河崎環

親の夏休み推薦図書!『最強の子育て』を読む【ママの詫び状 第9回】

夏休みが来る……けど

子供の夏休みを前に親が憂鬱になるなんて、やっぱり日本ってちょっとおかしい。

「ふと気づいたらもう7月よ。ここから9月まで、毎日お昼ご飯作って宿題させて、どこか連れて行って……夏休み明けまで解放されないわ」(小4生と幼稚園生の母)

「うちは幼稚園だけど、お受験する子たちは夏期講習で忙しそう。でもかえって『やることがあっていいなぁ』なんて思うのよね。40日以上も、子供と毎日どう過ごそう……? 遊びも行く場所も、ネタが尽きちゃうよね」(幼稚園年長・年少生の母)

「うちの子は中学受験するから、この夏が天王山よ。毎日の塾弁作りと集団塾への送り迎え、もちろんお盆休みにも個別教室と志望校対策ゼミが入ってる。一息もつけない! 私痩せるかも(笑)」(小6生の母)

——「河崎さんのところはお子さんたちがもう大きいし、愛する息子さんの中学受験も終わったから、すっかり自由ですよね〜」と若いママ友たちに話を振られて、「そんなこともないんですよ……」と思わず頭を抱えてしまった私である。

上の子の出産以来、20年以上も子育てをしてきて、私はとにかくずっと「学校」に忙しかった気がする。目も覚めるような優秀極まりない子供に恵まれてみたかったけれどそんなわけはなく、節目節目の受験やその準備、学校選び、入学してからも学校のペースに遅れない努力、(子供が学校に日々”ご迷惑”をおかけしているという自覚のもと)PTA役員を務めるなどして学校に恩返し。2箇所の海外赴任先では日本以上の言語的・文化的プレッシャー下で同じことを子供2人分行い、「教育サバイバル」してきた。物書きとしては子育てや教育現場はネタの宝庫だし、たくさんの人にも物事にも触れて刺激的な反面、やっぱり忙しかった。

上のしっかり娘は、さすがに大学4年生なので親は衣食住のテキトーな提供以外完全にハンズフリー。でも中1の息子にはなんだかんだ日々お弁当を作っていて、とにかく毎日制服や体操着をせっせと洗濯している。デキがよろしいとは言い難い息子の中間・期末試験のたびに親の血管がぶっちぎれ、身長もグングン伸びて「かさばる」息子が夏休みじゅう家で自堕落に過ごすのが鬱陶しいので、母は夏のキャンプや部活動スケジュールを入れて家から放り出す。進学モードの学校は学校による夏期講習や夏の課題も多いので、その辺のスケジュール感も親がさりげなく把握し、来たるべき夏休み最後のカオスに向けて心の準備をする。

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Writer Profile

河崎環

フリーライター/コラムニスト

Tamaki Kawasaki

慶應義塾大学在学中に子供を授かり学生結婚後、子育てに従事。夫の海外駐在による欧州暮らしを経て帰国後、Webメディア、新聞雑誌、テレビ・ラジオなどに寄稿・出演多数。政府広報誌や行政白書にも参加する。子どもは、21歳の長女、11歳の長男の2人。著書に『女子の生き様は顔に出る』。

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