佐々木はる菜

バッグも人生も自分で選び取る楽しさを!ウガンダ発【RICCI EVERYDAY】は世界にひとつだけのハンドメイドバッグブランド

カラフルで美しいアフリカ布を用いたハンドメイドの布バッグやトラベルグッズを取り扱う「RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデイ)」。私自身も大好きなブランドで、毎日のように愛用しています。

出会いのきっかけは、ブランドのアイコンでもあるAkello Bag 4way(アケロバッグ)に一目ぼれしたこと。デザインが可愛くて、オンでもオフでも持っていると必ずと言っていいほど褒めていただきます。

アイキャッチーなだけでなく、ストラップの使い方次第で4WAYに!私が持っている一番大きなサイズは13インチのPCがすっぽり入り、丈夫なつくりなのでママバッグとして活用している方も多いそう。

そして何より心に残ったのが創業者である仲本千津さんという女性でした。
「世界中の女性が自らのポテンシャルに気づき、意志と誇りをもって生きる世界を実現すること」をブランドのビジョンに掲げ、ウガンダのシングルマザーたち、そして日本に住むご自身のお母様と共に事業を立ち上げた仲本さん。
他にはない美しいアイテムの魅力と共に、これまで歩んでこられた道のり、そしてバッグに込められたその想いについても伺ってきました!

仲本千津(なかもとちづ)1984年生まれ。一橋大学大学院卒業後、邦銀での法人営業を経てアフリカで農業支援を行うNGOに参画。ウガンダ駐在時に出会った女性たちと、日本に暮らす母と共に、色鮮やかで美しいアフリカ布を使用したバッグやトラベルグッズを企画・製造・販売する「RICCI EVERYDAY」を2015年に創業。

アフリカン・プリントとの衝撃的な出会い

初めてウガンダを訪れた際、「アフリカって砂漠だけじゃないんだ!」と驚いたという仲本さん。

「アフリカ大陸の真ん中より少し東側に位置するウガンダ共和国は、ヴィクトリア湖というアフリカ最大の湖に面し、そこからナイル川が国内をゆったりと流れている水の資源が豊富な国。赤道直下ですが標高が高いので気候が良く緑が多く、土地も肥沃で食物などもよく育つせいか、のんびりした温かな国民性も特長です。」

また縫製産業が盛んで、マーケットには壁一面天井まで色とりどりのアフリカン・プリント(布)が積みあがり、街なかには仕立て屋さんがたくさんある文化。市場で見つけてきた好きな柄の布を持ち込むとワンピースや小物など好きなものを作ってくれるそうで、それはウガンダ駐在時代の仲本さんにとって大きな楽しみだったそう。

カラフルで見たことのないような柄が数えきれないくらい並んでいる市場。初めて行った時は大興奮したそうで、たくさんの生地から好きな柄を探すのが楽しく、何時間も布を引っ張り出しては眺め、最後にはお店の人に呆れられてしまったほどだったといいます。

そしてその夢中で布を探す“ワクワクした体験”が、起業のきっかけになったとなりました。

やる気のある人がちゃんと報われる世の中を作りたい

この魅力的なアフリカン・プリントを使って日本向けに製品を作ろうと考えたものの、服飾や縫製の経験がなかった仲本さん。そんな時に出会ったのが、4人の子どもを持つウガンダ人のシングルマザー、ナカウチ・グレースさんでした。

「ウガンダでは、たとえトップクラスの大学に入ったとしても定職に就く事は難しく失業率が高いことに加え、慣習的に一夫多妻制が認められているためシングルマザーが出現しやすい環境にあります。出会った当時の彼女は友人の家の掃除などをしながら収入は月10ドルほど。子ども達に充分な教育を受けさせられないことなどに対していつも自分を責めていましたが、経済的に厳しい状況にも関わらず鶏や豚を飼うことで収入を増やす道を探るなど、グレースには他の人にはない『なんとか生活を変えたい!』という強い意志を感じました。」

「子どもたちを学校に通わせたい、私のような大人になってほしくない」と自身を否定するような彼女の言葉に胸が詰まり、自分に何かできることなないかと考える共に、この人となら一緒に仕事ができるかもしれないと感じた仲本さんは、学費を負担しグレースさんに職業訓練校で裁縫の技術を身につけてもらうことを決意。その過程で、高い縫製スキルを持つ方や革を縫う技術を持つ女性がメンバーとして加わり、最初は4人で小さな工房をスタートしました。

3人のウガンダ人女性は全員がシングルマザーで、それぞれが必死に生きようともがいていました。彼女たちのようなやる気のある人が報われる世の中を作るために、まず必要だと考えたのが「安心して働ける場所」でした。

「生活が安定しないと、長期的にライフプランを考えるような余裕がなく『今日生きることができれば良い』と短視眼的な物の見方にならざるを得ません。すると家族としてもコミュニティーとしてもなかなか豊かにならない…。彼女たちのやる気と技術を生かすためにはプロフェッショナルを育て、安心して継続的に働くことができる場所を作ることが大切だと考えました。」

もともと仲本さんがアフリカに興味を持ち、大学・大学院と国際関係を学び、その後NGOの職に就かれた元々のきっかけは、小さい頃から「人を救う仕事に就きたい」と考えていたこと。お話を伺う中で、そんな彼女の想いと行動力があったからこそ実現できた事業の形だと強く感じました。

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