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LEE読者1076人の「今どき家事白書」

【読者リサーチ】自分の家事や育児は"ワンオペ"だと思う?/今どき家事白書

  • LEE編集部

2019.01.06

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フルタイムの共働き家庭が増えて、夫婦の「家事・育児シェア」は切実な問題。ぶっちゃけ、夫はどれだけ家事してる? あなたはワンオペ?

LEE読者の実情を徹底調査しました!

この記事は2018年6月7日発売LEE7月号の再掲載です。


Q7 自分の家事や育児は"ワンオペ"だと思う?

妻が働いている場合も、ほぼ割合は変わらず、ワンオペ状態! 改善策はなかなか見つからず、「ストレスがたまった私が、たまに爆発してしまい悪循環」(LEE100人隊 No.023 moyuruさん)というつらい現状も。

ワンオペ事情は深刻!でも「仕方ない」が妻の本音

程度の差はあるけれど、約7 割がワンオペ状態。ただ、その割合に対して、妻の不満度はそこまで高くない様子。
「平日は、夫が23時過ぎに帰宅するので仕方ない」(ばななさん・42歳・主婦)と、大変ではあるものの、時間的、物理的にやむを得ないと諦めている、妻の本音が明らかに。

Q8 ワンオペのここがツライ!ストレスがたまるところは?

「一人の時間が欲しい!」(えつこさん・37歳・美容師)

「たまには夫から『手伝おうか』のひと言ぐらい欲しい」(ぐりさん・43歳・パート)

「子どもを一人でお風呂に入れるのが大変。つかれないし、パックなどをする時間も皆無」(りーさん・38歳・主婦)

「子どもが病気のとき。2 人に対して私だけでは手が足りず、同時に泣きだすと、私も泣きたくなる」(りんみんさん・33歳・図書館司書)

自分の時間が持てないと、イライラが募る! また、もはや夫に期待はしていないものの、ワンオペが当たり前だと思われると苦しい、という人も多かった。

Q9 ワンオペ状態を改善するため、夫婦で実践したことは?

「タイムツリーというアプリを利用。3 人の子どもの行事や予定がバラバラなので、個別に色を変えて一目でわかるように。夫に休んでほしい日には『有休希望』と早めに記入して相談」(LEE100人隊 TB nahoさん)

「夫の仕事が月〜土まであり、ほぼワンオペ状態。あまりにつらいので、家事・育児の項目、かかる時間をすべて書き出し、夫にプレゼン。時短できるルンバや食洗機が欲しいと訴えて、購入OKに!」(ちーさん・30歳・会社員)

スケジュールの共有や話し合いのほか「双子なのに夫の残業や出張が多く、精神的にも肉体的にもつらかったので、部署異動の希望を出してもらった」(ぷちふりさん・33歳・主婦)と根本的な解決法も。

Q10 夫の家事&育児ぶりで助かる・感謝している点は?

「夫は平日は帰りが遅いので、休日の掃除、洗濯、昼・夕食の準備が担当。料理はもちろん、排水口の水アカが気になるようで、掃除しておいてくれるのが助かります」(LEE100人隊No.033 シモマユさん)

「お風呂、歯磨き、検温など育児はなんでもできる夫。特に、子どもが発熱で保育園に行けないときは、近所の夫の実家に応援要請をしてくれて、私も安心して仕事ができます」(LEE100人隊 No.089 mimiさん)

家事に比べると「外で遊んでくれるだけで助かる!」(なこさん・35歳・主婦)と育児には感謝の声が。「寝不足で疲れていると労ってくれる」(かすみさん・40歳・主婦)と精神的なサポートもうれしい!

パートの主婦が実は大変!家事負担を近づけるには?

家事シェアの現状に詳しいジャーナリストの治部れんげさんにお話をうかがってみると、夫が家事をするかどうかは「妻の就労と子どもの年齢」で変わるそう。

「『夫が仕事をして稼ぎ、妻が家事・育児を担当』という枠組みが日本では根強いので、妻が働く、子どもが赤ちゃんで妻だけでは回らないなど、必要に駆られないと夫は家事をしません。
いちばんつらいのはパートの主婦といわれ『収入は家計の補助だから家事もすべき』という考えで、妻が追い詰められがちです」

妻と夫の家事・育児負担を近づけるためには、一体どうすれば?

「夫は、自分もやっていると思い込んでいる場合が多いので、必要な家事を細かく書き出して分担表を作ってみるのはおすすめ。
また『夫は調理ソースでいいけれど、妻は味つけにこだわりたい』など、夫婦の家事の優先度が異なる場合が大半なので、お互いのこだわりを共有して、こだわりの高いほうがその家事の担当を。
妻がワンオペでつらい場合は、ため込まずに早めに怒るほうが得策。冷静に伝えられないと思ったら、普段から夫に知ってほしいことをメモしておいてもいいと思います」

もっとラクして、人にまかせてもいいかも!? 一人で家事を抱え込まずに、上手に手を抜きましょう。

イラストレーション/ヤマグチカヨ 取材・原文/野々山 幸
この記事は2018年6月7日発売LEE7月号『LEE読者1076人の「今どき家事白書」』の再掲載です。

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LEE編集部 LEE Editors

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