【ママの台湾プチ留学/おみやげ編】台湾通の人にも喜ばれるおみやげを探そう！

上紙夏花

2019.10.01

台湾のおみやげハンティングは楽しい

前回は台湾の美味しいものをご紹介しました。今回はおみやげ編！食に強いこだわりのある友人、台湾に何度も行っている人にも喜んでもらえるようにと、おみやげ選びは難航すると思っていたのですが、実はどれもこれもアタリばかりでした。体にやさしくて美味しい食べ物系のおみやげや、台湾らしい雑貨類など、自分用を含めてご紹介したいと思います。台湾旅行するときの参考になればうれしいです。

台湾の〝いま〟を知ることができるビル

何の下調べもなく、MRTの中山駅で下車。1番出口を出てすぐ右をみると目の前はこの景色です。見慣れた猿田彦珈琲やマツモトキヨシの看板がドーンと現れて、よく見ると、今治タオルの伊織や大戸屋なんかも入っています。
一瞬「わざわざ日系のお店が入っているビルに行く？」と思いましたが、吸い込まれるようにビルの中へ。入ってみて大正解でした！どのお店も楽しすぎて時間を忘れ、いつまでも居たいと思うほど魅力的でした。

フードコート内の『小南門』という豆花のチェーン店。トッピングもいろいろで、冷たいもの温かいものが選べます。

地下1階にはフードコートもあって、「時間はないけれど、台湾の美味しいものをまんべんなく食べたい！」という人にはもってこいの空間になっています。たとえば、台湾の夜市で有名な滷味（ルーウェイ）のおしゃれ版や、無添加にこだわった人気のかき氷店や、豆花のチェーン店、台湾式のひとくちフライドチキンなどが味わえます。

まずはいちばん上の5階から見て回ることにしました。5階は『誠品書店』と『誠品文具』のほか、カフェなどがあります。誠品書店には日本の書籍の翻訳本もたくさんあり、村上春樹さんが人気のようです。文芸のほかにも、バッグの付録がついたムック本がズラリと一面に並んだコーナーが目立っていました。子どもの絵本コーナーも広くて、知育玩具もたくさん並んでいます。天井が高くて、木を基調とした落ちつたデザインの店内はとても居心地がよかったです。台湾の映画で見て知っていたのですが、台湾人は本屋さんでは地べたに座り込んでゆっくり本を読むのです。子どもと一緒にお母さんが座り込んで読み聞かせをしている姿をうらやましく思いました。（写真がなくてすみません！）

「日本にもあればいいのに……」と思っていたら、なんと先日、COREDO室町テラスに『誠品生活』がオープンしましたね！これで一気に日本での知名度も上がったのではないでしょうか？さすがに日本では地べたに座って本は読めないと思いますが、雰囲気は似ているようなのでかなり期待しています！

LEE読者はきっと大好き！『神農生活』

4階には『神農生活×食習』というお店があります。ここが最高に楽しくてワクワクがとまりません！台湾の伝統的なデザインを残しつつも新しいテイストの雑貨や、オーガニック食材や無農薬野菜や高級卵などなど、欲しいものが盛りだくさんありました。左側に併設されたカフェ『食習』では台湾料理の定食や、身体にやさしいスイーツなどが味わえるので、人気を集めています。

いろんな種類のお茶や調味料がズラリ。パッケージがかわいいものが多いので、おみやげに最適です。

商品点数がすごいです！何度行っても新しいものと出合えることでしょう。生活雑貨やちょっとこだわりのある食品が好きで、いいものを発掘する喜びを知っている人は、ぜひとも立ち寄ってほしいお店です。私が購入したのは、チョコレート風味のミルクバービスケットとキンカンとレモンのグミ（防腐剤、人工香料、着色料無添加）、オーガニックコットンのハンカチ。

右の2冊の本は、台湾の人ための日本語検定の参考書。こちらは『誠品書店』で購入。繁体字という台湾で使われている漢字の本が日本にはなかなかないので、これで逆に勉強しようという作戦です。読んでみると、日本語ってかなり難しい（笑）。

ほかにはメッシュ素材のエコバッグを2種類買いました。このバッグ、いろんな色とサイズがあったのですが、帰国してから、「もっと買えばよかった！」と後悔するほど便利でかわいい！そして丈夫で安い！！友人たちも欲しいと言っていたので、次回はまとめ買い決定です。台湾人はエコ意識が高くて、スーパーやコンビニではレジ袋は有料。軽くて便利なエコバッグが揃っているのも納得ですね。

