LIFE

わが家でいらなくなっても、捨てずに社会貢献!

髪の毛、余った外貨・・・こんな意外なものも社会貢献に活かせます!/“まだ使えるもの”の活かし先

  • LEE編集部

2018.07.20

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LEE8月号では、「捨てる」とも「売る」とも違う、必要なくなったものの新しい“活かし方”を紹介しています。
今回は、「まさかこんなアイテムが?」と思うようなものも、どこかで誰かの役に立つものなんです! これからは「捨てる前に寄付先確認」を心がけたいですね。

髪の毛が医療用ウィッグに変身

NPO法人Japan Hair Donation & Charity
https://www.jhdac.org/

女優やモデルにも賛同者の多い活動。参加した人のSNSなどで知っている人も多いかも。病気などで髪の毛を失い、ウィッグを必要としている18歳以下の子どもたちのために、ウィッグの原料となる「髪の毛」を提供するもの。自宅でカットした髪を送ることもできますが、賛同サロンを利用すると、指定された形で送れるようにカットしてもらえます。送られた髪の毛は団体で選別・加工され、ウィッグに生まれ変わります。

実際、どう寄付すれば?

自宅やサロンなどでカットした髪(31㎝以上)を指定された形に束ね、ヘアドナーシートなどと一緒に団体に送付。

使用済みてんぷら油を石けんや燃料、肥料などにリサイクル

TOKYO油田2017
https://www.tokyoyuden.jp/

処理に手間がかかる使い終わったてんぷら油。その油が、車の燃料になるんです! 廃食油を使った軽油の代替燃料VDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)は黒煙が軽油の1/3以下しか出ない、とてもクリーンなエネルギー。また、燃料以外にも昔ながらの石けんに加工されたり、肥料や飼料、塗料用の基油に再利用されます。『TOKYO油田2017』の回収ステーションがあるのは東京を中心とする関東近郊のみですが、自治体で独自に使用済み食用油の回収を行っていることも。

実際、どう寄付すれば?

調理後冷ました油を元の容器かペットボトルに移し、近くの回収ステーションへ持参。

海外旅行で余った外貨がユニセフの活動資金に

ユニセフ外国コイン募金
https://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_coin.html

©日本ユニセフ協会

海外旅行のために両替すると、どうしてもコインが余りがち。また行く予定があれば持っておいてもいいですが、そのまま忘れてしまうこともありますよね。そんな外国コインを募金してユニセフの活動資金にしてもらうという方法が。主要空港なら税関検査場に募金箱が設置されているので、帰国したらそのまま募金するのを習慣にしてみても。楽しかった旅行がいい気分で締めくくれそう。

実際、どう寄付すれば?

成田、羽田、関西、中部など日本の主要空港にある募金箱に。三井住友銀行やJTBグループの店舗にも募金箱が設置されています。日本ユニセフ協会に直接送付する方法もあり。


使用済みトナー&インクカートリッジで国際協力活動に貢献

NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
https://www.shaplaneer.org/sutenai/ink/

南アジアの貧しい人々の生活向上に取り組むNPO・シャプラニールが気軽な国際協力として推奨するのが「ステナイ生活」。不用品を捨てずに社会貢献に活かすというものです。プリンターを使うと、どんどん出てくる使用済みトナーやインクカートリッジも、国内の専門業者に換金してもらうことで活動資金になるのだそう。ほかにも、本やハガキ、切手、珍しいところではトレーディングカードや金券、外貨紙幣なども「ステナイ生活」の対象に。

実際、どう寄付すれば?

インクカートリッジの場合は30~50個を目安にまとめて梱包し、シャプラニールのサイトから無料集荷を依頼。

隙間時間にネットで漢字&英単語のクイズに答えるだけで寄付に!

Happy Rice
http://happyrice.jp/

NPO法人が教育向上と飢餓救済を目的として立ち上げたサイト。漢字検定1~8級レベルの漢字の問題に答えると、正解するごとにお米が寄付されていくというもの。スマホにも対応し、今年3月には英単語版もオープン。空き時間に漢字や英単語の勉強をしながら社会貢献もできるなんて一石二鳥! わが子の勉強に使わせてもいいかも。

実際、どう寄付すれば?

空いた時間に『Happy Rice』にアクセスして、問題を解けば正解1問あたり50粒のお米が国連WFPを通じて寄付されます。寄付のための資金は、サイト内のバナー広告のクリックでまかなわれるそうなので、寄付を考えるなら広告クリックもしておきたいところ。

余ったポイントを寄付できる!

Tポイント募金
http://tsite.jp/donation/

普段のお買い物やネット通販などでどんどんたまっていくTポイント。その使い方のひとつとして「ポイントの寄付」があるんです。募金先は海外支援や自然保護から、ほかにないニッチな活動の支援まで多岐にわたり、サイトで一覧できます。Tサイトにログインさえすれば、1ポイント単位でワンクリックで募金できる手軽さもうれしいところ。

実際、どう寄付すれば?

Tサイト内の『Tポイント募金』のページにアクセス。自分が寄付したいテーマを選び、ログインをすれば、1ポイントから1ポイント単位で寄付が可能。

楽天クラッチ募金
https://corp.rakuten.co.jp/donation/

『楽天市場』でおなじみの楽天も、社会貢献活動として募金を行っています。こちらも楽天スーパーポイントを利用しての募金が可能。募金ができるプロジェクトはそのときによって異なり、災害時などは支援のためのプロジェクトが立ち上がることも。

実際、どう寄付すれば?

『楽天クラッチ募金』のサイトにアクセス。「受付中の募金一覧」から自分が寄付したいプロジェクトを選択し、方法を選びます。楽天スーパーポイントのほか、クレジットカードを使っても寄付できます。


イラストレーション/ヤマグチカヨ 取材・文/古川はる香
※2018年7/6発売LEE8月号「“まだ使えるもの”の活かし先」

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LEE編集部 LEE Editors

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