30代から知っておきたい「乳がん」のこと

【乳がん体験談】若年性乳がん・・・気になるお金のこと、仕事のこと

セカンドオピニオンへ。実は難しい乳がんの確定診断

主治医への不信感が募り、セカンドオピニオンを取るために別のクリニックへ

「そちらの先生は『どうしてここまで放っておいたんですか』と。すぐに乳がんが確定されました。当時は、なぜこんなことになってしまったのだろうと思ったのですが、その後いろいろと調べるうちに、乳がんの診断は複雑で、難しいものだと知りました。非浸潤がん、特殊型、判断しづらい形状など100人いたら100通りの形状がある。それだけ、乳がんは難しい病気なのだと思います」

確定時には、腫瘍は直径約6㎝、リンパ節にも4㎝の転移が。乳がんの進行度を表すステージはⅢa期と、かなり進行していました。

「普通ならば、リンパ節まで一緒に、乳房の全摘手術を受けるところなのでしょうが、私はまだ34歳で、今の夫と婚約中。最初に診てくれた先生が責任を感じて、当時はまだ少なかった、ネオ・アジュバント(術前補助化学療法)という治療をしている大きな病院を紹介してくれました。手術前に抗がん剤治療を行い、できるだけ腫瘍を小さくしてから、様子を見て手術をするという治療方針が決まりました」

家族や婚約者へは、どのように報告したのでしょうか?

「北海道出身で母親は北海道にいたので、電話で報告はしましたが、なかなか力になってもらうのは難しかったですね。姉は乳がん経験者の友人がいて知識があったので、相談に乗ってくれました。
婚約中だった夫と夫の家族にも、すぐに話しました。夫は、どうしたらいいかわからない様子だったのですが、夫のお母さんがとても力になってくれて。一人暮らしで大変だったので、抗がん剤治療中は夫の実家から通院し、寝泊まりさせてもらいました」

確定診断が出た約1週間後には、早速抗がん剤治療を開始。まずは3週間に1回、アドリアマイシンという赤い液体の抗がん剤を投与し、4クール続けることに。

「投与してから一昼夜は吐き気と嘔吐がものすごくて。髪はどんどん抜けるし、顔のむくみ、血豆ができたように爪が黒く変色するという副作用もありました。
それでもなんとか続けると、2クール目ぐらいに腫瘍に変化が見られました。触ってみると、これまでとまったく違う感触で、小さく、柔らかくなってたんです。結果が出るとうれしくて、だんだん気持ちも前向きになりましたね

その後、別の種類の抗がん剤も4クール行い、結果的に、抗がん剤治療だけで腫瘍はほぼなくなったのだそう!

「念のため切ってがんの状態を確認する手術だけを行い、全摘はせずに済みました。命のためなら全摘も仕方ないとは思っていたけれど、これから結婚するタイミングだったので、乳房を温存できて本当によかったなと。治療後すぐに結婚して、無事に娘を授かることができたのは、とても幸運だったなと思いますね」

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LEE編集部

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