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高見澤恵美

子連れ旅のハードルを下げてくれる「箱根」旅、その4つの理由とは?【後編】「食事&子供ウケするアクティビティ」【箱根小涌園 天悠】

  • 高見澤恵美

2018.09.05

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前編に引き続き、旅慣れてない子持ちの、“子連れ旅=しんどい”を箱根で払拭するためのQ&Aをお届けします。

まずは旅のハイライト! 食について。


Q3:大人も子どもも満足して、思い出に残る食を堪能したい!

A3−1:「箱根小涌園 天悠」なら、五感で食を楽しめるメニューが勢揃い!

旅行でもっとも気になるもののひとつが、食ですよね。

今回泊まった宿、「箱根小涌園 天悠」では、夕・朝ともに「ダイニングはこね」で食事をいただいたのですが、
中央に配置されたオープンキッチンで料理する様子を感じられることができ、息子も大喜び!

香りや音、そして視覚でも食事を楽しめる臨場感あふれる空間に、大人も子どもも笑顔に!

ファミリーにうれしい半個室も充実。

オープンキッチンに大人も子どもも気分があがりつつ、ゆったりとした席で、のんびりと食事を楽しむことができます。

大人はこちら。旬の地素材を活かした色とりどりのフルコース。ドライアイスの演出により、ひんやりが持続するお造りの器などなど、視覚的にも楽しませていただきました!

4歳児にはこちらのキッズメニュー。とってもおいしかったようで、ほぼ完食!

翌朝は、窓の外に広がる美しい緑を眺めながら、朝食を。

洋朝食。息子も私も気に入ったのが、「スーパーフードの入った3種の自家製飲むサラダ」。パンもどれも美味。東京でもこの朝ごはんが食べたい!

和食膳、洋食膳、キッズ膳の中から選べます。

神奈川や静岡の食材をたっぷり使った和朝食。

色鮮やかな食事に、子どもも喜ぶ喜ぶ……。「あぁ、食事って目でも楽しむものなんだ……」と再認識。

キッズ朝食。

子連れ旅には、子どもでも食べられるものを選んであげられるビュッフェスタイルが気軽でよい……と思っていましたが、(不器用な親ゆえ)ごちゃごちゃに盛ったお皿にがっかりすることもしばしば。

盛り付けにもこだわり、視覚でも楽しめる食事は、大人も子どもも笑顔になる、記憶に残るものなんだなぁと改めて感じました。

A3−2:ランチは大人も子どももゆったりと過ごせるお蕎麦屋さんで

箱根のおすすめ食、2軒目は宿に泊まらずとも食べにいけるこちらのお店。

1日目のランチに訪れたお蕎麦屋さん、「箱根小涌園貴賓館」です。

子連れ外食はとにかく子どもも過ごしやすい空間で……と、都内ではファーストフードやファミレス、回転寿司を選ぶことが多いわが家。

お蕎麦屋さんは静かにしなきゃいけない……気がして、子連れにはハードル高めと敬遠していました。

ですが、先輩ママからの「子連れでも堪能できるよ」との助言に背中を押され、「箱根小涌園貴賓館」の「蕎麦貴賓館」へ。

 

  • 1918年(大正7年)、時代の男爵 藤田平太郎氏の別邸として建てられたという趣ある建物。国登録有形文化財建造物に指定されています。
  • 歴史を感じる建物に、4歳息子も興味津々。
  • 大正の時代に職人が一枚一枚手づくりしたという窓ガラスごしに、庭園を眺められます。

 

通されたのは、MAX6人までの部屋。広々としているため、子どもが少々はしゃいでも悪目立ちせず、隣のお部屋の若い女性たちのグループが(といっても、壁があるので見えない)楽しそうにおしゃべりする声も、遠く感じられました。

 

