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上紙夏花

So-netが田舎体験サービスを提供する理由とは?

  • 上紙夏花

2018.08.31

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先週、So-netが提供する『いきつけの田舎 touch』での葉っぱの図鑑作り体験をご紹介しました。インターネットサービスプロバイダーであるSo-netが、なぜ田舎体験サービスを企画したのかを、ソニーネットワークコミュニケーションズのみなさんにインタビュー!この企画が果たす役割について迫ります。

 

大自然での体験を子どもに味わってほしい!

この企画の運営を担当しているお三方。(写真左から)ソニーネットワークコミュニケーションズの大隅直亮さん、壹岐まゆらさん、三田龍彦さんです。

『いきつけの田舎 touch』とは、子どもたちが本物の自然やその土地の暮らしに触れ、五感を使って遊びや学びを繰り返すことによって、生きる力を育むことを目的としています。その背景で、地方創生の役割も果たしているのだそうです。

 

この『いきつけの田舎 touch』を企画した大隅直亮さんは現在38歳。7歳と4歳の子をもつ2児のパパです。「〝自然に触れる遊び〟を我が子にも体験させたいと思ったことがきっかけとなりました。私は都会育ちです。自然に触れさせたいけれど、いったいどこへ連れて行けばいいのかわからなかったんですよね。いったいどこなら安全に遊べるのか? 果たしてそこが面白いのかどうか? 都会暮らしの親子が必要とする、安心して遊ばせることができる大自然がある場所を探して、相談したのが、三田でした」

 

三田龍彦さんはCSR活動として、2010年からソニーネットワークコミュニケーションズで取り組んでいる、森林整備活動を担当していました。その活動場所となっていたのが、長野県の佐久市。大隅さんと三田さんは森林整備活動で繋がった佐久市の人に『いきつけの田舎 touch』の企画を持ち込んだそうです。

 

「佐久市で、春は植林、夏は草刈り、秋は間伐、冬は地ごしらえをしています。この森林整備を通じて、地元の人たちと繋がっていたので、何かできるかもしれないと思いました」と三田さん。

 


「佐久市の市役所からも、たくさんの人に来てもらう方法はないかと相談されていました。ドラマで有名になった上田市や人気の軽井沢に比べるとそれほど知られていないのですが、とても環境のいいところなんです。佐久市にはコスモス街道という観光名所があります。毎年、ボランティアでコスモスを植えていた人たちが高齢化。アルバイトを雇いたかったけれど、お金がかけられない……という現実がありました。

 

それならば、コスモスを植える体験として募集したらどうかと思いついたんです! 予想以上に応募も多くて、これが大成功。観光名所を守る活動としてこの企画が役立ったんですね。来てくれた私たちのお客様は楽しんでくれて、地域の人たちも喜んでくれる。地域活性化のためのソリューションとしてもとても意味のある活動だと感じます」と大隅さんは語ります。

 

子どもたちには学びの場を提供し、地方創生も同時に叶えるというこの企画は素晴らしいですね!

 

次世代の子どもたちに必要なのは〝リアル体験〟

(写真真ん中)壹岐まゆらさんは男の子のママ。田舎育ちの自分と同じ体験を子どもにもさせたいと思っていたそう。

 

長男を連れて参加していた、壹岐(いき)さん。「都会暮らしの中で、自分が子どもの頃に田舎で体験した同じことをなかなかさせてあげられなかったんです。そして実は、今年の初めに、これまで自然のことを教えてくれていた、おじいちゃんが亡くなりまして……。この企画で案内人の方々に自然について教えてもらえることはとても貴重なんです。

 

山に入るにあたって、触るとかぶれてしまう木はどれだとか、どの蛇が毒をもっているのかとか……都会暮らしではわからないことを、地元の案内人さんが教えてくれます。そういう人たちと交流することが、とても重要だと思うんです」

 

壹岐さんと大隅さんの子どもたちは、『いきつけの田舎 touch』を経験して、普段の遊び方も変わってきたといいます。大隅さんのお子さんは、欲しいおもちゃを買うのではなくて段ボールで作ってみたり、創意工夫するようになったのだとか。自然の中で学んだことを通じて、自分で考えて行動するという〝生きる力〟が身についた証ですね。

 

「私たちはインターネットの会社なので、次世代の子どもたちにはリアル体験をたくさん積んでいろんなことを吸収し、リテラシーをもってインターネットを使いこなせる子どもたちになってほしいと思っています。どのライフステージでもインターネットが必要な時代なので、子どもの頃から生きる力をもって、インターネットを使ってほしいです。

 

また、この『いきつけの田舎 touch』の体験は日本の良さが詰まっているので、ゆくゆくは海外の人にも楽しんでもらえるようになればいいなと思っています」と大隅さん。

 

 

長野県内からの参加者も!

松本市在住の八木下泉さんファミリー。7歳長男くんは松の葉ずもうで優勝しました!

 

今回の葉っぱ図鑑を作るワークショップに参加していた八木下さんファミリーは同じ長野県は松本市からの参加でした。普段から自然に触れる機会はあっても、葉っぱのことをこれだけ深く学ぶということはなく、新しい観点で自然をとらえることができたと話します。「学ぶことはあまり好きじゃないと思っていたんですけど、夢中で楽しんでいました!」とママの泉さんは子どもたちの様子を振り返っていました。

 

ちなみにこの企画の告知はSo-net会員へのメールマガジン以外にも、FacebookInstagramでも行っているそうです。応募受付は先着順でリピーターの人も参加可能とのこと。ぜひみなさんも参加してみてくださいね!

 

いきつけの田舎 touch公式サイト

<9月の体験>

『八ヶ岳の七不思議「縞枯れ現象」を親子で観に行こう』(9月3日)

『ひまわりの収穫体験と地元素材の石けん作り』(9月9日)

『富士見町特産!赤いルバーブの摘み取りからジャム作り』(9月17日)

『高原野菜の収穫と青空レストランランチ』(9月23日)

『舞茸祭りで希少な原木舞茸を味わおう』(9月30日)

※参加費などの詳細は公式サイトをご参照ください。

 

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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