BEAUTY

高見澤恵美

塗っても焼ける“スキマリスク”を防ぐ!日焼け止めの塗り方&量、ビオレUV新アイテムとは?

  • LEE編集部

2019.04.24

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“日焼け止めを塗っているのに、なぜか日焼けする”問題

気づけば4月後半、大型連休も間近! 日に日に強さを増す日差し。前回は目から入る紫外線対策についてお届けしましたが、今回は本丸、お肌のUVカットについて! 花王ビオレUV「スキマリスク」セミナーで、正しい紫外線対策について学んできたのでご紹介します。

「スキマリスク」というワードに、「ズボラワーママである私のUVケアは、スキマだらけなのでは!?」とびびり気味に……。

セミナーの内容に入る前に、アラフォー母である私の、日々の紫外線対策状況(春夏)を簡単に……。朝はとにかく時間がないので、洗顔&スキンケア後、日焼け止めを顔(余裕があれば首のあたりも)にチャチャッと塗る。あとは、日焼け止めのSPF30~50といった数字を信じて1日生活する……といった感じです。保育園の送迎は自転車で、平日は帽子もかぶっておらずなので、日差し直撃。一応は頬を中心に日焼け止めを塗ってはいるけれど、ガードできている自信なし……。この適当状態、多忙なママには割りと多いのではないでしょうか(え? ズボラすぎ?)。

日焼け止めの使い方次第で、「塗っても焼ける」状態に!

さて、ビオレUV「スキマリスク」セミナーでは、光老化対策をライフワークのひとつとする、銀座ケイスキンクリニックの院長・慶田朋子先生が登場。「日焼け止めを塗っているのに、どうして日焼けするの?」という疑問に答えてくれました。

慶田先生によると、紫外線対策をしっかりしないと、しみ、しわ、たるみや老人性イボ、皮膚がんなど、さまざまなトラブルにつながる恐れがあるそう。毎日の日焼け止めの使用が大事! なわけですが、この日焼け止め、使い方次第では効果が十分に発揮されないのだとか……。使い方の問題点とは、

(1)塗る量が不十分

(2)塗り方に問題があり、まんべんなく塗れていない

(3)塗り直しの頻度が低い

という3つが主だそう。以下で詳しく説明します。

(1)塗る量が不十分

まずは、そもそも日焼け止めの量が足りていない人が多いのが問題! とのこと。普段の生活では、日焼け止め性能テストで使われる日焼け止め量の1/5程度しか塗れていない人が多いのだとか。そりゃ、焼けますよね……。適切な量は下記でチェックを。

<顔〜首(デコルテ)の場合>

100円玉ひとつ分の日焼け止めを額・あご・両頰・鼻の5か所に。さらに同量を首とデコルテの5か所に置く。パーツ粒を手に取るのでは足りないそう。1回に100円玉2枚分をとって塗るように意識してみて。

<腕や脚の場合>

日焼け止めの容器から直接肌へたっぷりと。塗るタイミングは、服を着る前&靴を履く前(服を着てから塗るのはNG。日焼け止めがつかないようにと塗る量が控えめになりがち)。レースや麻素材の場合、紫外線が透過しやすいので、広範囲を意識して塗るとよいそうです。

(2)塗り方に問題があり、まんべんなく塗れていない

量が足りていても、塗り方によっては「スキマ」ができて焼けてしまうことも。正しい塗り方を覚えることで、「スキマリスク」を減らせます。

<顔〜首(デコルテ)の場合>

【1】100円玉ひとつ分の日焼け止めを額・あご・両頰・鼻の5か所に置く。さらに同量を首とデコルテの5か所に置く。

【2】肌にやさしく伸ばす。中指と薬指の2本または人差し指を加えた3本の指の腹を使って塗る。

【3】首からデコルテに指の腹を使って伸ばす(デコルテは服の襟元から7cm奥までしっかりと)。

【4】【1】~【3】を繰り返して2度塗りする。その後、気になる部分に重ね塗りをする。

【5】大きめのパフにファンデーションまたはフェイスパウダーを取り、肌をやさしく押さえて日焼け止めを密着させる。

<腕や脚の場合>

腕や脚はらせん状に塗る。指の腹で円を描くように馴染ませれば、塗りムラを防ぎやすくなるとのこと!

