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上紙夏花

のどにいい!これからの季節大活躍のかりんハニーを作ろう

  • 上紙夏花

2018.12.15

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風邪のひきはじめにピッタリ!

 

のどにいいと評判の果実、かりん。のど飴にも使われていて、なんとなく味は知っているけれど、私は果実の状態の“かりん”をよく知りませんでした。

 

以前、暮らしのヒントにもご登場いただいた、世田谷のパン教室Reveの、みのり先生が「夏花さん、かりんのはちみつ漬けがのどにいいのよ」と中でも貴重なかりんをおすそ分けしてくれました。

 

かりんには、抗菌・抗炎症作用のあるアミグダリンという成分のほか、風邪予防やひき初めに摂りたいのビタミンCも豊富に含まれています。ポリフェノールの一種で抗酸化作用のあるタンニンなど、ほかにもこの時期に強い味方になってくれる成分がたくさんあります。特に種には、咳止めに役立つ成分が含まれているという一説もあるので、ぜひ一緒に漬けてください。

 

 

こちらがみのり先生(@minopan)がInstagramに投稿されたかりんハニー。何が貴重なのかというと、無農薬栽培で育ったかりんを木になった状態のまま完熟させているものだということ。黒い斑点があったりしますが、無農薬栽培だからこそ、皮も種もすべて漬けられます。表面も洗わずに、キッチンペーパーで軽く拭き取る程度にしました。

 

はちみつをビッチリ詰めるのがポイント

 

何しろ手にしたのが初めてでしたから、何をどうしていいのかさっぱりわからず(笑)。想像していたよりも硬いことに、びっくり。カボチャくらい硬さでした。

 

2,3mm程度に薄くスライスして、煮沸消毒した便に詰めていきます。今回はオーガニックのはちみつを使用。はちみつ→かりん→はちみつ→かりんと交互に詰めていきます。このときにかりんがはちみつにしっかり埋まっていることが大事。空気に触れているとそこからカビたりするそうですので、気をつけましょう。

 

 

3、4日は常温に置いて、1日1回上下を逆さにして静かに混ぜます。ジワジワとかりんから水分が出てきますよ。その後、冷蔵庫保存にして、たまに少し揺するように混ぜます。2週間後からが飲み頃です。(もう少し早く飲めますが、のどのためには2週間からがいいみたいですよ)

 

 

身体が温まるお湯割りがおすすめですが、そのまま舐めてもいいし、トーストに塗って食べるのも美味しそう。牛乳と混ぜると分離してしまうのでご注意を。無農薬のものが手に入らないときは、皮を剥いて作ってみてください。本格的に寒くなる前に、かりんハニーを仕込んでみませんか?

 

 

 

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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