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佐々木はる菜

人気の【お花定期便】の魅力をレポ!「LIFULL FLOWER」に込められたお花への想いとは?

  • 佐々木はる菜

2019.05.23

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最近人気を集めている「お花の定期便」サービス。
自宅やオフィスなど好きな場所へ定期的にお花が届き、「忙しい中でも気軽に“お花のある生活”を楽しむことができる」とSNSなどを中心に話題を集め、今では様々な企業が同様のサービスを行っています。

私自身も実際にいくつか試してみた中で、個人的にとても良いと感じたのが「LIFULL FLOWER」という定期便サービスでした。どんなお花がどんな風に送られてくるのか、実際の我が家での様子をレポートすると共に、この素敵なサービスの背景にある想いについてお伝えしたいと思います!

お花の新鮮さとボリュームに感動!定期利用のきっかけに

小さくてもいいので、いつも家にお花を飾る生活を送りたい…そんな想いを持ちつつも、近所に良いお花屋さんがなかったり、忙しいとお花を買いに行く余裕が心理的にも物理的にもなくなってしまったりと、なかなか習慣としては続けることができなかった私。「定期的に自宅に花を届けてくれる」という点に魅力を感じ色々なサービスを試してみましたが、その中でLIFULL FLOWERに惹かれた一番の理由はまず、届くお花の質がとても良く、ボリュームもあるということでした。

私がお願いしているのは一番リーズナブルなライトプラン。グリーンを含む3〜4本が1回780円(税別・送料無料)。大きさをイメージしやすいように、左上の写真でパッケージとiPhoneと並べてみましたが、とてもコンパクトで不在時はポスト投函してもらえる点も嬉しいです。

左が「届いた日」、右上が「1週間後」右下が「2週間後」

この時の花は、カーネーションが蕾に近い状態で届いたため、むしろ数日後の方がボリュームアップしたくらい。もちろん少しずつ傷んでいく花もありカットしたりもしますが、結局20日近く楽しむことができました。今までもそれなりに色々なお花屋さんで花を買ってきましたが、ここまで毎回コンスタントに花の“持ち”が良かったことはなく、定期的に利用したいと思う大きなきっかけになりました。

プロがセレクトした高品質な旬の花を、市場から直送!

花の品質が良い秘密は「花市場直送」というLIFULL FLOWERならではのこだわりにあるようです。

長く花を楽しめるよう、厳選した花農家の摘みたての花を仕入れていることはもちろん、花市場で活躍するプロが、流通状況や産地での開花の様子を踏まえて花をセレクト。出荷時には花持ちを良くするための下処理を行った上で、花専用パッケージに丁寧に梱包し発送しているそうです。
食べ物と同じく、旬のものは季節外のお花よりも流通量が豊富で品質も安定しているため量を増やして届けることができるそうで、確かに毎回、価格からイメージするよりもボリュームがある点も満足している理由のひとつ。また、万が一届いた花の状態が良くない場合は品質保証がある点も安心です。

一緒にお手入れすると愛着が増すのか、お花を“なでなで”しながら話しかけていた娘。

私は毎回、届いたお花を子どもたちと一緒に活けています。「今週のお花」という手書きの説明や、同封のリーフレットに書かれたお手入れ方法などを見ながら、花について色々と話す時間自体も楽しみで、花の量も価格も手軽だからこそ続けられていると感じています。

もっと花の量が多いプランや開けた瞬間花瓶になるパッケージで水換え不要のプランもあり、プランに応じてお届け頻度に選択肢がある場合も。自分のライフスタイルに合わせ好みのプランを選べる点も嬉しい。

癒しだけでなく、家族の心のバロメーターにも

定期的にお花を飾るようになってから、花には人の心を安定させる力があるということを改めて感じています。生活に彩りを加えてくれるという喜びに加え、焦りやイライラを鎮めてくれると実感する日々です。

