映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

ワンオペ育児ママが家出!? 人気俳優ロマン・デュリスが 『パパは奮闘中!』で“子育てあるある”を熱演!

父と子どもとの絆を描く感動作

ここ日本でも、ロマン君ことロマン・デュリスさんの人気って、かなり高いですよね!? 『青春シンドローム』(96)に始まるセドリック・クラピッシュとのコラボで人気を博し、近年も日本でも大ヒットしたフランス映画『タイピスト!』(12)や、『彼は秘密の女ともだち』(14)の名演も忘れ難いロマン君。

ロマン・デュリス
1974年5月28日、フランス・パリ生まれ。 セドリック・クラピッシュの『青春シンドローム』(94)でデビュー。クラピッシュとは、『猫が行方不明』(96)、『パリの確率』(99)、青春三部作の『スパニッシュ・アパートメント』(02)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫』(13)などでコラボを続ける。その他の代表作に『ガッジョ・ディーロ』(97)、『真夜中のピアニスト』(05)、『タイピスト!』(12)、『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13)、『彼は秘密の女ともだち』(14)、『ゲティ家の身代金』(17)など。
写真:細谷悠美

 

デビュー当時のセクシー&キュートな青年のイメージが、鮮度を保ったまま44歳になった今も、違和感なくハマっているからこそ、つい“君”づけで呼びたくなってしまうのです。“永遠の少年”を思わせるクシャっとした笑顔に、母性本能をくすぐられずにいられない。そんなロマン君が、とっても魅力的な新作と共に来日されました!! それが、『パパは奮闘中!』です。

 

ロマン君が演じるのは、オンライン倉庫で働くオリヴィエという男性です。部下からも慕われ、管理側の上司からも信頼されているらしく、だからこそ板挟みにあって悩みは尽きず、毎晩のように残業続き。そうなると当然、2人の幼い子供の世話や家事は、すべて妻のローラ任せ状態。そんなある日、突然ローラが家を出て行ってしまうのです。ベビーシッターを雇う余裕もなく、オリヴィエはいきなり子育てと仕事の両立に迫られることになってしまうのですが――。

 

オリヴィエの台詞はロマン君から出て来た言葉

――ベルギー出身の新鋭ギヨーム・セネズ監督が書かれた脚本には、台詞が書かれていなかったそうですね! そんな場合、俳優は何を拠り所として演じ始めるのですか?

「台詞は書かれていなかったけれど、シーンごとの描写はかなり精密に書かれていたんです。と言っても3、4行だけど(笑)。僕ら俳優は、どこに着地すればいいのか、ということは理解しているので、そこへ向かって演技をしていく、という感じでした」

 

『パパは奮闘中!』
監督・脚本:ギヨーム・セネズ 共同脚本:ラファエル・デプレシャン
出演:ロマン・デュリス、レティシア・ドッシュ、ロール・カラミー、バジル・グランバーガー、レナ・ジェラルド・ボス、ルーシー・ドゥベイ
原題:NosBatailles/ベルギー・フランス/2018年/99分/フランス語
配給・宣伝:セテラ・インターナショナル 宣伝協力:テレザ 、ポイントセット
協賛:ベルギー王国フランス語共同体政府国際交流振興庁(WBI)
@2018 Iota Production / LFP – Les Films Pelléas / RTBF / Auvergne-Rhöne-Alpes Cinéma
4月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

――ということは、オリヴィエの台詞はロマンさんが作り出したもの、ロマンさんから出て来た言葉、ということになりますよね?

「そう、台詞も話し方も、僕から出たものです。でも、すごく自然と出て来た感じでした。というのも人間としてのオリヴィエを探ろうと、リサーチをたくさん重ねたから。労働者のドキュメンタリーやルポタージュを、たくさん見たり読んだりして、彼らがどういう人物なのかを理解しようと努めました。似たような工場にも行って、オリヴィエと同じ立場であるチーム主任を一日中観察しました。彼がどんな動きをするのか、どんな会話をするのかなど、観察して理解し、しみ込ませた感じです」

――監督と意見が食い違うことは?

「まず僕が演技をしながら色んな言葉を吐き出し、監督が“それは必要ない”等々の判断を入れながら変えていく、という感じでした。自分でも“あ、ズレたな”と思ったら、監督から調整をかけられることが多かった気がします」

――ロマンさんの長いキャリアの中でも、そんな撮り方って初めての経験だったのでは?

「25年にして、まだ初めてのものがあったなんて、素晴らしいですよね。すべての監督がこのメソッドで俳優から引き出せるわけはないので、セネズ監督ならではの資質ゆえに出来たことだと思いました。彼は本当に、自分が求めているものへガイドするのが上手いんですよ。その能力に非常に長けた監督だからこそ、本作を撮り得たのだと思います」

 

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