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相馬由子

5歳の娘が「初めての習い事」を選ぶまで

  • 相馬由子

2018.09.27

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最近の人気の習い事といえば、スイミングや英会話、幼児ならリトミックや体操などがありますよね。幼児期から複数の習い事を始めている家庭も多く、幼稚園・保育園の年中くらいになってくると、うちの子も何か習わせたほうがいいのかなと焦る、という声を周りのママ友からちらほら聞きます。我が家の娘は現在保育園の年長ですが、今年の春からバレエを習い始めました。

習い事を決めるきっかけや理由は、家庭によって様々だと思いますが、娘がバレエを始めるまでの経緯を、1つの例として、記事にまとめておこうと思います。

暇さえあれば1人でダンスを練習している娘

娘が通う保育園では、年少のクラスから、保育時間中に希望者のみ別料金で英語と体操を習うことができます。せっかく保育時間中にやってもらえるならと、娘もこの2つは年少から習っています。さらに、年中になると週に1回、スイミングに通わせてもらえます(これはクラス全員参加で料金は保育料に込み)。

というわけで、この3つで十分だろうと、あまり習い事については積極的に考えていませんでした。

しかし、ふと目にしたウェブサイトの記事で、子どもが我を忘れて夢中になっているものがあれば、親の方からさらなる情報や選択肢を子どもに与えてみるのがいいと書いてあるのを読んで、思い当たることがありました。

うちの娘が、アニメ『プリキュア』のエンディングのダンスを、何十回も録画を見ながら自力で振り付けを覚え、練習していたんです。ほんとに暇さえあれば踊っているという感じ。ダンスが好きというのは5歳児の女児としてはそれほど珍しいことではないのかもしれませんが、私自身もダンスを習っていた経験があり(大人になってから趣味でジャズダンスを習った経験あり)、ダンスの楽しさを少しは知っているので、「せっかくなら習いに行ってみたら」と娘に提案してみました。

見学に行ってみたら、娘のやりたいことがわかった

娘はどちらかというと引っ込みじあんのところがあり、最初は「ダンスを習うなんて恥ずかしい」と言ったのですが、見学に行くだけは無料だから行ってみようと誘い、まずは、近くのスポーツジムの中で行われていた、子ども向けのヒップホップダンスのレッスンを見学に行きました。行ってみると、それほど本格的というわけではないようで、初心者ばかり、初めて習うにはちょうどいいなと思いました。

しかし、その見学の帰り、娘が「私、ヒップホップよりバレエを習ってみたい」と言い出しました。バレエなんてどこで知ったのだろうと不思議に思いましたが、どうやらアニメで見て知ったようでした。

私はダンスと言えばヒップホップなどのストリートダンスの方が習いやすいかなと思っていたので、バレエは考えていなかったのですが、調べてみると、近隣にいくつかのバレエ教室がありました。そこで、いちばん近くて、徒歩で行ける教室に見学に行くことにしました。

優しい感じの先生で、雰囲気もあまり本気すぎなくてちょうど良さそう。娘本人も、やる気になっていたので、翌週お試しでレッスンを受けてみた後に、入会することにしました。

バレエを見ることも、親子共通の楽しみに

今では、毎週土曜日に楽しく通っています。

レッスンの後に、どんなことを習ったのか聞いて、家でやってみてもらうのですが、少しずつ進歩が見られ、体の柔軟性も増しているようです。少しずつでも上達して、長く続けられる趣味になればいいなと思っています。

ちなみに、この夏は、外国のプロのバレエ団による子ども向けのバレエ公演を娘と2人で見にいき、私自身もバレエを見る楽しさに目覚めました。バレエは「見る楽しさ」ももちろんあると思うので、今後、バレエを見ることも、親子の趣味として楽しめればいいなと思っています。

相馬由子 Yuko Soma

ライター

1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。

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