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佐々木はる菜

必要なのは手帳とペンだけ!私のスケジュール管理術

  • 佐々木はる菜

2019.12.26

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年末年始は、時間の使い方を見直す良い機会?

皆さんはもう新しい手帳は買われましたか?今は、スマホやアプリでスケジュールを管理されているという方も多いかもしれません。
年末年始は、新しい1年をどんなふうに過ごしたいか考えるなど、自分自身と向き合う良いチャンスでもあると思います。今年最後の記事となる今回は、そんな時期に向け、私が実践している手帳を使ったスケジュール管理の仕方についてご紹介したいと思います。

産後数年は特に、家事・育児に仕事にと目の前のことをこなすだけで精一杯!「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と気持ちばかり焦ってうまくいかないことが続いていました。そんな毎日をなんとかしたいと試行錯誤を重ねてきた結果、私が行きついたのは手帳とペンしか使わないシンプルでアナログな方法でした。

まず確保すべきは「スケジュールを立てるため」の時間!

忙しい日常を、家族と共になるべく快適に過ごしていくためにまず一番大切なのは、「とにかく時間を作って予定を整理する」ことだと感じています。

私の場合、週末に翌週の動きを考えるために30分、そして毎朝10分、予定を立てるための時間を作るようにしています。ただでさえ忙しい中そんな時間を取ることすら難しいと感じる場合もあるかと思いますが、この習慣をはじめてから日常生活がぐんと快適になりました。

今週どんな予定があるのか、自分にどれくらい時間があるのか、優先順位をどうするか…そしてそれらを踏まえた上でいつ何をするべきなのか。そういったことをあらかじめ考えておくことで、その1週間が始まってからは色々と悩むことなくスムーズに動けるようになったと感じています。

仕事や自分自身のことに加え、例えば子どもが幼稚園や保育園に通い始めると色々な連絡が次々と入ってきたり、突然の体調不良があったりと思わぬ予定がどんどん増えていきます。
私にとって一番嫌な状況は「やらなくてはいけないことがいっぱいあるのに、何から手を付ければいいかわからず焦っている状態」です。たとえ忙しかったとしても、自分の現状を把握し次に何をすべきかわかっていれば、「考えて決めた目の前の“やるべきこと”をとにかく淡々と進めよう!」と心が落ち着くこともあり、前ほどイライラしたり不安になったりすることがなくなりました。

手帳に書いて管理するメリットって?

「手書きで紙にスケジュールを書く」というのは、単純なようでやはり大切だと感じています。私は時間軸のあるタイプのいわゆる「バーチカルタイプ」と呼ばれる手帳を10年以上使っていますが、それぞれの予定に必要な時間がぱっとイメージでき、スケジュールを把握しやすいと感じています。

大切なのは、全ての予定について「かかる時間」だけ線を引いておくこと!
仕事や学校行事、人と会う約束などだけでなく、移動時間や日用品の買い物、子どものお迎えなどについても、時間軸上に線を引くようにしています。「この日は思ったよりも時間がないから、これを先にやっておこう」といった具合に、予定を記入することで自然と優先順位が見えてくるなど頭が整理される点もメリットだと感じています。



あると便利な「TODOリスト」

手帳に書いてあるスケジュールを踏まえ、その週にやるべきことや忘れてはいけないメモなどを「TODOリスト」としてまとめています。以前は手帳とは別の紙に書いて持ち歩いていましたが、今年10年ぶりに新しいシリーズにした手帳には、毎週たっぷりと余白のスペースがあるため、そこにまとめるようになりました。スケジュールを再度リストにまとめ直すことは一見手間に思えますが、日々のヌケモレもストレスも減り、結局効率が良い気がしています。

例えば幼稚園や学校からのおたより、家の消防点検などなど細かな「用事」は日々どんどん増えていきます。一番嬉しいのは「書いたら忘れていい」ということで、私は頭の中にため込まない方がストレスがなく、終わった用事をリストから消していくこともちょっとした快感があります(笑)

家事や、子どもの朝の準備時間なども「予定」として書くことが大切

時間に限りのある中で自分も子どもも必要な支度をしなければならない「朝と夕方の時間帯」って本当に大変ですよね。バタバタしがちな時間を少しでもスムーズに進めるために、朝夕の段取りやTODOも「時間割」を決めておくようにしています。

子どもたちが産まれてから朝型生活にシフトした私。家事や自分のやりたいことなどもまとめて朝にするようにしていますが、やっぱり寝起きは体が思うように動かないという日もあるからこそ、「この時間にこれをやる」と決めたことをあらかじめ紙に書いて冷蔵庫に貼っています。
起きたらまず洗濯物を乾燥機から出してたたむ、この時間からお弁当と朝食準備開始…など結構細かいことまで決めており、日課となっているランニングや英語の勉強なども朝の時間に。何も考えず、とにかくその通りに進めるようにしています。

そして、思い通りにいかないのが子どもたち!朝は眠いし、夕方は疲れているしで機嫌が悪いことも多いからこそ「何時までに朝ごはんを終わらせる」など余裕を持った時間の目安を決め、親子で共有。それを目指して、みんなで「もうすぐ何時だよ~」などと声をかけながら頑張るようにしています。

時間管理は、自分を縛ることでなく「心のゆとり」作ること

私がたどり着いたのは本当にシンプルな方法で、「何日まで、何時までに何をすると決める」「それをひたすら書いて整理」「その通りに実践する」ということだけです。

子育てしながらの毎日は常に慌ただしく、気が焦ることやスムーズに進まないことの方が多いと思います。でも、「これはいつすること」と予定や時間の目安が決まっている方が、自分がちゃんとできているのか遅れているのか状況が把握できます。そして時間を区切っておくほうが、その時間内に「やるべきことに」対して集中できるし、終わらなかった場合も対策しやすいと感じています。(実際、何かアクシデントがあったり時間が足りなくなってしまったりした場合は無理せず翌日以降に持ち越すなど、フレキシブルにしています。)

私の場合は、今の形でスケジュールを立てるようになってから以前よりも少し予定や気持ちにゆとりが生まれました。余裕を持った時間配分や、ちょっと休憩する時間を作ることなども心掛けるようにしており、時間がない中でイライラして、子どもたちを必要以上に怒りすぎてしまうことが少し減りました。

時間を決めることは自分を縛ることではなく、心の余裕を保つためにも大切なことなのではないかと感じています。子どもたちに呼ばれたときに、ちゃんと相手の目を見て応えられる自分でいるためにも、これからも日々手帳と向き合いながら生活していきたいと考えています。

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今年も1年、ありがとうございました!お忙しい毎日の中で私の記事に少しでも目を留めていただいたこと、本当に嬉しく思っています。
これから迎える新年が、皆さん一人ひとりにとって素晴らしいものになるよう、お祈りしています!

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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