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渡辺有紀子

年代で冷え対策は違う!  30代・40代の効果的な「温活」とは…?

  • 渡辺有紀子

2019.10.16

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急に秋らしい気候になってきましたね。朝晩は肌寒く感じる日もあり、だんだんと気になってくるのが、冬の冷え対策。
体が冷えるといろいろな不調が出てくるので、できるだけ効率よく温めて元気に冬を乗り越えたいと思っていたところ、カイロや「あずきのチカラ」でおなじみの桐灰化学が、「最新の温活」についてのメディア向けセミナーを開催するというので行ってきました。

年代ごとに冷えの原因は違うから、
対策や温めるといい場所も違う!

セミナーでは、明治国際医療大学 鍼灸学部の学部長で、はり・きゅう講座教授の伊藤和憲先生が、「冬バテ」にならないための年代別の冷えの原因とその対策を教えてくれました。
伊藤先生によると、冷えは年代ごとに原因が違うそうで、その原因をふまえた温め方をすると、すごく効果があるとのこと。
大きく分けると、20~30代は「ストレスによる冷え」、40~50代は「内臓機能の低下による冷え」、60代以降は「筋力低下による冷え」が多いそう。
私は20代前半くらいから冷えに悩まされてきましたが、冷えの原因についてはあまり深く考えたことがなく、体の中からも外からも、「とにかく温める」ようにしていたので、年代ごとに効果的な対策があるとは驚きでした。

明治国際医療大学 鍼灸学部の学部長、はり・きゅう講座教授の伊藤和憲先生が、年代別の冷えの原因とその対策を教えてくれました。

20~30代の女性の冷えはストレスから。
温活+リラックスをポイントに

【冷えの原因】
ストレスや緊張が原因の冷えが多く、指先などの末端の冷えに悩まされる人が多いそう。手足の冷えくらいなら…と軽くみてはいけません! 手足の冷えは、脳の機能を低下させて、さらに顔まわりにも影響してくるのだとか。顔のくすみや化粧のノリの悪さなども、手足の冷えが原因のことが多いのだそう。
とくに働く女性はストレスから冷えている人が多いそう。仕事中は緊張感があるため、脳に血液が集中しやすく、手足などの末端には血液が巡りにくい状態になってしまうから。
本来は、夜になって仕事がOFFモードになると緊張感から解放されることが多いのですが、忙しい現代女性は、夜になってもOFFモードになれず、緊張やストレスが続き、冷えが悪化するパターンも多いようです。

【対策】
ストレスが原因の冷えには、末端を温めてあげるのと同時に、リラックスをして心身をゆるめることが大切に。たとえば、湯船にゆっくりつかる、好きなアロマの香りや音楽を楽しむなど、OFFモードになれる工夫をしてみるといいそう。平日に時間がない人は、休日は仕事を忘れてリラックスする時間をつくるのもいいかもしれません。

【効果的な温め方】
とくに温めるといい場所は、手と足。湯船にゆっくり浸かって、全身を温めながらリラックスするのも◎。仕事中、緊張状態のときも、手や足を温めて血行をよくするのはとてもいいことだそうで、仕事の効率アップにもつながるそう。カイロや温熱効果のあるソックスやタイツなどを利用するもおおすすめだそう。

 

40~50代の女性の冷えは内臓機能の低下から。
腰やおなかを直接温めるのが効果的

【冷えの原因】
ホルモン量の低下も関係していて、内臓機能が低下することによって冷えが起こりやすくなります。20代のころと違って、末端の冷えよりも腰やおなかが深部から冷えるように。体が深部から冷えることで、新陳代謝や細胞のターンオーバーも悪くなるので、やせにくくなったり、肌にハリがなくなったり、美容面にも悪影響が!!
また、ホルモンバランスの影響もあり、手足や腰やおなかは冷えるのに、頭や顔はポーっと熱く感じる「冷えのぼせ」の状態に悩まされる人も多いよう。

【対策】
腸の働きをよくするような、いわゆる「腸活」をすると効果的。体の中から温める根菜類を食べる、腸を冷やさない温かい飲み物を飲むなど、意識的に腸を温める生活をするといいそう。