  • 久々の旅に、お蕎麦屋さん。ランチですが、奮発して大人はコースに!
  • 天ぷらも追加。
  • おろしたてのわさびを蕎麦と堪能できる幸せ。
  • 息子はこちら。
  • 私はヨモギ入りを。
  • もちろん蕎麦湯も。
  • デザートも美味。時間を忘れてゆったり、のんびりとくつろぎました。

 

都内のランチではありえないようなゆったりとした時間を過ごし、子連れ旅のしんどさをすっかり忘れてしまうほどでした。

 

ちなみに、週末のランチ時に予約なしで行ったため10~15分ほど待ったのですが、コレクションの美術品を展示してお蔵もあるので、息子も飽きずに楽しめました。

 

箱根旅なら、趣きある「箱根小涌園貴賓館」が穴場です!



Q4:やんちゃな子どもも満足するアクティビティは?

A4:箱根といえばココ!「箱根小涌園 ユネッサン」

子連れ旅では、やはり「思いっきり子どもを遊ばせたい!」とも思うもの。
今回、実は初めて足を運んだ「箱根小涌園 ユネッサン」は、その願いを叶えてくれる夢のスポットでした!

室内では、

名物コーヒー風呂に、酒風呂、緑茶風呂、ワイン風呂などなど、

新登場! アイスコーヒー風呂。

あらゆる飲み物風呂に浸かることができます。

いつも胃袋におさめている飲み物の中に浸かるという体験に、体だけでなく脳もリフレッシュ。

コーヒー風呂では、湯の中で「コーヒーください! お代わりください!」というとスタッフの人がコーヒーの湯をぶっかけてくれるという刺激的なイベントが行われていたのですが、まだコーヒーを飲めない4歳児も大興奮でした。

そして外にももちろんおすすめの温泉が!

子ども受け抜群! 水バッシャーンを楽しめる温泉「ボザッピィのジャングルジム」。

親も涼める! 洞窟風呂。

2018年8月31日(金)まで限定で「クラゲ観賞風呂」も! 温泉なのに水族館気分まで味わえて一石二鳥。

私が最も気に入ったのは、絶景を楽しめる全長40mの展望露天風呂。とにかくのんびり、ゆったり過ごしたい人向け。

目の前を走る電線のようなものがジップラインです。

今年の8月から、展望露天風呂の前を走るジップラインもスタートしているとのこと。よりエキサイティングな体験を求める人はぜひお試しを。

この日はジップラインはお休みでしたが、テスト走行する人を発見。

「箱根小涌園 ユネッサン」でたっぷり遊んだ後は、食事処へ。

おすすめは、「箱根小涌園 スイーツ&ベーカリー」。パンが評判と聞いて行ってみたのですが、美味でした。

1日目のお蕎麦屋さんに続き、魅力的なメニューを前についオーダーしすぎました。悔いなし。

プリンの見た目もなかなか好みでした。

クラゲ鑑賞風呂で盛り上がった後は、クラゲプリンを。プチプチ食感の海藻ビーズを使用しています。(2018年8月31日・金まで)

こちらのお店は、「箱根小涌園ユネッサン」に入場しなくても入れるそうなので、パン好きは足を運んでみてくださいね。


今回の旅は、

1日目:昼過ぎに箱根到着→「箱根小涌園貴賓館」でランチ→神社めぐり→チェックイン→宿で神社めぐりの続き→夕食→湯を楽しむ→寄木はがき作り→就寝

2日目:朝食→「箱根小涌園 ユネッサン」→「箱根小涌園 スイーツ&ベーカリー」→帰途に

という、1日目がのんびり&2日目はアクティブな日程で無理なく過ごせました。

「子どもがまったく温泉に浸かれなかった」「子ども好みのアクティビティばかりで親はグッタリ」「食事処も子どもに合わせて選んだらゆっくりできなかった」といった子連れ旅“あるある”から解放され、癒された土日でした。

 

子連れ旅へのさまざまな苦手意識を克服できる箱根旅……ぜひ参考にしてください!

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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