また、日焼け止めの塗布が十分ではない「スキマ」になりやすい箇所は、耳、額、鼻(汗などにより落ちやすい)、あご下、首やデコルテ、足の甲(サンダルのベルトまわり)など。

意識して塗るように心がけるとよさそうですね。

また、塗るときは無理にすり込まなくてOK。角層の上に乗っていればよいそうです。パンパンと叩き込む人もいますが、たるみにつながるので避けたほうがよいとのことでした。

(3)塗り直しの頻度が低い

朝塗って安心しがちな日焼け止めですが、塗り直しもマスト。2〜3時間ごとに塗り直すのが正解、だそう……!

(1)~(3)まで、何ひとつ実践できておらず……の私……。こりゃしみが増える一方だわ、と大反省。正解が分かったので、今年は心を入れ替えてUV対策を行っていきたいです。

慶田先生のお話でもうひとつ興味深かったのは、「歩きスマホでスキマリスクがさらに高まる」ということ!

下を向いた姿勢だと、アスファルトで反射した紫外線がダイレクトに当たるため、“あご下焼け”しやすいんだとか。歩きスマホでなくても、信号待ちなどの時間にも容赦なく“あご下焼け”してそうですね……。スマホを見るときは注意したいものです。

世界初!「スキマリスク」を防いでくれる新ビオレUVって?

日焼け止めの正しい塗り方を学んできましたが、実は塗り方を工夫しても焼けてしまう、「スキマリスク」も存在するのだとか……。今年、そんな「スキマリスク」も防げる日焼け止めがビオレUVから登場したとのこと! 研究の成果や、開発したアイテムの説明を伺ってきたのでご紹介します。

花王の研究員さんによると、これまでは日焼け止めを塗っても肌が焼けてしまうのは、活動中の汗や水、擦れで日焼け止めが落ちてしまうことが原因と考えられてきましたが、研究の結果、塗り心地のよさで人気のウォーターベースの日焼け止め(花王従来品)を塗った肌には、ミクロレベルの隙間が発生し、ムラづきの状態が生じていることがわかったのだとか。

この「ムラづき」を防ぐため、花王独自の製法により、水にも油にも親和性のあるサブミクロンサイズのカプセルを開発。油溶性のUV防御剤を包み込んだカプセルを配合することで、みずみずしい使用感のウォーターベースのよさはキープしつつ、ミクロレベルの隙間の発生を防ぐことに成功したそうです!

ミクロレベルの隙間に、微細なカプセルが入り込む様子を表現したもの。溝の部分がこれまで焼けてしまいがちだった部分。新開発のカプセルのおかげで、「スキマリスク」が防げそうですね!

今年の新商品「ビオレUV アスリズム」と、改良新発売の「ビオレUV アクアリッチ」にはこの最新技術が使われています。

<左のブルー2品>「ビオレUV アクアリッチ」(左「ウォータリーエッセンスジェル」、右「ウォータリージェルエッセンス」)・<右のレッド2品>「ビオレUV アスリズム」(左「スキンプロテクト エッセンス」、右「スキンプロテクト ミルク」)

既に編集部にも愛用者がいるこちらの商品。朝の忙しい時間にも塗りやすいテクスチャーはキープしつつ、塗っても焼ける「スキマリスク」対策もできるなんて、ズボラワーママの私にぴったり。今から使い始めれば、夏が終わる頃には違いが実感できそうです。

日焼け止めを塗っているのになぜか焼けてしまう……という悩みを持つ人は、試してみてはいかがでしょうか?

初夏からの紫外線対策の参考になれば幸いです!

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LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
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