ちゃんと話しかけながら丁寧にお手入れしてあげると生き生きと咲いてくれる一方、例えば子どもや自分の体調不良などで余裕がなくなると、毎日ルーティンで水替えしていても、なんとなく花も元気がなくなってしまう気がします。もちろん私の心持ちの問題もあるとは思いますが、イライラしそうな時などにふとお花を見ることで我に返り、冷静さを取り戻すきっかけにもなっています。この春は、新生活の始まりと共に長期間ワンオペが重なった時期で普段以上に慌ただしく過ごしていましたが、日々の中にお花の存在があることでずいぶんと救われました。
お花のお世話は「手間」ではなく、一呼吸つき、バタバタしがちな自分を少し落ち着かせる貴重なきっかけ、いわば「リフレッシュ」になっています。

また、季節や自然について話しながら、子どもと一緒に水切りなどをして花を実際に扱うことも良い機会だと感じています。そして、せっかく飾るならば…と花の周りをきれいに保ちたくなり、以前よりも自然に部屋や空間をきれいに保つことができるようになりました。



LIFULL FLOWERの背景にある「お花を大切にしたい」という想い

LIFULL FLOWERは、ひとりの女性の「誰もがもっと気軽に花を楽しめるような仕組みを作りたい」という想いのもと、始まりました。

花の定期便「LIFULL FLOWER」事業責任者 須貝文音さん。
定期便のシステムを考案し、このサービスを運営する株式会社LIFULLの、新規事業提案制度に応募し合格したことが事業化のきっかけだったそうです。

ご実家は花農家で、花に人一倍思い入れがある須貝さんは、かねてから「もっと“花のある暮らし”を広めたい」と考えていたといいます。

「日常の中に花のある暮らしっていいなと思ってはいても、忙しいとお花屋さんに行く時間をなかなか作ることができない、荷物になってしまう、割高感がある…など一歩踏み出せない方が多いと感じていました。『花が定期的に自宅に届く』というモデルはそんな課題を解決する“突破口”となるのではないかと考えました。」

当初は、お花の初心者であってもハードルの高さを感じないよう、届いて箱を開けたらそのまま置ける手軽さにこだわった「スタンダードプラン」からスタート。その後、ユーザーインタビューなどを繰り返す中で、価格だと1000円以下、ちょっとした小さなスペースにも気軽に飾れるものというニーズも多いことに気づき、ライフスタイルに合わせ好みのプラン選べる現在の形に改良していったといいます。

廃棄されてしまうお花を、少しでも減らしたい!

現在、切り花の消費は平成12年前後をピークに減少傾向にあり、小売店で廃棄される花は仕入れの約30%にものぼるそうです。

「既存の仕組みだと、流通する間に半分以上の花が廃棄されてしまうこともあります。幼いころから、花に携わる家族の姿を見てきたからこそ、生産者と消費者の距離をもっと近づけ繋げていく形を作りたいと考えました。」

「お花を必要としているお客様のもとへ、必要な量だけ、市場から直接送る」という新しい形。それが実現すれば、お客様にとっては旬の新鮮なお花が自宅に直接届き、割安感もある。そして、オーダーをいただいた必要な分しか仕入れないということは、廃棄が発生しない仕組みでもあり、生産者にとっても嬉しいはず!

このサービスを実現させるため、協業してくれる花の「市場」は全て、須貝さんご自身が開拓されたそう。大変なこともあったといいますが、そのご苦労があったからこそ、高品質で新鮮かつボリュームのあるLIFULL FLOWERならではのサービスが完成したのだと感じました。

花を届ける新しい仕組みを作ることで、より多くの人を幸せにしたいと話す須貝さん。
毎日忙しい方にこそ、お花を届けたい!という想いもあるそうで、ユーザーの方からの感想で「これまでは花を買いに行く余裕もありませんでしたが、このサービスのおかげで花を飾ることができるようになり、疲れている時でも花を見ると力が湧いてくる」というような感想をいただくことも多く、とても励みになっているといいます。

今後は、オフィスでの利用や贈り物など活用シーンをさらに拡げて行き、花を見ることでほっとして癒される機会を増やすことで、花の良さや花のある暮らしの魅力をより多くの人に届けたいと考えているそうです。

「生産者と消費者の距離をもっと近づけ繋げていくより良い形を模索しながら、お客様も、花を作る生産者も、どちらも幸せになるような仕組みを作っていきたいです!」

【LIFULL FLOWER】毎月届く季節の花の定期便

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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