい。そんな時に五感を刺激する「おうち工作」にはいっぱい助けられました。8歳になった今でもいい思い出です。

ニューヨークでも新型肺炎の余波

ニューヨーク州ではまだ新型コロナウィルスの発症例は出ておりませんが(2020年2月27日現在)、マスク姿のアジア人女性が暴行される事件が発生し、アジア人差別につながるのではと不安がありました。日本の親からも差別を心配する連絡をもらいましたが今のところ大丈夫ですし、この冬インフルエンザが大流行しクラスの半分が休んでも「学級閉鎖」にならないので、日常に大きな変化はありません。

ただ、2月半ばに娘が参加したお泊まりキャンプでは、日本からスタッフが派遣され子どもたちのケアをする予定でしたが、米保健局からキャンプ運営団体に

中国および近隣諸国から渡米した者について、キャンプにて子どものケアをするスタッフとしての受け入れが困難であるとの通達

があったため、派遣中止に。影響もありました。

一日も早い終息を願うばかりです。

 

田辺幸恵 Sachie Tanabe

ライター/ライフコーチ

1979年、北海道生まれ。スポーツ紙記者を経て2006年にアメリカへ。2011年にニューヨークで長女を出産。イヤイヤ期と仕事の両立に悩みコーチングを学び、NPO法人マザーズコーチジャパン認定講師に。趣味は地ビール探しとスポーツ観戦。夫と娘(8歳)の3人家族。

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