LIFE

わが子の「学校へ行きたくない」に親ができること

【体験談】わが子の“不登校”・・・その時どうした?克服は?原因が分からなくても焦らないで!

  • LEE編集部

2020.02.17

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LEEweb会員、LEEメンバー452人が回答したアンケートでは、子どもの不登校について多くの体験談が寄せられました。
実際に不登校になるとどうなるのか、どんなことを感じるのか、リアルな本音をご紹介します。

●この記事は2019年10月7日発売LEE11月号の再掲載です。


リアルな声が続々と!
LEEメンバーの「不登校」体験エピソード集

子どもの「学校に行きたくない」。そんなときどうする? どう対応して・・・その後どうなった?
当事者の悩みや心の揺れなど、8つの体験記をご紹介。

エピソード1|
3人グループで仲間はずれ。先生との連携で登校できるように

3人の友達グループの中で、うちの子だけが仲間はずれになりました。何か理由があったわけではなく、3人という人数から、端数の人が発生する形となり、うちの子が疎外感を感じたよう。

親である私は、とにかく明るく励まし、朝は担任の先生に電話をかけてフォロー。先生と娘の一連のことについて共有することで、娘も安心して学校に行くことができるようになりました。(やわさん)

 

エピソード2|
根掘り葉掘り聞いたことを後悔。でも余裕がなかった……

部活動での仲間で、相手はふざけたつもりでやった行動が、子どもにはとてもいやだったり、マウンティング的なことがあったよう。

1カ月ほど休んで登校できたが、何があったのかと根掘り葉堀り聞いてしまい、親としてもっとゆっくりじっくり、どんと構えてやれればよかったなと反省しています。でも当時は余裕がなかった……。(たまねぎチャンさん)

エピソード3|
LINEグループでの悪口。数日のリフレッシュで落ち着く

娘が中学2年のとき。学校に行きたくないというので、時間をかけて理由を聞き出したところ、LINEグループに悪口を書かれて、実名ではなかったものの自分だけに当てはまる内容だったので、落ち込んだとのこと。

2、3日学校を休ませて、私も仕事を休んで、一緒に映画を見に行ったり、ショッピングをしたりして、娘の気持ちをリフレッシュさせました。娘は気持ちが落ち着いたのか、自分から学校に行きました。(まーみんさん)

 

エピソード4|
夏休み明けに理由がわからず……保健室に数時間の登校が続く

小学1年生の夏休み明けから、登校時間になるとおなかが痛いとトイレに行って、登校時間になっても出てこなくなりました。

理由を聞いても言わず、校長先生に相談すると、小学1年生ではよくあることだと言われ、少し安心。でも、みんな行けているのになぜわが子は行けないのか?という心の葛藤が強くありました。

当時、私がアルバイトをしていたのですが辞めて、毎日、娘が学校へ行けると思う時間まで待って、9時~10時くらいに一緒に歩いて登校。クラスには行かず、保健室に2時間ほどいて、給食を食べずに帰る日々が2学期、3学期と続きました。

カウンセリングを受けて、子どもへの対応を反省して接し方を変えたり。1年生はこの調子で、2年生の進級後はスムーズに学校に行くことができています。

娘が大人になったら、小学校の短い期間の不登校の話を聞いてみたいなと思っています。(きずなさん)

エピソード5|
部活も勉強も頑張りすぎで限界。本人は落ちこぼれたと……

中1の9月、おなかが痛いから学校を休みたいと。入学当時からバレー部に入って1年生は片付けで毎夜遅く帰宅、頑張りすぎて、熱中症で2回倒れて先生に送られたことも……。勉強も毎日欠かさずして、学年で1、2の成績をとっていました。

体と心が悲鳴を上げていると思ったので、1週間学校を休みに。結局、部活はやめることにしたものの、落ちこぼれたようで本人はとても気にしていました。(はな15さん)

 

エピソード6|
3カ月して先生と合わないことが判明。学年が変わると行けるように

最初は無理やり学校に行かせたが、毎日泣くので休むことに。なぜ行きたくないかを少しずつ聞いたら、3カ月たってやっと先生と合わないことを話してくれました。

無理はよくないと気づき、行けるときだけ、一緒に学校まで付き添って登校。そして、学年が変わると何ごともなかったかのように行けるように。子どものペースに合わせることが大切だと気づきました。(有紀さん)

エピソード7|
メガネをからかわれて学校に行きたくない!

小学1年生のとき、メガネをかけ始めたことでからかわれ、「学校に行きたくない」と泣きだして戸惑いました。

本人にはメガネをかけないとよく物が見えずに危ないことを伝え、担任の先生にも相談。先生から「なるべくいやなことをいやだと自分の口で友達に伝えられるように」と指導されました。

自分の気持ちを伝える努力と、子どもたちがメガネに慣れていったことで収まり、無理なく登校できるように。(にけさん)

 

エピソード8|
「学校に行けなくてごめん」に涙……。今は単位制の高校に進学

中学生のとき、不登校でした。まったく登校できないのではなく、1カ月に2~3回は保健室へ。

最初は戸惑いましたが、次第に「今は、ゆっくり休むときだな」と割り切れるように。娘に「学校に行けなくてごめんね」と言われたときは、一緒に涙しました。

休んでいる間は親子の会話も増え、プラスの面もあります!現在は単位制の高校に進学し、アルバイトをしたりと楽しんでいます。大学への進学も目指しているので、応援していきたいと思っています。(トミープーさん)


イラストレーション/漫画家 小林 薫さん 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
イラストを担当してくれた小林薫さんは、娘が中学生のときに不登校に。フリースクールに通ったり、私立へ転入をしながらも、現状への不満や将来への不安も……。著書『娘が不登校になりました。「うちの子は関係ない」と思ってた』(¥1000/ぶんか社)には、親子の思いが赤裸々に描かれています。

この記事は2019年10月7日発売LEE11月号『わが子の「学校へ行きたくない」に親ができること』の再掲載です。

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