飯田りえ

薄井シンシアさんに聞く。語学、子育て、私たちに必要なアイデアのこと

薄井シンシア●1959年生まれ。海外勤務の夫について20年間海外で暮らす。17年間の専業主婦の後、47歳のとき、バンコクで“給食のおばちゃん”になる。帰国後、52歳で電話受付のパート。その後、3年でANAインターコンチネンタルホテル東京の営業開発担当副支配人になる。シャングリ・ラ ホテル東京勤務の後、現在、東京2020オリンピックトップパートナーのホスピタリティ担当に従事。

17年間、育児・家事に専念して専業主婦だった後、給食のおばちゃんから仕事復帰し、5つ星ホテルの幹部にまで登りつめたという、異色のキャリアをお持ちの薄井シンシアさん。『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』の著書を読み、彼女の柔軟な発想は、ビジネスにも子育てに通ずるものがあるはず──と、子育てで悩みを抱える母達が集まり勉強会が行われました。

テーマは『語学習得について』。シンシアさんの娘さんはハーバード大出身で英・日・仏・独の4ヶ国語母国語レベルで使いこなし、今はアメリカで結婚されて弁護士をしています。一番、苦労した言語が日本語だったそうで、その道のりを前回の記事でお伝えしました。

後編は実際に訪れた母たちの、外国語習得にまつわるお悩み相談会での内容を少しご紹介します。シンシアさんのアドバイスは明晰でアイデアにあふれていて、逆に、自分たちの考えの至らなさが露呈することに…。

親子で語学留学をした後、次のステップは?

お悩み

今年の夏、中1の子と一緒に親子留学で一週間、現地の語学学校へ通いました。「英語ができないとこれからの時代困る」と受け止めて欲しかったのですが、当の本人は「楽しかったー!」で終わった様です。これから、どの様なステップを踏めば良いでしょうか?

シンシアさんからのアドバイス

母さんの期待値が高くなっていませんか? 今回、初めての英語生活をリラックスして過ごせたことで、第一段階はクリアですよ!  英語アレルギーさえでなければOKだと思います。

また、パーフェクトな英語を目的としていませんか?

コミュニケーションが目的であれば、文法なんて問題ないし、英語での生活が快適であれば、そこからパーフェクトを目指せば間に合う。私なら「来年の夏は、この子と何を体験しようかな?」と考えますね。自分ができないことは娘にも強要しませんので、初めてのことは私も一緒に学んできました。

主人は英語、子どもは日本語…父と娘の関係性

お悩み

夫は外国人なので娘とは英語で会話しています。娘も7歳になり、夫以外とは日本語なので、最近、親子の会話が成り立たなくなってる気がします。

シンシアさんからのアドバイス

言葉の問題ではなく、もしかすると、お父さんと娘さんの共通点がないのでは? 二人だけの世界を作ってあげたらどうでしょう。7歳でしょ? お父さんが娘のしたいことを一生懸命見つけて、歩み寄らないと! 営業マンがクライアントに歩み寄るのと同じように親が子供に歩み寄ることも必要かと思います。

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