ヘルスケア/2019年LEE4月号

もの忘れが増えてきたなと思ったら…実は「スマホ認知症」かも

30代・40代、もの忘れが増えてきたなと思ったら……
実は「スマホ認知症」かもしれません

年齢とともにもの忘れはひどくなるものとあきらめていませんか?
スマホの使い方によっては、加齢とは関係なく脳の大切な機能を衰えさせてしまうことがあるんです!

スマホによって脳がまったく休まらない状態に

もの忘れに特化した診療を行い、これまで10万人以上の脳を診断してきた、脳神経外科医の奥村歩さん。ここ10年ほどで、30代~40 代の若い人がもの忘れの症状を訴えて来院するケースが増えていることに気づいたそうです。

「30代、40代の方でいわゆる認知症の方はほぼおらず、ほとんどは老化ではなく、脳の疲れが原因です。
最近は子育てをしながら仕事を続けている女性が多く、マルチタスクでいくつもの案件を同時にこなしていかなければならない。さらに環境の変化も多い年代で、脳が疲れやすい状況にあります。
だからこそ、積極的に脳を休めなければいけないのに、いつもスマホをいじって大量の情報を入れて、脳を疲れさせているのです」(奥村さん)

もの忘れだけじゃない、こんな症状も

・うっかりミスが増える
・会話の反応が遅くなる
・とっさの行動がとれなくなる
・つまらないことに固執するようになる
・他人やネットに影響されやすくなる

スマホの使いすぎで、ワーキングメモリーが疲弊すると情報処理能力が低下。その結果、うっかりミスが増え、コミュニケーション能力も低下してしまいます。

「判断能力が弱くなるので、他人やネットの情報に流されやすくなることも。また、人から見ればどうでもいいことに固執することにもなります」(奥村さん)

スマホをいじっていても大して頭を使っている気がしませんが、スマホからの大量の情報の処理にかかわるのが脳の前頭前野の役割のひとつで、浅く考える機能である「ワーキングメモリー」。

絶えずスマホを見て情報をインプットしていると、このワーキングメモリーばかりを働かせ続けることになり、自分で気づかないうちに脳がへとへと、さらに前頭前野のほかの機能はサビついてしまうことに。

「スマホ認知症」の原因はインプット過多=情報メタボ

脳の前頭前野は本来さまざまな役割を担う部分。ところがスマホから大量の情報がインプットされてくると、自分にとって必要な情報かどうかなどを熟考する暇もなく、次々処理しなければいけません。

「その結果、前頭前野のワーキングメモリーの部分だけが過剰に使われ、ほかの機能がサビていってしまうのです」(奥村さん)

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LEE編集部

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