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飯田りえ

祝・だいすけお兄さんご結婚! そして年明けの舞台では悪役に初挑戦、しかもセクシー解禁?!

  • 飯田りえ

2019.11.24

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先日、ご結婚されたばかり!の横山だいすけさん。お祝いムードいっぱいの中、ロスの方も多いのでは…?そんな我らのだいすけお兄さん、今年のはじめに浜島直子さんの連載でLEEに初登場して以来、なんと4度目の登場です!来年1月23日より舞台『天才てれびくん the STAGE~てれび戦士REBORN~』に出演されるとのこと。

天才てれびくん(略して”天てれ”)といえば1993年から続くEテレの人気長寿番組で、幼い頃に見ていた方や小・中学生のお子さんがいる方なら説明不要ですよね。”てれび戦士”と呼ばれる子どもたちが様々なことにチャレンジする企画がメインの番組。「大人になった君たちへ」というサブタイトル通り、てれび戦士だった前田公輝さんを筆頭に、舞台版新キャストとして高野洸さんや特別出演の麿赤兒さん、そして横山さんらが出演し、大切なものを守る戦いに挑むのだとか。それにしてもどんな舞台になるのでしょう…。想像が全くつかないので、だいすけお兄さんに伺ってまいりました!すると、今までにない新たな一面を垣間見ることに….。

“天てれ”の舞台って?しかもダークサイドに落ちた伝説の戦士?

──天才てれびくん の舞台化といっても、正直、全く想像できないのですが一体どんな舞台なのでしょう。

横山:子どもたちが活躍する舞台を公開収録して、放送したことはあったそうですが、今回の舞台ではかつて活躍していたてれび戦士たちが「大人になって」登場します。その中でも僕は”伝説のてれび戦士” 役なのですが悪に心を乗っ取られてしまってのスタートです。

──え!だいすけお兄さん、悪役なのですか?! 初挑戦ですよね?

横山:Eテレのビットワールドという番組で”ジャン魔王”という、じゃんけんをする魔王役はありましたが(苦笑)、本格的な悪役は初めてです。これまでの歌のお兄さんは太陽のように、みんなを明るく照らすような存在だったので、ダークサイド役となると、舞台を通してどう表現できるのかチャレンジです…!

──確かに。アイメイク、悪い感じですものね。

横山:そうなんです。でも自分にその引き出しがないものなので、正直、どうやって悪い顔をすればいいのかわからず。撮影時もカメラマンさんやスタッフの皆さんに「どんどん引き出してください!」とお願いしていました(笑)。

──シリアスに悪い人なのですか?

横山:シリアスではないと思います。(急に小声で)ただ、以前、刑事役でドラマに出させて頂いた時に、強く言い争うシーンがあったんです。それぐらいでもファンの方々はびっくりされたみたいでして…。「だいすけお兄さんが怒鳴るなんて」って。

──今回は舞台ですし…、ダークサイドへの振り幅も見モノですよ!

横山:とは言え、こういう王子様衣装なので、歌のお兄さん的要素は残してあると思うのです(取材時はまだ稽古前)。それなのにダークサイドに行っちゃうので、だいすけお兄さんを知っている人はモヤモヤしちゃうんじゃないかなぁと思います。

──どう裏切られるのか楽しみになりました。

劇団四季出身のだいすけお兄さん、舞台に凱旋って実際はどう?

──ちなみに横山さんは劇団四季ご出身ですから、「舞台に戻ってきたぞ!」と言う感覚はありますか?

横山:皆さん、僕が劇団四季出身という印象が強いみたいで、そう思われるのですが…。正直言いますと、劇団四季の2年間はほぼ新人でして、戻ってきた感覚はあまりなくってですね。だいすけお兄さん=歌って踊れる=舞台に帰ってきた! と言ってくださるのですが、僕の中では「ど、ど、ど、どうしよう…」と若干、重荷なところもあって。逆に、舞台メインの役者さんたちの中に入っていくのに「だ、だ、だ、だ、大丈夫ですか…?!」って。

──えー?!そうなんですか(笑)?

横山:劇団四季よりも、歌のお兄さんをやっていた期間の方が全然長くて。だからドキドキドキドキドキドキ…ってドキが10個ぐらいついちゃうぐらい、実は緊張しているんです。と、こんなことはLEEさんでしか言いませんけどね(笑)

──あら❤ 未来のシンバ!という触れ込みでしたからね。

横山:…またハードルあげましたね?(気を取り直して)そうなんです。でも体も本当にも硬くて、みなさん「嘘でしょ!」って言われるんですけど。実際にストレッチしたら「本当に硬いんですねっ」て真顔で言われるんです(笑)。

──でも、今回は悪役ですから、動きの面白さは要りませんから。

横山:そうですよね、堂々としておかないと。逆に、体が硬くて面白さが出ちゃうと、悪役が遠のいてしまいますからね。よく、動きが面白いって言われてしまうので(笑)

──さすがに今回は変顔も封印ですよね?

