藤原千秋

家事をする主婦が抱く、「ラクすることへの罪悪感」を、ちょっと紐解いてみた。

家事は『「面倒臭い」「でも、ちゃんとしたい」』

先日、といっても、もう先月になってしまいましたがLEE本誌7月号の『LEE読者1076人の「今どき家事白書」』という特集で、コメントや対談をさせていただきました。もう記事はご覧いただいているでしょうか(まだ電子版は売っています *編集部注)。盛りだくさんなアンケート内容、その結果には、皆さん共感しきりだったのでは。

特集の「まとめ」として、アンケート結果を受け、ジャーナリストの治部れんげさんと、フリーライター、コラムニストの河崎環さんと3人でお話をさせていただくなかで、「家事」に対して多くの方が『「面倒臭い」「でも、ちゃんとしたい」』という辛い、相反する思いを抱いていらっしゃるらしいことが大きなテーマとなりました。

3人で話した化学反応込みの着地点については本誌をご覧いただくとして、お話しているなかでも、個人的にここが鍵だなあと思っていたのが「罪悪感」というワードでした。家事を、子育てを、主婦業を「ラク」するということに対しての「罪悪感」です。

「ラク家事」なんて言葉は流行っていても

でもちょっと不思議だなあとも思うんですよね……。雑誌や書籍、ウェブメディアでも企画立ての時に必ずと言っていいほど「ラク」とか「ゆる」とかいう接頭辞を「家事」に付けたがられる(!)傾向は、ここ10年ぐらいずっとなんです。ニーズはある。ラクにやりたい、家事を。ゆるく取り組みたい、家事を。

でも「ちゃんとしたい」思いも、捨てがたい。が、ために、「ラクしてもちゃんと」「ゆるくてもちゃんと」みたいなことになり、書いてあることは「ちゃんとする方法」でしかなく、「私、ゆる家事してます!」という方のお宅は「ここはモデルルームかな?」くらいの美しさだったりする。

「ゆる? 嘘こけ!」と、読者の方も心のなかで思ったりしているのではないでしょうか……。あるいは「あれでゆるいなら、この自分がやってる家事は何?」と子どものおもちゃが撒き散らされ、ホコリが溜まった部屋、洗い終わってないお皿が載ったままのテーブルで缶ビールを開けながら自嘲してしまったり……。

私、本当は、ラク家事とか、ゆる家事とか、誰しも好んで「したい」わけじゃないんじゃないかな、と思ったりしてしまったり、して、しまうんですよね……。違うな。うーん、家事「負担」はもっと減らしたい。実際大変だから。時間もないから、賢い時短家事なんかも、したい。すべき。

でも「ラク家事してるでしょ?」とか「ゆる家事してるんだよね」と、ゆめゆめ他人から言われたくはない!

ラクしてると思われたくない!
「ラク?! そんなわけない! 家事は大変なんだから!」とは、(対外的に)やっぱり言いたい。

(本音で)もっとラクにはなりたいけど、大変だねと労られたい。

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Writer Profile

藤原千秋

住宅アドバイザー・コラムニスト

Chiaki Fujiwara

1974年栃木県生まれ。住宅ライター・アドバイザー&コラムニスト。家族は夫と娘14歳、娘10歳、娘6歳。毎日5キロ歩いてます。

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