ライター中沢明子のお気に入り★文化系通信

アジアのジャズ人気を牽引するボーカリスト、韓国のMoonが新譜『Tenderly』をリリース!

WINTERPLAYのボーカリストからソロになって

 

Moon
ムーン●1984年、韓国・全州市生まれ。幼少時より、両親が家でかけるクラシック音楽や70~80年代のポップスに触れ、母が口ずさむ歌を聴いて育ち、プロのシンガーを志すようになる。中学時代に音楽事務所のオークションで合格し、デビューのための研修に入るが、より本格的に音楽を学ぶため、大学の声楽科に進学。大学でのカリキュラム全般がジャズで構成されていたことによって、ジャズに魅せられるようになる。2007年、トランペット奏者のジュハン・リーに誘われ、ジャジー・ポップ・グループ「WINTERPLAY」に参加。’09年、世界26カ国で発売された『Songs of Colored Love』で日本デビュー。11年、14年には韓国のジャズ雑誌にて最優秀ボーカリストに選出されるなど、実力を確かなものとする。’16年末に「WINTERPLAY」を脱退。翌年から、ソロ・シンガーとしての活動スタート。’18年2月、伊藤ゴローなど日本のチームとのプロジェクトで制作したファーストソロアルバム『Kiss Me』をリリース。各国で大好評を得て、‘19年7月に、引き続き、日本のチームとともに制作したセカンドソロアルバム『Tenderly』をリリース。8月16日にはモーションブルー横浜でライブを予定している。

 

韓国の人気ジャズ・ボーカリストとして、ワールドワイドに活動している、Moonさん。前作のファーストソロアルバム『Kiss Me』は香港のヒットチャートで、あのテイラー・スウィフトを抑えて1位を獲得したというから驚きです。というのは、日本もそうですが、特にアジアでジャズというジャンルでヒットチャートを駆け上がるのは、なかなか難しいこと。伸びやかで涼しげ、かつアンニュイな彼女の歌声がジャンルや国境を越えて、人々の心に届くからでしょう。

私は9年前にMoonさんにインタビューしています。その頃、彼女は『クァンド、クァンド、クァンド』のヒットで知られる、韓国NO1ジャジー・ポップ・ユニット「WINTERPLAY」のボーカルとして活躍しており、アルバム『サンシャイン』のプロモーションで来日した折でした。カラフルで軽やかな作品で、今でも大好きなアルバムです。インタビューもとても楽しかった思い出があります。

そんな彼女が先日、セカンドソロアルバム『Tenderly』を発表。誰もが知る曲から、少しマニアックな曲まで、絶妙なバランスの選曲としっとりとした歌声が光るカバーアルバムでした。そこで、プロモーションで来日すると聞き、9年ぶりにお会いしてきました。LEE世代でもあるMoonさん。クールビューティーですが、茶目っ気もあり、親しみやすい人柄が魅力的。8月16日に行われるライブで再来日する予定だそう。会場は、ロケーションが素敵なモーションブルー横浜。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

 

Moon:わお、ネイル、とてもきれいですね!

 

――あはは、ありがとうございます。Moonさんのメタリックなグリーンのネイルも、とても素敵です。ネイルは大事ですよね(笑)。

Moon:ええ、大事だと思います(笑)。

 

――ネイルのおかげで、さっそく言葉と国境の壁を越えられて良かったです。私は9年前にもインタビューしましたが、当時はヘウォンさんという名前でいらっしゃいました。ソロデビューにあたって、Moonというアーティスト名にした理由をお聞かせください。

Moon:9年前……私もまだ若かった頃ですね(笑)。アーティスト名を変えた一番大きな理由は、誰にでも覚えていただきやすい名前が良いと思ったからです。もちろん、心機一転の気持ちを表す意味もありましたが、何よりも覚えてもらいやすく、発音もしやすい名前にしたかった。本名のムン・ヘウォンは海外の人々が発音しにくいですから。そして、ムンという発音がmoonと響きが似ているので、以前から月に親近感を持っていました。ですから、Moonという芸名はすんなりと決めました。

 

――WINTERPLAYは素晴らしいユニットだと思いますが、ソロになってユニットとの違いをどのように今、感じていますか。

Moon:そうですね、WINTERPLAYという素晴らしいユニットの一員として活動できたことを感謝しています。ソロになったのは、自然とそうした時期がきたからです。ミュージシャンにはそういう時期が誰しもあると私は思いますが、自分の名前で作品を作ってみたかった。その願いが叶えられたことにも感謝しています。もちろん、ソロ・アーティストは自分で作品作りを考えなければなりませんから、大変です。そこがやはり、ユニットとソロの大きな違いですね。

でも、私は幸運にもご縁がつながり、昨年出したファーストアルバム『Kiss Me』で伊藤ゴローさんにプロデュースしていただきました。ゴローさんは以前から、尊敬するミュージシャンでしたから、とてもありがたかった。おかげで良い作品ができましたし、多くの方に聴いていただけました。そして、2枚目となる今回もゴローさんがプロデュースを引き受けてくださいました。1枚目でダメなアーティストだと思われたら、きっと2回目はないでしょう? ゴローさんに少しは良いアーティストと評価してもらえたのかな、と自信になりました。ゴローさんは口に出して何もおっしゃってくださいませんが、私はそう思うことにしています(笑)。

 

Moon『What Can I Do』 (Short Music Video)

 

暮らしのヒント/ひとり時間 最新の記事

ひとり時間をもっと見る

Writer Profile

中沢明子

ライター・出版ディレクター

Akiko Nakazawa

1969年、東京都生まれ。女性誌からビジネス誌まで幅広い媒体で執筆。LEE本誌では主にインタビュー記事を担当。著書に『埼玉化する日本』(イースト・プレス)『遠足型消費の時代』(朝日新聞出版)など。

LEE100人隊をもっと見る

LEEメンバーになって
お気に入りの記事をCLIPしましょう!

LEEメンバーになると何ができるの?
会員限定記事が読み放題
マイページにお気に入りの記事リストが作れます。
プレゼントやイベント、セミナーに応募できます。
人気連載などにコメントができます。
お得な情報が満載のメールマガジンをお届けします。

メンバー登録はこちら

すでにメンバーの方はこちら

ログイン

LEEメンバーになって
お気に入りの記事をCLIPしましょう!

LEEメンバーになると何ができるの?
会員限定記事が読み放題
マイページにお気に入りの記事リストが作れます。
プレゼントやイベント、セミナーに応募できます。
人気連載などにコメントができます。
お得な情報が満載のメールマガジンをお届けします。

メンバー登録はこちら

すでにメンバーの方はこちら

ログイン