ライター中沢明子のお気に入り★文化系通信

キラキラした音楽を届けてくれる、Awesome City Clubが初のフルアルバムをリリース!

 

はじめまして! 仕事している時間より、ライブや舞台や美術館に行ったり、本を読んだりしている時間のほうが長いのでは?と周囲から疑われている、ライターの中沢明子です。好きなものを勧めまくる病も発症しているため、いっそのこと、思う存分、個人的に勧めまくるコーナーを持っても良いよ、とLEE編集部からお許しをいただきましたので始めます、題して『ライター中沢明子のお気に入り★文化系通信』。

というわけで、第1回目はデビュー以来、私がずっと愛してやまない男女ツインボーカルのバンド、から始めたい!と思い、ニューアルバムの完成を首を長~くして待っていた次第です。ようやく(?)完成した作品が期待以上にすてきなアルバムだったので、喜び勇んで、メンバーに会いに行ってきました。撮影は全員揃って、インタビューはフロントマンのatagiさんとPORINさんにじっくりと。キラキラした音楽を届けてくれる新世代のバンド、Awesome City Club。もう知っている人も、まだ出会っていない人も、最新作『Catch The One』が毎日に輝きをもたらせてくれるはずです!

 

Awesome City Club
オーサムシティークラブ●左から、PORIN(Vo/Syn)、ユキエ(Dr)、モリシー(Gt/ Syn)、atagi(Vo/ Gt)、マツザカタクミ(Ba/ Syn/Rap)。略称は“ACC”。
2013年に結成。’14年にサポートメンバーだったPORINが正式加入。’15年にビクターエンタテインメントに新設されたレーベル「CONNECTONE」の第一弾新人アーティストとしてメジャーデビュー。ブラックミュージックなど、メンバーそれぞれのルーツをミックスしたスタイリッシュな音楽と存在感で注目を集める。さまざまなジャンルのクリエイター、ファッションブランドとのコラボレーションも活発で、新世代バンドの筆頭格として活躍の場を広げている。

 

ポジティブな気持ちをアルバムに詰め込みました。

――満を持してのフルアルバムのリリース、とても楽しみにしていました。このタイミングでフルアルバムをリリースした理由は後ほどお訊ねしたいと思いますが、まずは今回のアルバムのタイトル曲『Catch The One』についての思いをお聞かせください。いつにもまして、メロディも歌詞も、とてもポジティブな印象を持ちました。

atagi:今回はポジティブな心境を表現したいと思っていました。特にタイトル曲の『Catch The One』はアルバムの背骨となる曲。まとっているメッセージの根幹は、収録曲すべてに共通するものがありますが、端的にわかりやすく表現したつもりです。ちゃんとポジティブなメッセージが伝わっているなら、良かったです。

――キャッチしたいOneが誰なのか、何なのか。受け手が自分自身の大事なものを当てはめて聴ける曲ですね。そして、今回のアルバムは2018年の年末にリリースですから、2019年はこのアルバムの収録曲をライブなどでも聴き手と共有し、育てていくのだろうと思います。どんなふうに育てていきたいですか?

atagi:最近は、大人の感情を噛みしめられるライブにしたいと思っています。”楽しい、盛り上がる”のひとつ先は何だろう?と考えていました。僕はそんな気持ちで今回、曲を書いていたので、楽しく聴いて盛り上がっていただきつつ、奥に込めたメッセージもシズル感となって、聴く人の心にしっかり届くといいですね。

――シズル感……、受け手のひとりとしては、今までも十分に感じていましたが、より五感に訴えられるといいな、ということですか。

atagi:メッセージが強い曲は、ライブでかたちにするのが意外に難しかったりするんですよね。みんなでワーッ!と手が挙がっている光景がゴールなのか、お客さんがぐっとくるのがゴールなのか。あるいは、僕たちにはわからない、予測できない光景がゴールなのか。そのあたりを自分たちが考慮できるようになったら、さらにいいな、と思っています。

PORIN:『愛とからさわぎ』などは、もうライブの景色が想像できるんです。きっと、その場の熱量がぐんと上がると思う。お客さんと一緒にその熱を楽しみたいな、と思っています。

 

幸せを濁らせてはいけないと思う。

――それでいうと、今回は「ワーッと盛り上がる」曲が多めに感じました。

atagi:ああ、なるほど。僕は気にしていなかったですが、最終的にポジティブに解釈できる曲というのが共通点のアルバムなので、気分が上がる感じに仕上がった曲が多いかもしれません。

――なかでも、3曲目の『君はグランデ』の“幸せを無駄遣いしよう”というフレーズが印象に残りました。幸せは自分自身でかたちづくるもので、幸せになって悪いはずはないですが、社会のひずみのなかで今、厳しい状況にある人たちを思えば、幸せをアピールするのは後ろめたい、と感じる人もいる。そんなナイーブな気持ちを持っている人の肩を押してくれるフレーズだと思いました。

atagi:大人の意見だ(笑)。でも、僕が言いたかったのは、まさにそういうことです。何かと叩かれがちの空気がある昨今、他人の目を気にして、「いやいや、私なんて」と謙虚にふるまうのが美徳とされがち。でも、過剰な気遣いは、せっかくの幸せを濁らせてしまう気がする。幸せは人それぞれですけど、自分の幸せを遠慮することはない、と思う。その気持ちが“幸せを無駄遣いしよう”という言葉と結びつきました。

――2曲目の『SUNNY GIRL』は恋の歌ですが、LEE読者で子供のいる人がサビの部分を聴いたら、自分の子供が自然と思い浮かんで、しみじみと“ありふれた日々”の幸せをかみしめるかもしれません。

atagi:あ~、なるほど~。それはすごくうれしい感想だなあ。

PORIN:そんなふうに聴いてもらえたら、うれしいね。

――夫を見直して、忘れかけていた恋心を思い出す、という可能性ももちろん、ありますが。

PORIN:それはぜひとも、見直してください(笑)。

最新MVはライブバージョンの『Catch The One』!

 

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Writer Profile

中沢明子

ライター・出版ディレクター

Akiko Nakazawa

1969年、東京都生まれ。女性誌からビジネス誌まで幅広い媒体で執筆。LEE本誌では主にインタビュー記事を担当。著書に『埼玉化する日本』(イースト・プレス)『遠足型消費の時代』(朝日新聞出版)など。

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