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藤原千秋

大嫌いなG(ゴキ○リ)に遭わないためにできること

  • 藤原千秋

2019.05.18

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不意打ちのG!

キレイに敏感な暮らしをしているつもりなのに、なぜか不意打ちのようにG(ゴキブリ)に出遭ってしまうことってあります。

とくに蒸し暑くなりだす、梅雨から初秋にかけての、夜間。おうちの内外で見かけて「ギャッ!」となってしまう頻度は、冬場の比ではないのでは。

さて、「おうちの内外」と書きました。ゴキブリって、家の中で自然発生する生きものではありません。家の中にいる場合でも、必ず最初の一匹は、「外から」なんらかの方法で入り込んできたのです。

そんな「入り口」には、「排水管」や「換気扇」「隣戸との間にできた隙間」のようなやや特殊なルートもなくはありません。ゴキブリは隙間、わずか1ミリあれば、その間を通って移動ができるといわれます。

ただそういう見えないルートというわけではない、「玄関」「ベランダ」のような、私たち自身が当たり前に出入りしているエリアもゴキブリの通り道だったりします。

Gにとってコージーなポイントとは

とくに、そんな玄関周りなら「傘立て」「植木鉢」の裏に、要注意。

ベランダ周りなら「エアコン室外機」「植木鉢」「外置きのゴミ箱(生ゴミのみならず、ペットボトルや缶ビン)」「古新聞や古雑誌」などが、ゴキブリの好む潜み場所や巣(集うところ)になりやすいのです。

屋外の、そんなゴキブリにとってコージーなポイントを足がかりに、家の中に入って来られてはたまりません。外から、ゴキブリを極力「家の中まで入り込ませない」ようなくふうを施しましょう。

「屋外用」の「毒餌剤」をまく

具体的には、なるべく、これらゴキブリの潜みやすいポイントを潰します。傘立てなら、「つぼ」のようなタイプより、ワイヤーなどの潜みにくいもののほうが安心です。ベランダはなるべくごちゃごちゃさせておかないほうが無難。

とはいえ、「エアコン室外機」をどかすわけにもいかないので、そういったところには雨風に強い「屋外用」の「毒餌剤」と呼ばれる道具をゴキブリの潜みそうな場所に前もってしかけておき、そこに誘導して毒餌を食べさせ、駆除しましょう。

マンションなどでは隣戸との境界あたりにさりげなく設置。雨風に晒されても1年持ちます。

ゴキブリは意外と活動的で、1日に10メートル程度は移動できるよう。くわえて、近年の猛暑では屋外の暑さに耐え切れず、エアコンの効いた屋内に入りたがる傾向もあるようす。よりよい棲み家を探している彼らに「我が家」を気に入られないようにしなければ。

屋外がまだゴキブリにとって過ごしやすいうちに、屋外で退治できてしまえばそれに越したことはありません!

大嫌いなゴキブリに遭わないためにできる備え、気になるかたは是非行ってみてください。

藤原千秋 Chiaki Fujiwara

住宅アドバイザー・コラムニスト

掃除、暮らしまわりの記事を執筆。企業のアドバイザー、広告などにも携わる。3女の母。著監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など多数。LEEweb「暮らしのヒント」でも育児や趣味のコラムを公開。

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