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上紙夏花

アーティスティックで実用的!セミオーダーのハンドメイドバッグに出合う

  • 上紙夏花

2018.08.12

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〝私だけのバッグ〟に出合う感動!

女性にとって〝バッグ〟は特別な存在ですよね。自分へのご褒美としてお迎えしたり、おばあちゃんやお母さんから譲り受けたものがあったり。はたまた、夫の罪滅ぼしとしてプレゼントしてもらったバッグがあったりなんかして(⁉)……。

 

これまでにも一目惚れしたバッグはたくさんあったのですが、一瞬で心奪われる「運命の出合い!」は突然訪れました。ネットで見つけたのですが、見た瞬間ズキュンと心を打ちぬかれたのです。「ああ、早く本物に会いたい!」とまるでアイドルの追っかけのような気持ち。ちょうど東京を離れていた時期で、なかなか展示会に行けず、数年間はブランドのブログを眺めてはうっとりする日々でした。

心奪われたそのバッグが、こちら。〝tortoago(トルトアーゴ)〟さんのフリルポシェットです。フリル部分も革ということにまず驚き! 布とは違ってしっかり立ち上がりが出てファッションの一部として活躍してくれます。この美しいフリルはハンドメイドならでは。ブランド名のトルトアーゴはイタリア語で、糸と針を意味します。デザイナーであり職人の大久航さんがひとりで全工程をハンドメイドで仕上げる、入魂のバッグなのです。バッグが納品されるときに同梱されている、大久さんからのお手紙にも感激します。美しい文字と文面からも丁寧にひとつひとつ、使う人のことを想って製作しているのがひしひしと伝わってくるんです。気持ちのこもったセミオーダーのバッグを長く愛用していきたいと思います。

このフリルポシェットはチェーンを付け替えることができ、長さを調節して、クラッチ・ハンドバッグ・ショルダーバッグと3wayで楽しめるのも魅力のひとつ。本体の革の色を自由に選べる上、フリルもバイカラーにできたりと、自由度が高い分、他人と被る心配がありません。職人の大久さんは「基本的に、まったく同じバッグは作れないと思ってください」と過去の作品を参考商品として見せてくれます。同じ色の革がずっとあるとも限らないし、大久さんの技術とアイデアもどんどん進化しているので、唯一無二のハンドメイドバッグに仕上がるのでしょう。ワクワクしますよね!!

ハンドバッグにするとこんな感じです。チェーンを一重にして斜め掛けショルダーにもできます。

 

 

もうひとつのアイコン的デザイン、フェザーバッグ

tortoagoの人気者のもうひとつが〝フェザーバッグ〟。丁寧にハンドカットされた革製の羽根がゆらゆらと揺れる、楽しく美しいバッグです。巾着タイプになっていますが、底面が丸いものと、平たいタイプがあります。私が選んだのは、底面が丸いもの。今使っている財布は少し長めの19cmなのですが、すっぽり入ります。一般的な長財布(20cm)なら、平たいタイプを選ぶと底面に横向きに入ります。見た目よりもたくさん入るし、革なのに軽い!というバッグとしての機能性も抜群です。

 

私がオーダーしたのはこちら。底面は丸いものです。シンプルな装いに華を添えてくれます。

フェザーバッグも本体の色、羽根の色バリエーションが選べます。このバッグを持っていると「どこのバッグ?素敵!」と声をかけられることが多いんですよね。おひとりで作られているので、オーダーしてから少し待ちますが、自分だけのバッグは待っている時間すらワクワクします。

 

こちらが底面が平たいタイプ。長財布もしっかり入ります。

バランスを見ながら、ハンドカットされた羽根たち。まさに職人技ですね!

 

2018新作はストライプトート

 

さわやかなストライプトートが今年の新作です。一見、プリントかと思いますが、色の違う革を張り合わせてストライプ柄を作っています。なので、このストライプも色が選べます!展示会にはこのトートの色決めのための塗り絵が置いてありました。私は永遠に悩んでしまいそうだったので、サンプルから選んで、下の写真右のブルー×ブラック×イエローをオーダー。

 

大きいサイズは特に、男女兼用しやすいので主人と一緒に使ってみようと思います。長年使っていくことで、味が出てくるでしょうね。経年変化も楽しみです。……って、まだ手元に届いてもないのに、そんな後のことまで想像してしまうバッグって、やっぱりスゴイ(笑)。

 

近々、ファッションブランド『Ⅿ』とのコラボイベントがあるそうで、ここでもtortoagoのバッグがオーダーできます。お近くの方はぜひ遊びに行ってみてくださいね。詳しい情報はtortoagoのinstagramにて発表されるそうですので、チェックしてください!

8月31日(金)~9月17日(月)13:00~19:30※営業は金・土・日・月

場所:東京都千代田区外神田2-16-2 302(神田明神の鳥居をくぐり、境内を横切ります)

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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