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佐々木はる菜

冠婚葬祭などフォーマルな場への子連れ参加のポイント【第1回・当日の持ち物編】

  • 佐々木はる菜

2019.03.14

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ここ数年、いわゆる「冠婚葬祭」の場に参加する機会が多かった私。その間、赤ちゃん~幼稚園児の時期だった我が家の兄妹ふたりを連れて、10回近くフォーマルな場を経験してきました。
現在は長男6歳・長女4歳と「赤ちゃん」ではなくなったものの、大きくなった分それぞれが自分たちの興味の赴くまま自由に動き、時には目を離した一瞬で姿を消してしまうことも…公式の場への参加で一番心を砕くのは、やはり「いかに静かに座らせるか」という工夫です。

先日ご招待いただいた親族の結婚式での様子やこれまでの経験を踏まえ、「子連れ参加のポイント①」ではまず、子どもたちに機嫌よく過ごしてもらうために役立っている持ち物について具体的にご紹介していきます!

人気ホテルで行われた華やかな結婚式。プロジェクションマッピングが使われたオープニング鮮やかさに、ふたりの口はあんぐり…

我が家の「子連れでフォーマル」対策グッズをご紹介

◆ 【おもちゃ類】静かに遊ぶために役立っているものとは?

子どもにとっては「待ち時間」が多いフォーマルな場。
絵本やおもちゃなど色々と試行錯誤してきましたが、最近必ず持って行くのは、折り紙、塗り絵、シールブック、あやとり、そして動物などの形を作って遊ぶことができる大判ハンカチです。どれも軽くて、ある程度時間がつぶせる点が魅力。もっと小さい時は、プラスチック製の軽いミニカー(ファミリーレストランのオマケでいただくようなものがベスト。落としてもあまり音がしません)や、布で作られた仕掛け絵本などは、音を立てずに比較的長く遊ぶことができ、役立ちました。また100円ショップなどで何かひとつ目新しいものを買っておくと、機嫌が悪くなりそうなタイミングでプレゼントすれば気を紛らわせることができます。

以前はよく持ち歩いていた絵本は、読み聞かせる声が気になってしまうことや、かさばったり重かったりするわりにすぐ読み終わってしまうため最近は避けるように。

鉄板の折り紙のは毎回大活躍!今回はシールなども持参したので、娘はそれらをデコレーションしながら、普段は会えない親戚のお姉さんお手紙を書くなど色々な楽しみ方をしていました。披露宴後半、さすがに飽きてしまった小学校高学年の親戚の男の子も、意外とハマって工作していました(笑)

◆ 【おやつ・軽食類】年齢に応じて“こっそり”食べられるものを準備

おやつなどに関しては、どうしても困った際、周りのご迷惑にならない範囲でこっそり食べさせられるものを厳選。最近は、かさばらず「食べる時に音がしない」「食べこぼしが少ない」ということで、ラムネやグミを数種類用意しています。子ども用の食事を出されない年齢の頃は、一口で食べられるサイズに小さく握ってラップにくるんだおにぎりの他、果物・幼児向けウィンナー・魚肉ソーセージ・パンなどを、同じく一口サイズに切ってジップロックなどに入れて持参。ロビーの隅などで食べさせて急場を凌いだこともありました。

◆ 普段使いのカトラリー&マグ

結婚式なので、食事用のエプロンも新しいものを購入。数百円のものですが、新品だと見栄えが良い気がします。

4歳なりたての娘には、普段使っているスプーン&フォークと、もっと小さい頃に使っていたマグを空のまま持って行きました。まだ小さい手にとっては、ホテルの美しい食器よりも食べ慣れたカトラリーの方が使いやすく、また当日用意していただくジュースなどは、乾杯が終わった後にスタッフの方にお願いしてマグへ入れ直していただきます。こぼしてしまうなどのハプニングの可能性と、本人のストレスが少なくなることに加え、私自身も、子どもがコップなどをひっくり返さないかどうか、常にハラハラしながら見守る必要がなくなるという点も大きなポイント。せっかくのお料理やパーティーに集中することできます(笑)

◆ ペットボトルに付けられるストロー

子どもたちがおめかしする必要があるイベントで毎回大活躍するのが、100円ショップなどで売っている「ペットボトルに付けられるストロー」。我が家はまだまだ突然「喉が渇いた」と言い出すことが多いのですが、普段使っている子ども用のマグや水筒は重いしかさばってしまう…ドレスなどを汚さずにさっと与えることができるペットボトル飲料+ストローの組み合わせには、毎回助けられています。

◆ クシ・ヘアピン、バンドエイド

フォーマルな恰好をしていても、気にせず動き回ることが多い子どもたち。写真を撮られる機会が多い日なので、手早く髪の毛を直してあげられるグッズは毎回必ず用意しています。また、履きなれない靴の対策にバンドエイドも便利。服の裾から糸が出てしまった時などの応急処置にも使うことができます。

◆ 替えの靴下類

パンツや肌着に加え、フォーマルな場に多めに持って行くのが靴下類。特に息子は、色々動いているうちに白い靴下をすぐに汚してしまうため、必ず替えを用意しています。
ちなみに今回、娘のストッキングの準備を忘れており、結婚式前日に慌てて買いに走る羽目に…。子どもとはいえフォーマルな場に素足はNG。汚すことや痒がった時のことを考え、替えとして綿素材の白いスパッツや靴下も準備しておきました。

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結婚式に限らず、冠婚葬祭に子連れで参加する場合は大抵、このような内容の準備で乗り切っている我が家ですが、ざっと読むだけでもかなりの荷物。子連れの場合は用意しておきたい物がどうしても増えてしまいがちですが、特に結婚式では、大きな荷物は基本的にはクロークに預けることがマナーとされています。
続くポイント②では、そんな荷作りの工夫やレンタルサービスの活用など、式当日に親子どちらも快適に過ごすための「事前準備のポイント」についてお送りするほか、今回感じたリアルな反省点などもお伝えしたいと思います!

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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