横山:いやいやいや、そこはね、違いますよ。顔芸は、どこかで出さないと。瞬間でもいいから、その要素はちょっとは入れてもいいんじゃないかな、って思っているんですけど。えぇ。

──顔芸、出しちゃうんですか?!

横山:(また小声で)目立つ、目立たないに関わらず、どのシーンかはわかりませんよ。そこは大きな声では言えませんけど、こっそり入れていきたいな、と。これだけ言っていると、入れさせてくれるんじゃないかな、という期待も込めて、勝手に言っています(笑)。

──期待している人も多そう…。それにしても見所多すぎですね!

伝説のてれび戦士という、レジェンド感をどう表現する?

──他の共演者さんたちとは?

横山:全員、初めましてです。当時の話も聞きたいですし、稽古をしていく中で“伝説のてれび戦士”のバックボーンが生まれていけばいいな、と。

──レジェンドですからね…!

横山:(また少し小声で)そうなんです。撮影の中でも、伝説という言葉がどんどん出てきて…、レジェンドさをどこから出せばいいのか、そわそわしちゃったんですけど。舞台ではしっかり伝説感を出していきたいな、と。

──ちなみに、だいすけお兄さんにとってのレジェンドは誰ですか?

横山:歌のお兄さんの先輩である坂田おさむさんが僕の中でレジェンドです。8年間、歌のお兄さんを勤められて、さらに教科書に載る様な素敵な歌をたくさん作られていて。ご本人を知らなくても「この歌を知ってる!」と言われる様な存在が、僕にとってのレジェンドですね。

──なるほど…!ちなみに幼い頃、天才てれびくんは見ていました?

横山:もちろん見ていました。同じくらいの年齢の子たちが、ありのままに楽しんでいる感じが良かったですよね。セリフっぽくないし、友達がテレビの中でチャレンジしていく感覚がありました。憧れというよりも身近な存在でしたね。

──番組コンセプトの1つが”仲の良さを見せる”なのだそうです。

横山:子どもたちの成長の過程で大事になっていく”友達”という感覚が、映像の中ですごく現れていて。子どもの頃はそんなこと考えずに見ていましたが、これをエンターテイメントとしてずっと成立させるEテレって本当にすごいなと。卒業してから改めて実感します。



舞台のターゲット層はこれまでに接点のなかったお年頃の女子たち

──子どもとママに大人気のだいすけお兄さんですが、今回の舞台のターゲット層は20代、30代女性が中心と聞いています。お年頃の女子たちが来るとなると…どうします?

横山:え?!そうなんですか?! 参ったなぁ…。これまでほぼ、関わることのなかった世代なので(苦笑)。逆に、前田君とか、高野君とかを見にきている人たちが「おや?おやおやおや?」ってなるってことですよね。「現役でだいすけお兄さん見ていないけれども、そっか、歌のお兄さんの歌ってこういう感じなのね!」って発見してもらえれば嬉しいです。歌の魅力を通じて、天才てれびくんの番組やEテレの番組に帰るきっかけになれば嬉しいな、と。

──こうなったら悪役からのセクシーだいすけお兄さん、解禁しちゃいますか! セクシー=魅力的って意味ですからね!

横山:そこは「セクシーが生まれる何かがあればいいな(笑)」って書いておいてください。

──それにしてもいろんな要素が満載すぎて、舞台が楽しみでしかない…!

横山:僕も話半分で喋っていますけど、言った以上は意識してやりますよ(笑)!いやはや。メイン層はそこだったんだ…今知ったぞ。おやおや…?どんなことになるのかドキドキするなぁ!


実は、インタビュー時は結婚発表前だったのですが、この写真からほとばしるセクシーな表情は…なるほどね! と妙に納得してしまいました(笑)。それにしても初の悪役、久々の舞台出演、レジェンド、そして新たなターゲット層…ということもあり、いろいろ模索しながらも果敢に挑んでいらっしゃる様子が伝わって来ました。ということで、ダークサイドだけでなくセクシー&大人の魅力たっぷりのだいすけお兄さんをたくさん撮らせていただきました。「こんな表情見たことない!」と撮影中もどよめきが起こるほど。2020年は新たなだいすけお兄さんが見られるかもしれませんね…!これからもますます目が離せません。これからもLEE WEBは応援します!そして、展開が楽しみな『天才てれびくん the STAGE』、ぜひオフィシャルHP でご確認ください。

撮影/菅原有希子

『天才てれびくん the STAGE~てれび戦士REBORN~』

2020年1月23日(木)~26日(日)東京・ヒューリックホール東京にて
2月1日(土)~2日(日)大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演予定。

飯田りえ Rie Iida

ライター

1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。

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