飯田りえ

なぜプログラミングを学ぶの?どうして必要? オリィ研究所が教えてくれたこと

子どものプログラミング教室がずっと気になっています。息子はレゴやロボットを作るのが大好きなので、その辺りから入っていけそうだけど…と、調べてみるも、2020年の必修化が追い風となって、巷には思考を凝らしたさまざまなプログラミグ教室が増えています。正直、どれがわが子に必要な教室なのか、余計に わからなくなってしまいました。

そもそも「なぜプログラミングを学ぶの?」 ここがはっきりしないと、踏み込めないのも事実。子どもに訊ねられたら…なんと答えますか?

論理的思考能力が必要だから? 遊び感覚でできるし、将来役に立ちそうだから? ITの人材不足が見込まれるから?

(子ども自身がやりたい!と言い出したらまだしも)この大義名分がはっきりしていなければ、たとえ教室に通っていても「方法論を学んでいるだけになってしまうなぁ」とモヤモヤ。しかし、そんな思いを解消してくれるワークショップが夏休み中に開催されました。主催したのは分身ロボットで有名な「OriHime(以下、オリヒメ)」を開発したオリィ研究所です。

オリヒメとは、離れた場所にいる人がそばにいるような存在感を伝える新感覚のロボット。すでに数多くの社会課題を解決しているロボットで、ご存知の方も多いと思います。例えば、テレワーク時も顔を合わせて会議しているような一体感を得られたり、長期入院や自宅療養中で学校に通えなくても教室で授業を受けている感覚になれたり、医療の現場でも発話が困難な病気や障がいをお持ちの方のコミュニケーションツールになったり…。そんなオリィ研究所だからこそ、この「なぜ学ぶのか」という部分を解明してくれるはず!ということで夏休みに開催されました子どもプログラミングに参加してきました。

玄関でオリヒメが「こんにちは!」とお出迎え

8月上旬、オリィ研究所内で3日間開催されました。これまでにも企業や団体向けには開催されていましたが、個人向けに開催されたのは今年が初めてなのだとか。以前からオリヒメに興味・関心のある親御さんから「『オリヒメ子どもプログラミング』はどこに行ったら受けられますか?」と問い合わせが寄せられていて、今回、初めてオリィ研究所内で開催されることに。対象は小学3〜4年生を中心に5~6人の少人数制。あっという間に定員一杯になったそうです。

実際に研究所内での体験とあって、この臨場感がたまらないですね。すぐお隣ではオリヒメの開発者である吉藤オリィさんはじめ、エンジニアの皆さんが実際にお仕事されているので、普通のプログラミング教室とは雰囲気も違います。実際にオリヒメを目の前にして、早速興奮気味の子どもたち。初めてのお友達と一緒にチームを組んで、プログラミング教室スタートです。

ロボットって何のためにあるの?プログラミングって?

まず「知っているロボットについてなんでもいいから教えて!」と、ドラえもんからペッパーくんまで身の回りのロボットを思い出しつつ「ロボットってなんだろう」「プログラミングってなんだろう」と、基本的な所から解説してくれます。プログラミング自体はコンピューターへ動作指示を出すことができて、それを使うことで人工知能やロボット、ゲームやアプリなどが作動することができるんだよ、とサラッと説明されましたが、さすがデジタルネイティブな子どもたち。この辺りの理解は大体出来ている様子です。そのあとは目の前にあるオリヒメについて。実際にどんな使われ方をしているのか動画を見ながら紹介がありました。

ここで大事なこと。オリヒメは何のためにプログラミングを使っているかというと『ひとりぼっちをなくす=孤独の解消を解決するため』なのです開発者の吉藤オリィさん自身、幼い頃から体が弱く3年間学校に通えない時期がありました。その時に感じた無力感や孤独感、それと同時に「人は誰でも、人に必要とされていたい」という人としての尊厳…、その課題観から今日のオリヒメが誕生したのです。

「オリヒメは誰かの孤独を解消するため、プログラミングを使っているんだ。あくまでもプログラミングは目的ではなく、手段なんだよ」と講師の先生がおっしゃっていたのが印象的でした。

ひと通りのお話の後、実際に腕や顔を動かして、オリヒメに触れてみます。ちょうど両手に乗せて持ち運びできる大きさが可愛らしいです。この存在感がありながら情報量を与えすぎないこのフォルムは、色・大きさ・形が何度も試行錯誤を重ねて到達した形なのだそう。まだ動かないオリヒメは無機質ですが、これがどんな動きを見せて、これから発表される課題について、どうやって解決するのでしょうか。いよいよ、チーム毎の取り組みが始まりました。

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Writer Profile

飯田りえ

ライター

Rie Iida

1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。

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