LIFE

売るのも買うのも子どもだけ。いま”キッズフリマ”がおもしろい!

  • 川口ゆかり

2019.11.03

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こんにちは。

ライター川口ゆかりです。

 

子どもの成長とともに増えていく、おもちゃや本。

楽しそうに遊んでいる時はいいけれど、いざ遊ばなくなった時、

そのおもちゃたちをどう処分していますか??

プラレールや戦隊もののベルト、キッチン、おままごとセットなど

かなりスペースを取るものもありますよね。

我が家ではお友だちの妹や弟に譲ったり、

 

リサイクル運動をしている団体に寄付したりして、

ただ捨てるのではなく、できる限りサステナブルな活用を

しているのですが先日おもしろいイベントを発見したんです。

 

 

その名もMOTTAINAI キッズフリーマーケット

MOTTAINAI キッズフリーマーケット

NPO法人が主催しているキッズ向けイベントで

文部科学省・環境庁・金融庁・大田区教育委員会が

後援しているもの。

 

子どもたちにフリーマーケットへの参加を通じて

物を大切にする心を育み

実際に売り買いすることでお金の大切さや

他人とのコミュニケーションをとることの大切さを

学んでもらうことを目的としたイベントなんです。

*出店対象は小学校3年生から6年生んみ。

お買い物は小学生以下の子どもたちでも参加できます。

 

MOTTAINAIってなに??

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性

ワンガリ・マータイさんが感銘を受けた日本語「もったいない」。

 

マータイさんはこの美しい日本語を

環境を守る世界共通語「MOOTTAINAI」として

広めることを提唱しました。

 

モノが無駄になるのが惜しい(=もったいない)と

いうことのほかにこのイベントにおいてのMOTTAINAIは

人や物に感謝する気持ちも込められています。

 

 

とある日の晩、子どもたちにこのイベントのことを

話してみると「面白そう」「やってみたい!」とかなり

前のめりだったので、早速スマホでポチッと予約。

お友だちの兄妹(6年生と3年生)と4人で

参加することにしました。

 

 

まずは出店の準備!

そのまま捨てるのはもったいない!

使わなくなったおもちゃや本を仕分けして、値段を付けていきます。

高いものでも上限は¥500

(食べ物、福袋、壊れたおもちゃやDVDは販売禁止)

という決まりがあるので自分ならいくらで買いたいのか、

少ないおこずかいでもいくらなら買えるか

考えてもらうことにしました。真剣な子どもたち。

 

 

遊びながら学ぶ。

まさに私が心がけていること。

出店する子どもたちは、1時間前に会場である

東急プラザ蒲田 屋上にある”かまたえん”へ。

IKEA袋にたっぷり!売れた際に入れる袋やおつり、POPと大荷物に。

出店受付をしていよいよキッズフリマの準備がスタート!

ディスプレイから価格設定、接客まで主役は子ども。

今日は一日店長です。

 

可愛らしいお手製のPOPや¥1~¥10とある意味、プチプラすぎる!?お買い得アイテムが所狭しと並びます。「きがるに声をかけてね。」なんだかきゅんきゅんする張り紙じゃありませんか!

こまごましたものが多かったので、BOXに入れて陳列することに。さて、売れるのかな??

開催15分前には、係りのお兄さんから

注意点や心得をレクチャーしていただき、いざスタート。

*当日はあまりの盛況ぶりにTV局も取材にくるほどでした。

保護者はあれこれ言いたくなるんですが

フリマゾーンには入れないので、後ろからじっと我慢・・・。

スタートの掛け声とともに会場へいっせいに流れ込む子どもたち。

あっという間に小さなフリマ会場はいっぱいになり、すごい熱気。

まるで年末年始のセール状態!!

小さな小さなお客さんにまたまたきゅん♡ 白雪姫はティアラの飾りをご購入。

「これ、なんえんですか?」

「ふくろにいれますか?」

「ありがとうございました~」

本物のお店さながらのやり取りが繰り広げられます。

 

子どもたち同士でコミュニケーションを取りながら

金銭感覚が身についたり、

リサイクルの気持ちを育てる

いい体験になりますよね。

見守る私たちはハラハラでしたが・・・(笑)。

 

消費する楽しみ、売る醍醐味を味わう。

息子はお手伝いよりも、お買い物が楽しかったようで

少ないおこずかいをあれこれ工面しながらお買い物。

通常のフリーマーケットは朝から夕方まで1日がかりですが、

今回はキッズフリマということもあり、1時間限定の1本勝負!

買う側も売る側も、見守る保護者も手に汗握る

1時間となりました・・・(笑)

 

 

普段、何気なく処分していたものをまた大切に

使ってくれる人に譲ること、金銭のやり取り、

コミュニケーションの取り方など、

たくさんのことが学べたキッズフリマは

きっと将来の消費者醸成にもつながることになるでしょう。

 

 

出品して売る側の体験をするもよし、

お客さんとして買い物を楽しむもよし。

みなさんもぜひ一度会場に足を運んでみてはいかがでしょうか??

 

https://kidsfm.trx.jp/

 

 



おまけ

出品していたぬいぐるみが売れて「すっきりした~」と

喜ぶママ友をよそに、次男(年中)くんがまさかの

ぬいぐるみゲット。しかも、とんでもなく大きいやつ・・・

バズを抱えるカレを見つけたとき、

思わず笑ってしまったのでした・・・。

 

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

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