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津島千佳

【子連れで徳島旅(3)】地産地消な新鮮素材がいっぱい! 徳島グルメ 

  • 津島千佳

2019.12.07

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親子で巡る徳島の旅。旅に食は欠かせません。徳島でおいしく、子連れでも安心して訪れることのできるお店をご紹介します。

鳴門名物の鯛とわかめを堪能できる「あらし」

渦潮で有名な鳴門。潮の流れが速く、ここで育った真鯛は身が引き締まり、適度な弾力があり、江戸時代から絶品と評判を呼んでいました。
市内には鳴門鯛を提供するお店がいくつもありますが、おすすめはいつも常連でいっぱいの「あらし」。

テーブル席のほか、子連れにはうれしい小上がりもあります。店内の生簀では専属の漁師から買いつけた鳴門鯛をはじめとする旬の魚が泳いでいて子どもも興味シンシン。
同店では一番新鮮な状態を味わってもらうことを大切にしているため、鳴門鯛の刺し身はピカピカ光っています。

「天然鳴門鯛づくし膳」¥3,000

刺身に鯛めし、お頭入りのあら汁と鳴門鯛が存分に楽しめるのが「天然鳴門鯛づくし膳」。刺身はぶ厚くスライスされ、歯ごたえも抜群。あら汁や鯛めしは慣れ親しんだ出汁の効いた味わいで、香川出身の私はただただ懐かしく、おいしい。

「天然鳴門鯛刺身定食」¥2,100

また鳴門はわかめの大産地でもあります。大きな汁椀にたっぷり入った肉厚のわかめ。この味噌汁だけでお腹いっぱいになりそう。

「あらし」
住所:徳島県鳴門市撫養町大桑島字北ノ浜51-1
電話:088-686-0005
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜(祝日の場合は営業し、翌日が休み)

子連れにやさしい「徳島ラーメン奥屋」

徳島ラーメンも有名ですが、食べたことがありませんでした。濃厚な豚骨醤油スープに甘辛く煮た豚バラ肉と生卵をトッピングしたすき焼きのような味わいとのこと。徳島市内で3店舗を展開している「徳島ラーメン奥屋」へ。

こちらは清潔な店内はもちろんのこと、キッズウェルカムなところも◎。子ども用の椅子や絵本が用意されているほか、ママもゆっくり食事ができるよう商品提供のタイミングにも気を配ってくれます。

「徳島ラーメン 肉玉入り(並)」¥730

茶色いスープが徳島ラーメンの王道だそう。まずはスープを一口。豚骨の旨味は出ていますが、臭みもなく飲みやすい! 確かに豚バラ肉はしっかりとした味で、生卵を崩すとマイルドになります。
徳島の方はラーメンと一緒に白米を召し上がるとか。確かにこのスープはごはんに合いそうですが、炭水化物の重ね食べに背徳感があり、それは断念してしまいました……。

徳島ラーメン奥屋 北島店
住所:徳島県板野郡北島町高房東川田15-17
電話:088-635-8371
営業時間:11:00〜15:00、17:00〜20:30

定休日:水曜(祝日の場合は営業)

「オーバッシュカフェ」で体にやさしいブレッドと地元野菜のデリを

朝食は徳島で有名なベーカリーが手掛ける「オーバッシュカフェ」がおすすめ。

燻蒸農薬不使用の小麦、天然酵母、徳島のおいしい水で焼かれたパンに加え、県内で生産された野菜を使ったデリが一度に楽しめるプレートを注文しました。

「モーニングセット(B)」¥800

ベーグルやバゲットなどのパンもスプレッドも、それぞれ9種類から選べます。スプレッドは徳島産いちじく&キウイ、有機土佐文旦などオリジナリティあるものが多く、私はオーガニックレーズンのジャムをチョイス。
パンやジャムは素朴な味で、お腹が起きていない朝にぴったり。でもピクルスの野菜の新鮮さで目が覚めました。
余談ですが、こちらの店長さんはInstagramで13万5千人ものフォロワーがいる@meganeandmiwaさん。GoogleのCMにもご夫婦で出演されたことがあるとのことで、ミーハーな私はちょっと興奮しました(笑)。

「オーバッシュカフェ」
住所:徳島県徳島市東船場1-26
電話番号:088-655-2337
営業時間:7:00〜17:00
定休日:月曜



徳島の山の恵を存分に! 「農家レストラン 風和里」

山間部にも関わらず、斜面のままで耕作する独自の農法が世界農業遺産に認められたエリアが県西部にはあります。

そこで採れた野菜をたっぷりと味わえるのが「農家レストラン 風和里」。

四国山脈を望む店内はテーブル席も小上がり席もあります。オーダーしたのは人気No.1の「風和里定食」。

「風和里定食」¥1,300

いろんなものを少しずつ食べたい私にはうれしい、たくさんの小鉢! 素材の味わいを活かしたあっさりした味つけであっという間に完食。ほとんど野菜や雑穀のおかげか、お腹いっぱい食べてももたれることがなかったのもアラフォーには高ポイントでした。

「農家レストラン 風和里」
住所:徳島県美馬市穴吹町口山字渕名307
電話番号:0883-56-0725
営業時間:11︙30〜14:30
定休日:火曜

400年以上徳島県民に愛される「和田乃屋」の「滝の焼餅」

最後は徳島スウィーツを。1585年に藩主の蜂須賀氏に献上したところ御用菓子になった「和田乃屋」の「滝の焼餅」。

「滝の焼餅(3個)」¥460(税込)

焼き餅なのに平べったい見た目にびっくり。皮はパリッとしていて私の知るお餅にはない食感。中はこしあんですが、甘さ控えめで食べやすい! 3個セットだとプレーン、黒ごま、抹茶と3つの違う皮のフレーバーが楽しめてお得。

滝が流れる庭があるなど、お店も情緒に溢れています。

「和田乃屋」
住所:徳島県徳島市眉山町大滝山5-3
電話番号:088-652-8414
営業時間:10:00~17:00
定休日:木曜

結構知っているつもりだった徳島のこと。でも実際に徳島に行くと、それは人から聞いただけの情報で、ほとんど体験したことがないと気づきました。当たり前ですが、何事も見て、味わって、触ってをしないと本当の魅力を知ることはできません。
頭でっかちにならないためにも、もっと子どもと旅行したいな、と改めて教えてくれた徳島旅でした。

津島千佳 Tica Tsushima

ライター

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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