映画ライター折田千鶴子のカルチャーナビアネックス

「実は私○○好きなんです」な心を 絶妙なタッチでくすぐる、絶品映画を4つ大放出!

語り出したら止まらない……魅惑の4作品

今回は、マニア心をくすぐると言ったら大げさですが、「実は私、〇〇好きなんだよね」と、語り始めたら熱くならずにいられない、そんな映画を4本、激しくおススメしたいと思います!

まずは、何度もウォ~と雄叫びを上げたくなるカンフーアクション映画の決定版『イップ・マン外伝 マスターZ』から。これはもう、CGを駆使したアクションとは真逆の、“魂が宿った肉体の究極技”に熱くならずにいられませんっ。

次なる2本は、実は硬派な社会派という骨がガッチリとありながら、片や命がけのサバイバルゲームの面白さに満ちた『ウトヤ島、7月22日』、片やオフビートコメディともいうべき面白さの『たちあがる女』。一見すると軽いお楽しみに満ちながら、その裏にしっかりと社会風刺や問題が流れているのが、何ともカッコよくて味わい深い作品です。

そしてラスト1本は、ちょっと難解に感じられつつも、それこそが身悶えする面白さにも繋がっているハンガリーの若い鬼才による『サンセット』

以上4本、お好きな方が観たらアドレナリンが逆流しそうになるハズですが、“これ系作品に触れたことがない”という方にこそ、是非おススメしたい。あなたの新たな世界の扉を開くチャンスかもしれません!!

 

実は“香港男気系&カンフーアクション”が大好物なんです。。アドレナリン爆発必至の『イップ・マン外伝 マスターZ』

『イップ・マン外伝 マスターZ』
監督:ユエン・ウーピン
出演:マックス・チャン、デイブ・バウティスタ、ミシェル・ヨー、トニー・ジャー
配給:ツイン 2018年/香港・中国/108分
オフィシャルサイト:http://www.ipman-masterz.com/
© 2018 Mandarin Motion Pictures Limited All Rights Reserved
3月9日(土)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

実は私、何を隠そう幼き頃からカンフー映画が大好きで、親に少林寺拳法を習いたいと駄々を捏ねて困らせた経験の持ち主でもあります。今でも香港男気系の作品は大好物! 何というか暑苦しかったり、笑いもコテコテだったり、練り込まれる恋愛もベタだったりもするのですが、その総てが心くすぐるというか、たまらないんです。

この『イップ・マン外伝 マスターZ』は、そんな香港アクション愛を心ゆくまで満たしてくれた傑作でした!! もちろんお好きな方はご存知でしょうが、ブルース・リーの実在の師匠である“イップ・マン”を描いた作品は、これまで数本作られてきました。

ドニー・イェン主演の『イップ・マン 序章』(08)、『イップ・マン 葉問』(10)、『イップ・マン 継承』(16)という三部作(既に4作目も完成したハズ)の他、アンソニー・ウォン主演の『イップ・マン 最終章』(13)や、 デニス・トー主演の『イップ・マン 誕生』(10)もありました。ウォン・カーファイ監督作の『グランド・マスター』(13)では、トニー・レオンが扮しました。それほどイップ・マンという方は、“詠春拳”の達人として尊敬を集めた伝説の武術家だったのです!

本作は“外伝”、つまりスピンオフ。ドニー・イェン主演の三部作の3作目『~継承』でイップ・マンに敗れ、武術界を去ったチョン・ティンチを主役とした物語です。つまりイップ・マンは全く本作に登場しないのですが(笑)、この背景を知ってみると、現在のチョンのしがない生活が、より切ないわけです!

舞台は1960年代、高度成長期に沸く香港。街の裏では犯罪組織が勢力争いを繰り広げていて……。そこに悲しいかな(物語的には嬉しいかな)、絡んでしまうのが、幼い息子を育てながら小さな食料品店を営んでいるチョンなのです。

ギャングに襲われそうになった女性2人を救ったことから目を付けられ、裏社会の闘いに身を投じる羽目になる……という、これまたありがちでベタな展開(笑)。しかも女性のうちの一人と淡い思いが通い合いそうになりつつ、チョンはポーカーフェイス! くぅ~っ。

案の定、次々現れる敵を、人知を超えた身のこなし(もちろんワイヤーですが)で颯爽と闘っては敵を倒していくのですが、“敗れて武術界を去った者”としては“詠春拳”を自ら封じているのです。しかし遂に最後の最後、封印を解いて“伝説の詠春拳”を爆発させる瞬間は、もう興奮の極致です!

“香港アクションの最終兵器”というキャッチの、チョン・ティンチ役マックス・チャンさんは、日本の玉山鉄二さんを彷彿とさせる甘いマスク。痛快な展開、男同士の絆や裏切らない義侠心というか、命をかけて義を貫く展開も胸アツです!! ミシェル・ヨーさん、タイ映画『マッハ!!!』主演のトニー・ジャーさんなど、キャストも豪華。

監督を務めるのは、『イップ・マン』シリーズをはじめ、『マトリックス』3部作などでもアクション・武術指導を行ってきたユエン・ウーピンさん。ちなみに東京の公開館・新宿武蔵野館には、木人椿も飾られているそう。観た後、それでトレーニングしてみたくてウズウズしてしまうかも(笑)! 是非、熱き闘いを大きなスクリーンで体感してください。

 

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