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佐々木はる菜

【aco wrap】洗って何度も使える天然素材のラップで、昨日よりもちょっと“サステナブルな暮らし”

  • 佐々木はる菜

2019.07.11

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地域のマルシェでひとめぼれして以来、我が家で手離せない存在となっている「aco wrap」。オーガニックコットンの生地に、岐阜県のミツバチの巣から採取したみつろうをベースにしたオイルをたっぷりと染み込ませて作られた、天然素材のラップです。

最初は“繰り返し使用でき環境に優しい”というところに興味を惹かれましたが、実際に日々の生活に取り入れてみると想像以上に使い勝手が良く、様々な形で便利に活用しています。さらに独特の風合いがとても美しく、手元にあることで幸せな気持ちになれるキッチンアイテムでもあると思います。

天然素材のみを使用し、国内でひとつずつ丁寧に作り上げる

S(約13cm)M(約19cm)L(約33cm)の3サイズ展開。カラーは、みつろう自体の素材を活かした色や、草木や泥などを使って職人さんが天然染色した「みつろう色」「蘇芳色」「泥色」「翡翠色」「青色」の5種類。美しい名前も印象的です。

もともとは、環境先進国とも呼ばれるオーストラリアで出会ったエコなラップを、日本でもたくさんの方に使ってほしいという想いから、日本の食事や暮らしに合うように考え作られたaco wrap。Made in Japanにこだわり、染め・裁断・加工など全ての行程が、ひとつひとつ丁寧に手作業で行われているそうです。原材料は、フェアトレードによってつくられたオーガニックコットン、岐阜県のみつろう、オーガニックホホバオイル、植物由来の天然樹脂…と天然素材のみを使用しているため最後は全て土に還り、地球に負担をかけません。

自然の力を、日々の暮らしの中に取り入れられることも魅力

私はみつろう色のMサイズを使っていますが、手の温かさで柔らかくなるので、どんな形の器や食材にも気持ちよくフィットします。

凹凸のある手作りの器や、キャラクターの形をした4歳娘のお弁当箱にもぴたっ!

また、みつろうとホホバオイルには抗菌性と天然の保存性があるため、食品の鮮度の持ちが良くなるという効果も期待できるそう。

子どもたちの手にも馴染む柔らかさ。果物などは、通常のラップで保存した時よりも色が変わらないと感じました。

保存時や食材が残ったお皿のフタとしてなど通常のラップとしてはもちろんですが、天然素材だからこそ気兼ねなく食材を直接包むことができ、野菜や果物の切り口に巻いたり、パンを包んだり…またゴミを出さないので、アウトドアシーンなどでお皿代わりにすることもできます。
ただし、みつろうを使っているため熱いものはNG。人肌以下の温度が目安です。

使用後は、野菜を洗うように冷水で優しく洗い、自然乾燥して保管。およそ半年から1年間、繰り返し使用でき、最後は土に還っていきます。

使うこと自体を楽しみながら、人と地球に優しい暮らしができるアイテム

aco wrapを使い始めて気づいたのが、自分が思っている以上にラップを消費しているという事実でした。一度では使い切れない野菜や果物、子どもの食べかけ・飲みかけのものなどを保存することに加え、週3のお弁当作りや、毎晩帰りが遅い夫の夕食を別に用意しておく際など、意識してみると大量に使っていることに驚いてしまいました。

なるべくごみは減らしたいものの、衛生面が特に気になる夏場などはつい、使う頻度も増えてしまいます。そんな中で出会ったaco wrapは、繰り返し使えることに加え、食材の“持ち”も良くしてくれる頼もしい存在。

洗って、シンクの上にピンチ干して、また使う。
これまでのラップを使うより手間が少なく、シンプルに使える点も魅力です。

水をよくはじき、自然乾燥でもすぐに乾いてくれます。

そういった現実的なメリットに加えもうひとつ、手離せない大きな理由となっているのが他にはない「使い心地の良さ」です。手ざわりが優しく、肌にすいつくような、ずっと触っていたい気持ちよさがあり、ふわっと漂うみつろうの甘い香りにも癒され、使うたびにちょっと幸せな気持ちにしてもらっています。

近年、プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化が問題になっています。今年5月には、汚れた廃プラスチックの輸出入を規制する条約の改正案が採択され大きなニュースとなっていましたし、世界各国でプラスチックストローの利用停止が進み、レジ袋の削減を促進する活動なども積極的に取り組む企業や団体が増えていると感じます。

私も、海の生き物が苦しむ様子や、結果的に私たち自身が魚介類を通してプラスチックごみを食べてしまっているといった報道に衝撃を受けた一人で、ストローはもちろん、マイボトルやエコバックを持ち歩くなど、少しずつですが廃プラ削減を意識するようになりました。

繰り返し使えて環境に良いことが大きな魅力でもあるaco wrapですが、それだけにとどまらず、自然の力を活かした良さや美しさがあるからこそ積極的に使いたくなるところが素晴らしいと感じています。
手作業で大切につくられた色とりどりのaco wrapを使いながら、少しだけど昨日よりも地球と人に優しい暮らしを送れているのかなと思うこと自体もまた、楽しく喜ばしい。
自然を守り、自然の力を取り入れる天然ラップ。気になった方は、是非チェックされてみてくださいね!

aco wrap | 洗って何度も使える天然ラップ

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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