私がこの仕事を選んだ理由

趣味が仕事になった!キャンドル作家Em Zed Eychさんインタビュー

みなさん趣味って何ですか?

LEE読者はハンドメイドが得意な人が多いですよね。雑貨好きなのに手先が器用でない私は、自分で作れたらなあといつも憧れています。そして「趣味が仕事になってしまった!」という人に幾度となくお会いするのですが、どんなきっかけで仕事になったのかということがいつも気になっていました。そこで、店頭に並べたそばから売れていくという、キャンドル作家のEm Zed Eych(エムゼットエイチ)さんにインタビューしてきました。

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Em Zed Eychこと、本田みずほさん(写真左)。9月に新宿伊勢丹のイセタンガールで行われたPOP UP SHOPにて。Em Zed Eychという名前、同じよしもとのチャド・マレーンさんがつけてくれたそうで、MIZUHOのMとZとH(エム ゼット エイチ)が隠れています。チャドさんがいうには、みずほさんは時代に馴染むことをせずいい意味で毒を持っているので、悪ガキっぽさのある海外のアーティストがよく使う「Z」を入れたんだそうです

人気キャンドル作家は、実はお笑いタレント!?

Em Zed Eychさん、実は別名でよしもとクリエイティブエージェンシー所属のお笑いタレントとしても活動しています。お笑い好きの人は写真を見てお気づきかと思いますが……そう、本田みずほさんなのです!私のライタープロフィール欄にサラッと書いてますが、実は私もよしもと出身で、新宿ルミネtheよしもとの新喜劇で本田みずほさんとは共演させてもらったご縁があります。

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スイーツのような美味しそうなキャンドルから、繊細で美しいマリアさままで、カラフルな作品が並びます。手前のクロスのキャンドルには香りがついていて、サシェとして使えるんだとか。

 

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グラデーションマリアさま。ふたつとして同じ色がないので、どれも一点もの。シスターが購入していかれることもあるそうです。

 

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イチゴの心臓のキャンドル。イチゴ×心臓がカワイイと思えるなんて、まさにEm Zed Eychワールドです。

 

上紙「みずほさん、どれもこれもすごくかわいいですね!個性あふれる作品で遊びゴコロがあって、全部欲しいくらい。灯すのもったいなくてできないです」

本田「みなさんそう言いますね(笑)。中には芯を入れずに香りと質感を楽しむオブジェキャンドルも制作していますが、今回は灯してほしいと思い制作しました。というのも、このイベントのテーマがキャンドルに火を灯して、願い事を唱えると叶うというもので、お笑いのほうでの師匠である間寛平さんに〝ウンバラバー〟というおまじないをフライヤーに書いてもらいました。実際に願いが叶ったとうお客様もいるんですよ!」

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上紙「素敵!すごい数の作品ですがこれだけの量をひとりで作るとなると、相当の時間と労力ですよね!」

 

本田「そうですね。この(正面のいちばん大きな)マリアさまだけでも、型になる原型の修復から完成まで1か月はかかっています」

 

上紙「そ、そんなにかかるんですね!型の修復……私からすると気が遠くなりそうな作業です」

 

本田「もっとさかのぼると、パリの蚤の市でこの原型となるマリアさまを購入するところから始まっているんですよ」

 

ご主人の理解と協力あっての作家活動

上紙「パリまで買いつけに行かれたり……。いや、ホント、好きでないとゴールにはたどりつけませんね。やりたいと思ってもご主人の協力なしでは成り立たないんじゃないですか?」

 

本田「ずっとずっと、キャンドルを作っている感じ(笑)。正直、趣味を仕事にするのは本当に大変!収入で見れば、どこかでパートで働いた方が毎月決まったお給料がいただけていいと思うけれど、主人が〝表現者として自分にしかできないことをやった方がいい〟って背中を押してくれたんです。」

上紙「よしもとのお仕事とキャンドル、ぶっちゃけどっちが儲かりますか?(笑)」

本田「お金のことを言うと、どっちがどうとはいえなくて…。キャンドルはひとりでの作業だし、時間と体力、精神力を使うので、よしもとの仕事の方が楽しくて収入もいいと思います。でも、ひとりで作ったキャンドルをお客様が気に入って買ってくれるというのは、うれしいですしやり甲斐がありますね」

 

上紙「そうですよね、比較にはならないですね。いろんな才能があるみずほさんだからこそ、できることです。ご主人の話に戻りますが、ご主人、みずほさんの才能に惚れこんでいるんでしょうね」

 

本田「どうかな?私のキャンドルに対してカワイイのか何なのかわからないみたいだけれど、毎回決まって〝この発想はすごいな〟って同じセリフしか言ってくれません(笑)。一人で製作しているとときどきわからなくなるので、毎回同じ感想でも、うれしいんです。

 

搬入搬出の力仕事は手伝ってくれるし、ほかにお手伝いをしてくださる人たちにも心配りをしてくれるし、私のロウまみれの洋服を見て、秋冬物見に行こうよ!と誘ってくれたりして。些細なことばかりだけれど、何も言わずに焦らず信じて応援してくれているからこそ、キャンドル製作ができているんだと思います。主人にはあらためて感謝ですね!」

 

上紙「素敵なご夫婦です!みずほさんのキャンドルには人を幸せにする力があると思います。今後の作品も楽しみに待っていますね。今日はありがとうございました」

 

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Em Zed Eych今後のイベント情報

12/7(水)~12/13(火)『PLAYROOM』 伊勢丹新宿店 本館2階=センターパーク/ザ・ステージ♯2

12/6(金)~12/25(日)『Hello!circus project』渋谷LOFT

Facebook→https://www.facebook.com/emzedeych

 

 

 

 

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Writer Profile

上紙夏花

ライター

Natsuka Uegami

1977年大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子6歳&1歳。

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