【効果的な温め方】
腰やおなかを直接温めるのが効果的。冷えの自覚症状がなくても、ちょっとだるく感じるときには、おなかや背中を温めると元気になることも。

大きめのカイロをはったり、「あずきのチカラ」のような温熱アイテムを使うと便利。また、「命の母 カイロ」のような、よもぎや生姜から抽出した成分がほのかに香り、心が落ち着くようなカイロもおすすめだそう。
頭や顔がポーっとするときは、頭や顔を心地よく感じる程度に冷やしてもいいですが、こののぼせのような症状も、おなかや腰をしっかり温めることで解消できるそうです。



60代以降の冷えは、筋力の低下から。
温めるのと同時に、運動も大切!

【冷えの原因】
60代以降になると、体の筋肉量がどんどん減っていきます。筋肉量が減って、代謝が落ちると、熱をつくり出しにくい体に。平熱も低くなり、一度冷えてしまうとなかなか温まりにくく、温まってもすぐ冷えてしまうようになってしまいます。

【対策】
まずは、適度に運動をして、筋肉量を落とさないように心がけることが大事。ウォーキングや山登りなど、自分が無理なくできる運動を定期的に行うのがいいそう。ゆっくり歩きと早歩きをくり返し行う、インターバル速歩もおすすめ。

【効果的な温め方】
腰やおなかなどの体幹を中心に、冷える場所を広範囲に渡って温めることが大切。ストールなどで冷え対策をし、大きめのカイロや、「肩ホットン」「腰ホットン」のような医療機器の部位専用温熱シートを使っても。

 

もうすぐ40歳で、家事・育児・仕事に追われて
自分が後回しになっている私は、どうすれば…

年代別の冷え対策を簡単にまとめてみましたが、30代後半の私は、ストレスをためないように日々リラックスを心がけながら、内臓機能の低下も気にしないといけないということがわかりました。そして、ずっと元気でいるためには、「筋肉も大事!」ということで適度な運動も必要ですね…。

言葉にすると簡単なことですが、日常生活ではなかなかできないんですよね。ワンオペ育児だと、ゆっくり湯船につかれないし、ストレスや疲れ、ときには怒りもため込んだまま子どもと寝落ちすることもあるので…。まずは、子どもたちと布団に入る前にストレッチやセルフマッサージをするなど、簡単にできるOFFモードへの切り替え方法を探ってみようと思います。

効果的な温め方は今すぐ実践できそうです。セミナーのお土産で、新製品をいただいたので、早速試してみました。まずは「足の冷えない不思議なタイツ」。繊維1本1本に空気を含んだ『断熱エアヒート繊維』®を使ったタイツ。とくに冷えやすい、お尻・おなかまわり・つま先が起毛編みになっていて、しっっかり保温してくれるのが特長。つま先部分がすごく温かい! 80デニールの黒色なので、とにかく使えます!!

続いて、「あずきのチカラ」の新製品、「どこでもベルト」。今までになかったひも付きのベルトタイプで、腰や背中、首肩など、いろいろな部位に使いやすい仕様になっています。

あずきのチカラ、毎年冬になると愛用していましたが、腰に結べるのはすごくいい! 手があくので、キッチンで作業するときや、暖房が効いていないトイレや浴室を掃除しに行くときにも便利です。

便利なあったかアイテムを取り入れながら、冬でも冷えない体をめざしたいと思います!

セミナー会場には、桐灰化学のあったか商品も大集合!
インパクト大の「貼るマグマ」も気になりますが、年齢的には「命の母 カイロ」がと~っても気になります。

 

桐灰化学の最新のあったかアイテムが気になる方は、こちらから。

渡辺有紀子 Yukiko Watanabe

編集・ライター

1979年、新潟県出身。妊娠・出産・育児の雑誌編集を16年間経験。家族はレコード会社勤務の夫、2010年生まれの息子、2014年生まれの娘。ほぼワンオペで仕事と育児の両立に奮闘するも、娘の便秘通院をきっかけに退社し、フリーに。趣味はクラシックバレエ。

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