【誠品生活南西店】

住所：台北市中山區南京西路14號（MRT中山駅1番出口からすぐ）

https://meet.eslite.com/tw/tc

台湾で人気の雑誌『小日子（シャオリーズ）』の雑貨店へ

こちらのお店もたまたま前を通りかかって、吸い込まれるように入ってしまったお店。『小日子』という台湾の雑誌が元になっていて、誌面で紹介した雑貨がセレクトされていたり、オリジナル商品なども並んでいました。ドリンクも販売していて、ゆっくりと時間が流れているような癒し系のお店です。しかもちょうどセール中でラッキーでした！

ライフスタイル誌ですね。ミニマリスト、リノベについての特集号を買ってみました。毎号ひとつのテーマで書かれているようです。このときは2冊買うと割引がありましたよ。

お散歩していて気になったのですが、台湾のお家って、外から見ても中の様子がちっともわからないのです。窓には頑丈な柵があるし、ガラスも透けてない。門は大きな鉄の扉だったりしてみんな同じような雰囲気。噂によると「外は古く見えても、中がとっても綺麗なんだよ！」とのことで、気になっていました。小日子で紹介されているお家に興味津々！これまたLEE読者ならきっと好みなんじゃないかと思うようなインテリアでしたよ。

上から時計回りに、スーツケースベルト、ボールペン（雑誌に出てくる一文がプリントされてます）、マスキングテープ（「愛看雑誌」の文字入り）、革製キツネのケーブルクリップ、携帯用の竹ストロー（ブラシと袋つき）、真ん中がゴリラとネコのワッペンです。

ゆるかわのマステはどれにしようか、真剣に悩んでしまいました（笑）。

台北に4店舗あるそうですが、今回は私が行ったのは永康街店。やさしい雰囲気のお姉さんとお兄さんが接客してくれました。日本語は通じませんがのんびりとした中国語だったのでよくわかりました。英語も通じそうな感じでした。

セールになっていたお月様モチーフの帆布バッグ。主人と友人のためにカーキと白を2色買い。それでも、ふたつ合わせて2000円くらいでした！つくりもしっかりしていていい買い物ができて大満足です。

【小日子永康街店】

住所：台北市永康街51-1號

https://www.oneday.com.tw/

問屋街〝迪化街〟でドライフルーツを

迪化街（ディーファージエ）はカラスミやドライフルーツやナッツなどが安く手に入る、問屋街です。レンガ造りの街並みもほかにはない雰囲気で写真映えもしますよ。ただ、19時ごろにはほとんどのお店が閉まってしまいます。私は授業が終わって食事をしてから行ったのでギリギリでした。

迪化街で外せないお店がココ！見てください、この数！全部種類が違う、野菜やフルーツのドライチップスなんです。丸い容器には試食用で、次から次へと老板（ラオバン：お店のオーナー）が進めてくれます。どれもこれも美味しくて、しかも立派！「こんな大きなオクラまるごとのチップス食べたことない」とか「あんなに美味しいドライフルーツは初めて！」と差し上げた人たちから声が上がりました。

上段の左から、チーズ（さきいかみたいで不思議！）、パイナップル、マンゴー、オクラのドライ。下段はナッツやゴマをサンドした海苔のおやつ。右はプーアール茶のアソート。キャンディーみたいなパッケージがかわいいですよね。急須にひとつ入れて、何煎も楽しめるのでうれしいです。いくつかを小分けにして、おみやげに配りました。

もう店じまいの時間に差し掛かっていたのに、開けてあれこれ説明してくれた老板。とっても日本語が上手で、ほぼ日本語対応。娘さんから習ったそうです。

お店にあるものほとんどが無添加で作らていて、瓶づめのカラスミの万能調味料やゴマ油ショウガだれなども人気。今度行ったら大量買いしたいと思ったのはこの「黒金剛花生」黒いピーナッツ。殻をむくと黒い薄皮のついたピーナッツが出てきます。どうなってるのかわからないのですが、殻にも味がついているんです。これがビールに合うんですよね！ここのものはどれもハズレなし！

【新點子】

住所：迪化街一段73號（MRT北門駅3番出口から徒歩10分）

パイナップルケーキも無添加にこだわりたい！

空港やデパート、夜市でもコンビニにも売っているパイナップルケーキ。台湾定番のおみやげだからこそ、どこのパイナップルケーキを選ぶか、センスが問われる気がします（笑）。留学していた台湾師範大学の近くにある『手天品社區食坊』のパイナップケーキがピカイチでした！！クルミが入っているタイプと入っていないものがありましたが、私は断然クルミ入りが好きでした。

無添加で無漂白のこだわりの小麦粉、良質のバター、放し飼いの卵を使って毎日手作りされています。乳化剤やトランス脂肪酸のほか、ベーキングパウダーも不使用というこだわり。素材の味がしっかりして噛み締めるほどに、なつかしいようなやさしい味が広がるんです。中のパイナップル餡も香りが高くて酸味もちょうどいい！あまりに美味しくて、日を変えて買い足しに走りました。