ヘルスケア/2019年LEE4月号

もの忘れが増えてきたなと思ったら…実は「スマホ認知症」かも

「疲れきったワーキングメモリーを休めるためには、ぼんやりして脳を休める時間が必要です。そして、ぼんやりする時間にこそ脳はとても重要な働きをしています」(奥村さん)

ぼんやりしている時間に働く「デフォルトモード・ネットワーク」という機能が、重大な仕事をしていることが最近の研究でわかってきたそうです。

熟考機能、デフォルトモード・ネットワークを働かせることがスマホ認知症を防ぐカギ

使いすぎている機能を休ませて、使っていない機能を活用することが何より大切。

「デフォルトモード・ネットワークを働かせることで、脳に入った情報を整理整頓して、脳が"ゴミ屋敷化"するのを防げます」(奥村さん)

「インプットされた情報の取捨選択をすることに加え、自分はどこに向かいたいのか、自分とは何なのかなど、夢や希望にまつわることを考えるのがデフォルトモード・ネットワークの機能です。
この機能がフリーズしてしまうと、SNSで“いいね”をもらうなど短絡的な快楽に流されがちになり、自分を客観視できなくなってしまう。いわば“我を忘れている”状態です」(奥村さん)

そうならないためにも、深く考える「熟考機能」や、デフォルトモード・ネットワークなど、ワーキングメモリー以外の機能もしっかり働かせることが必要。

「時にはスマホから離れて、使いすぎている機能を休ませましょう。心身の不調が改善するのを感じられれば、スマホ離れもスムーズにいきますよ。また五感すべてを刺激すること、アウトプットもバランスよくすることも大事ですね」(奥村さん)


次回は、スマホで衰えた脳を復活させる「10の習慣」をお届けします。

イラストレーション/藤井昌子 取材・原文/古川はる香
この記事は2019年3月7日発売LEE4月号『あなたもなってるかも!?「スマホ認知症」「スマホ老眼」』の再掲載です。

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